「スナックエンドウ」ではなく「スナップエンドウ」

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140429sunappuendou

 

 

「スナップエンドウ」or「スナックエンドウ」?

私は、エンドウ豆を栽培するのも食べる方も
大好きですが、なかでも今日、御紹介する
「スナップエンドウ」は特に好きです。

 

「スナップエンドウ」は1970年代に
アメリカから来た新野菜なのだそうです。

 

140429sunappuendou430ぷっくりとした「スナップエンドウ」

 

 

この大好きな「スナップエンドウ」
ですが、「スナックエンドウ」とも
言ったりしてしますよね?

 

本当はどっちなの?、
あるいは別の種類なのでしょうか。

 

と思っていましたら、農林水産省が1983年に
「スナップエンドウ」に統一すると決めた
ということですので、現在の正式名称は
「スナップエンドウ」ということになりますね。

 

農林水産省はこの他にも、名前がいくつかある
紛らわしい野菜の名称を一つに統一しています。

 

 

 

名前を統一した野菜たち

たとえばこのような野菜がそうです。

 

「チョウセンアザミ」 → 「アーティチョーク」

 

imagesアーティチョーク

 

 

「ウォータークレソン」
「ウォータークレス」 → 「クレソン」
「ミズガラシ」

 

kuresonクレソン(写真/「カワチのクレソン」)

 

 

 

「フローレンスフェンネル」 → 「フェンネル」
「イタリーウイキョウ」

Fennel16m

 

フェンネル(写真/「旬の食材百科」)

 

 

などなどです。
(「東京ガス 食の生活110番」)

 

 

 

「ゴーヤ」は「ニガウリ」より優勢かも?

ここにあげた3つの野菜に関しては
何となくわかるのですが、一つ
不思議だと思ったものもあります。

 

それは「ソルレイシ」と「ゴーヤ」が
「ニガウリ」に統一されたと書いてあること。

 

 

「ニガウリ」に統一された「ゴーヤ」

 

 

たしかに「ニガウリ」はよく聞きますが
それ以上に「ゴーヤ」と呼ぶことの方が
私には圧倒的に多いようにも感じるのですが。

 

このブログでもしばしば「ゴーヤ」を
取り上げていますが、一度も「ニガウリ」
とは書きませんでしたし。

 

このようなものは一応、統一はしても
結局人々がそれをどのように呼ぶように
なるかはわかりません。

 

 

あっという間に緑色から
黄色になってしまった「ゴーヤ」
じゃなかった「ニガウリ」

 

 

何十年間のあとでは、統一して決めた名前
ではない方が普通になっている、という
こともあるのかもしれませんね。

 

言葉は生きていますからね。

 

 

「ニガウリ」でつくったネズミ風のもの?

 




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