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「ジュノエスクベーグル」
東京ミッドタウンの24時間営業のスーパーマーケット
プレッセプレミアムで買ったベーグルです。
本社は1943年創業で、高松市にあるという
常磐産業株式会社の「JUNOESQUE BAGEL
(ジュノエスクベーグル)」。
このベーグルの名前の「JUNOESQUE」
とは、JUNO(ジュノー)のように
高貴で美しいという意味だそうです。
ローマ神話に登場するJUNO(ジュノー)
JUNO(ジュノー、ユーノー)は
ローマ神話に出てくる女神の名前です。
ローマ神話の主神であるJUPITER
(ジュビター、ユーピテル)の妻。
大空の女王であり、また婚姻や
出産を司る女神としても有名。
また、ギリシア神話ですと
HERAという名前で登場しています。
とここで書きましたように
「ローマ神話の◯◯は、
ギリシア神話だと△△という名前です」
というような説明がよくありますよね。
ローマ神話とギリシア神話の関係は
どのようなものなのでしょう?
失われた古代ギリシア文字「線文字B」
ギリシア神話は、紀元前に吟遊詩人達に
よって語られていたもので、最初は文字で
書かれたものではなかったそうです。
それを紀元前8世紀頃に、詩人のヘーシオドスが
文字を使って内容を体系的にまとめました。
というように、最初のギリシア神話は
口伝えではありましたが、古代ギリシアに
文字がなかったわけではありません。
ミュケーナイ時代には、線文字Bという
ものが存在していたそうですが、暗黒時代
と呼ばれる文字資料の乏しかった時代に
この文字の記憶は失われてしまいます。
アルファベットのお母さん「フェニキア文字」
紀元前8世紀頃に、フェニキア文字を元にした
古代ギリシア文字が作られ、ギリシャ神話は
基本的に古代ギリシア文字で書かれました。
このフェニキア文字は、アルファベットを
含む多くの文字のもととなったものです。
ここで登場したギリシア文字の他に、ラテン文字、
キリル文字、アラビア文字も、このフェニキア文字
が基となっているといいます。
ローマ神話にギリシア神話を重ねて
ギリシア神話とは
古代ギリシア(紀元前2600年~紀元前1200年)に
伝えられた神話で、
ローマ神話は
古代ローマ(紀元前753年~紀元前510年 0r 509年)に
ローマで伝えられた神話です。
紀元前6世紀頃に、ローマに既に存在していた
ローマ神話に、ギリシア神話を重ね合わせる
「ギリシア語への翻訳」が行われました。
ギリシア神話に登場する神々をローマ神話の神々と
同一視するようになり、ギリシア神話の神◯◯は
ローマ神話では△△というように置き換えていったのです。
そんなことからギリシア神話とローマ神話は
ほとんど同じような内容でありながらも、
ちょっと違っていたり、神の名前が違うという
ようなことも生じるようになったということです。