エディブルフラワー フルーツタルト「ピエール・ガニェール」

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

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食べられるお花

ANAインターコンチネンタルホテル東京の
2階にある「ピエール・ガニェール
パン・エ・ガトー」のフルーツタルトです。

 

フルーツタルトは、どこのお店のものでも
美しいものですが、このフルーツタルトには
果物以外に、黄色いお花がのっています。

 

何のお花かはよくわかりませんが
これはいわゆる「食べられるお花」の
「エディブルフラワー」ですね。

 

「エディブルフラワー」とは、お花屋さんに
ある、飾るためのお花ではなく、食べるため
のお花のこと。

 

「edible(食べられる)」+「flower(花)」
というわけですね。

 

 

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むやみにお花を食べるのは  NG!です

現在、スーパーマーケットなどで売られている
エディプルフラワーは、野菜などと同じよう
に、食べることを前提としたものです。

 

農林水産省のガイドラインに基づいて
農薬や化学農薬を使用しないで栽培
しているのです。

 

それに対して鑑賞用の花の場合は、農薬の制限
がありませんので、有害な農薬を使用している
こともありますので、食用には適しません。

 

 

食べられるお花の一種「菜花」

 

 

例えば、観賞用の鉢植えのお花を自宅で育て
つぼみができ、花が咲いた場合でも、すでに
農薬が投与されていることも考えられますの
決して食用にはしないほうがよいでしょう。

 

それなら自分でタネから育てて、という方は
エディブルフラワー用のタネや苗があります
ので、挑戦してみるのも楽しそうですね。

 

また農薬の問題だけではなく、花自身に
有毒物質を含んでいるものもあります
ので注意が必要です。

 

アジサイ、アネモネ、オダマキ、クレマチス、
クリスマスローズ、桔梗、スイセン、ヒガン
バナ等には毒がありますので、気をつけて。

 

 

 

 

 

昔から、世界中で食べられてきたお花

世界各地でエディブルフラワーを使った
お料理が作られていますが、ヨーロッパ、
なかでもオランダは特に多いそうです。

 

日本では、「エディブルフラワー」とは
呼んできませんでしたが、昔から「菜の花」
や「食用菊」、「シソの花」などが食用に
されてきました。

 

桜の塩漬けは、桜餅や桜湯などに
使われてきたように、昔から美しい
お花を食用にも楽しんていたようです。

 

中国、東南アジア、ヨーロッパでも
数百年前から食用として親しまれてきたと
いいますので、どの国も思いは同じですね。

 

 

イタリアの菜花「チーマディラーバ」

 

 

 

エディブルフラワーはどんな風に作られる?

エディブルフラワーを栽培する環境
としては、以下の4つがあります。

1 畑などで栽培する「露地栽培」

2 農業用ハウスの中で栽培する「ハウス栽培」

3 ハウスの中で植物に水分を栄養分
 を供給して栽培する「水耕栽培」、

4 植物工場と呼ばれる建物の中に植
 物栽培ユニットを設置し、人為的に
 温度等を管理した「植物工場栽培」

 

 

食用として売られている「ズッキーニの花」

 

 

 

愛知県豊橋市が日本一の生産地

エディブルフラワーは、日本各地で作られ
ていますが、中でも国内生産の9割近くを
占めているのが愛知県豊橋市です。

 

豊橋市は、1967(昭和42)年にサクラ
ソウの栽培を始めましたが、最初は
全く相手にされなかったそうです。

 

ところが、1988(昭和63)年頃に起きた
食用花ブームをのがすことなく、素早く
対応をしたことにより、売り上げが上昇。

 

今では、年間を通して20種類以上もの
エディブルフラワー を出荷するまでに
なったということです。

 

 

 

 

 

2種類の「エディブルフラワー」

食べられるエディブルフラワーには、今日
のケーキに使用している「生花」と「ドライ
エディブルフラワー」の2種類があります。

 

この「ドライエディブルフラワー(乾燥
食用花)」の中にも、「押し花タイプ」と
「自然乾燥タイプ」の2種類があるそう。

 

「生花」ですと普通は、3〜7日しか保ち
ませんが、「ドライエディブルフラワー」
の場合は1年間ほどの長期保存も可能です。

 

 

これはうちで育ったサラダ菜の花なの
ですが、食べられるのでしょうか?

 

 

 

保存方法

生花のエディブルフラワーの保存で
最も重要なことは乾燥を防ぐことです
ので、お花は保存容器に密閉します。

 

それを、直射日光や高温多湿を避け
て涼しい所、冷蔵庫の野菜室などで
保管するのがいいようです。

 

お花ですのでお水を、と思いがちですが
花びらにしみてしまう可能性があるので
水は直接花びらにかけないでください。

 

乾燥してきたような時は、湿度を与える
程度に霧吹きを1度与えてみましょう。
保存期間は、3日から7日くらいを目安に。

 

 

 

 

 

メジャーなエディブルフラワー

現在、市場に流通しているエディブル
フラワーの種類はたくさんあります。

 

写真が小さくて申し訳ないのですが
上の段(左から)

 

ハイビスカス、ハマナス、プリムラジュリアン、
パンジー、バーベナ、ビオラ、

 


(写真/「エディブルフラワー
専門店HanaLabo(ハナラボ) 」)

 

下の段(左から)

ひまわり、プリムラ、フロックス、
ベゴニア、ペチュニア、ペンタス、

 

これ以外にも
アリッサム、カーネーション、カレンジュラ、、
コーンフラワー、サイネリア、キンギョソウ、
デージー、ナスタチューム、ナデシコ、菊、
マリーゴールド、ローズ
等々があります。

 

 

ピエール・ガニェールの「フルーツタルト」に
のっている黄色い花は「キンギョソウ」でしょうか?

 

 

 

栄養もあるエディブルフラワー

こエディブルフラワーは美しいだけでは
なく、意外なことに栄養も含まれるそう、
と書いて思いましたが、意外ではないの
かも、お野菜のようなものですからね。

 

バラ、プリムラ、パンジーなどはビタ
ミンCが、カレンジュラ、ナスタチウム
は、Aカロテンが多く含まれています。

 

といいましても、エディブルフラワーは
一度に食べる量は、お野菜に比べるとわず
かなもので、あくまでも彩り程度ですが。

 

 

お味の方は、私はそんなに多くの
エディブルフラワーを試したことが
ないので正直、よくわかりませんが、

 

 

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一般的に思われている「苦いイメージ」は
ハズレで、むしろスッーとした爽快感に近
く、中にはスパイスっぽいものもあるよう。

 

最後に、私の極個人的な感想ですがエディ
ブルフラワーは、ホールタイプ丸ごとの
ケーキに使用するのが超々オススメです。

 

エディブルフラワーだけで、めちゃめちゃ
センスのよいケーキができること請け合い!
(作ってみたいなぁ……)

 




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