「うさぎ」 溜池山王駅(南北線)アート12

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

120616tame

 

 

今日の狂言の肩衣は子ども用

南北線の溜池山王駅アートの
御紹介も今日で12回目です。
12回目の今日は、真っ赤なお目々
のかわいいうさぎさん。

 

これも溜池山王駅駅アートには
多く登場している狂言の装束で
「三つ兎文様肩衣」というものです。
東京の野村万蔵家の所蔵。

 

ただ今回の肩衣は、大人のものではなく
子ども用で、小ぶりに出来ているそうです。

 

狂言の肩衣の模様というのは、着用した場合
この三つの兎が背中の部分になります。

 

 

141-b(写真/「日本風俗博物館」)

 

 

 

右のうさぎの左耳の先はどうなっているのでしょう? 

三つのうさぎがそれぞれ違った形
をしていて、おもしろいですね。

 

ところで、手前の右の後ろ向きのうさぎの
向かって左耳の先がないのはどうしてなのでしょう?
まさか、真ん中のうさぎに踏まれている、
ということを表現しているとも思えませんし……。

 

今思ったのですが、もしかしたらホントにそうなの?
それで、左のうさぎが、ちょっと笑ったような感じ
に見えるの?、と思わず素になってしまいました。

 

 

 

 

 

なんといってもうさぎは可愛い!

赤ちゃん・子ども用品に限らず、ちょっとした
イラストや、家紋から兜(!)にいたるまで、

 

もうあちらこちらで、うさぎは引っ張りだこ。
かわいいですからね(デレ〜)。

 

と、どこにでもあるうさぎ模様ですが
こんなちょっと渋めのうさぎを発見。

 

 

fedf835f702ffefdfb55c2f166cbfece(写真/「タイガーのFun-loving Way of life」)

 

 

飛騨高山の陣屋跡にあったそうです。
柱にうさぎの紋がついています。

 

手の爪っぽいものが、ちょっとおかしいですが。
柱自体がかなり太くて立派なもののようですね。

 

ブログを書いている方は、高山は金森氏が
治めていたことから「金森氏の家紋?」
と書いていらっしゃいました。

 

 

 

金森氏の家紋は「裏梅鉢」

ですが金森氏の家紋は裏梅鉢という家紋です。

 

 

金森氏の家紋「裏梅鉢」

 

上の写真は表紋で
副紋はこちらの「桔梗花」。

 

 

bd486d8a金森氏の副家紋「桔梗花」

 

 

ということですので、このうさぎは
金森氏の家紋ではなさそうですね。

 

 

 

 うさぎ紋のついた着物がほしい

自分の家の紋でなくても、うさぎ紋は
かわいいので使いたくなってしまいます。

 

私は、着物につける紋にうさぎ模様をつけたい
ものだと、ずっ〜と以前から思っているのですが
残念ながら未だに実行していません。
死んでしまう前に、絶対に作りたいです!

 

なお、こんなふうに自分の家の紋でない
ものをつけるのを「しゃれ紋」などと
言って、昔の人は使用したそうですよ。

 

 

 

 

 

うさぎのついたすっごい兜があるのだ!

実は、先ほどから思い出そうとしているのですが
なかなか思い出せないものがあります。

 

どこかの展覧会で見たものです。
うさぎと月のついた、すっごいインパクト
のある兜を見たことがあります。

 

そんなに前ではなかったと思う
のですが、思い出せません。
もちろん、有名な武将のものだったと思うのですが。

 

 

 

これもすごいウサギの兜

これは、土佐山内家宝物資料館の
「兎耳形兜(うさぎみみなりのかぶと)」です。

 

 

kabuto「兎耳形兜」(写真/「土佐山内家宝物資料館」)

 

 

山内4代藩主の豊昌の時代に作られた「かわり兜」。
この兜のうさぎの耳が折れている形というのは
全国的に見ても珍しいものだそうです。

 

でも、私が言っているのは違うのですよね。
もっと、もっと奇抜で、兜としてはありえない
のでは?、という兜なのですが……。

 

う〜ん、思い出せません。
思い出したら、ブログで書いちゃうからね!
待っててね。

 




スポンサードリンク



コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください