「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!
冷やすとチョコがパリパリに
ロッテの「プチブッセ」のテイスティバニラ味。
これ以外には「プチブッセ カスタードプリン」
「プチブッセ ティラミス」などがあるようです。
ちょっと見には普通のビスケットという
感じですが、クッキーやビスケットという
ほど堅くはなく、ソフトケーキです。
2つのソフトケーキの間に挟んで
あるのはクリームとチョコレート。
冷やして食べてもおいしいと「プチブッセ」
の箱に書いてあったので試してみましたら
たしかにチョコレートがパリパリになったよう。
原材料は、
砂糖、全卵、小麦粉、植物油脂、カカオマス、
ショートニング、水あめ、入党、全粉乳、脱脂粉乳、
洋酒、クリーム、食塩、乳清たんぱく、
ココアバター、還元水あめ、デキストリン、
加工でん粉、ソルビトール、酒精、乳化剤
(大豆由来)、香料、膨張剤、クチナシ色素。
気になるカロリーは、って、カロリーなんか気に
しなくていいんだよ本当は、とも思うのですが
知りたい方のために、一応載せておきましょう
1個あたり(標準で11.0グラム)で
55キロカロリーです。
「プチチョコパイ」の姉妹品
「プチブッセ」を開発した株式会社ロッテの商品
開発部、第二企画室、ビスケット担当の小林まい子さん
によりますと、「プチブッセ」は「プチチョコパイ」
の姉妹品として発売されたのだそうです。
「好きなものを少しずつ食べたい」という
ニーズに応えたもので、
マダガスカル産のバニラビーンズ入りクリームと
チョコレートを、二口サイズのふんわり
ケーキでサンドし、デコレーション。
「チョコパイ(ニューヨークチーズ
ケーキチョコパイ)」ロッテ
えっ〜、そうだったんですね、
プチチョコパイの姉妹品なんだ。
「チョコパイシリーズ」ということ
ではなく「プチシリーズ」ですね。
「あぷりのお茶会赤坂・麻布・六本木」では2種類の
チョコパイ、「チョコパイ」と「ニューヨークチーズ
ケーキ チョコパイ」を御覧に入れたことがありますね。
「ブッセ」とは「ひと口」の意
「プチブッセ」の「プチ」は、フランス語の「petit」
を日本語読みしたもので、小さいとか、可愛い、
ちょっとしたという意味ですよね。
ではもう一方の「プッセ(bouchée)」とといいますと
フランス語で「ひと口」という意味のフランス語が
「bouchée(発音は「ブーシェ」)」。
「bouchée(ブーシェ)」はひと口サイズの
温かいアントレ(オードブル、前菜)と
お菓子の両方を指します。
こちらはパイ生地の中に、魚介類や野菜
を詰めて、温めて供する前菜。
そしてお菓子の方のブーシェは
ビスキュイ生地を小さな丸形に2つ焼いて
中にクリームやジャムを詰めたものを指します。
お菓子のブーシェ、エンドウ豆のブーシュエ
(写真/「フードソムリエ」)
「ほんのひと口の楽しみ」
つまりオードブルにしろお菓子にしろ、一口で頂ける
小さいもので、ほんの一口の楽しみというわけですね。
「ブッセ」の語源は「唇」であるとも
いわれていて、2つの丸い生地を合わせた形
がくちびるに似ているからだそう。
また「パティシエナビ」によりますと
「お菓子自体は日本独自のもの」
とあるのですが、本当でしょうか?
ということは、「ブッセ」は日本で
作られたお菓子ということになりますが……。
どら焼き形をした洋菓子
このふわふわした丸いものを、2つ合わせるという形は
どら焼きやワッフル等思い浮かびますが、「ブッセ」の
場合はしっとりせずにさくさくしているのが特徴です。
ふわふわの丸いものを2つ合わせたといいますと
亀谷万年堂の「ナボナ」もそうですよね。
1963年(昭和38年)、亀谷万年堂の創業者・
引地末治が、ローマで市民が参加し楽しんで
いるお菓子祭りを見たおりに、お菓子文化の
素晴らしさと、洋菓子の美しさに感動しました。
和菓子の感性を生かしつつ、楽しさに溢れた
洋菓子を作れないものかと考えた彼は
どら焼きの形をした洋菓子を作り出すことに成功。
それが「ナボナ」です。
名前の由来は引地末治の感動の原点であるローマの
ナヴォーナ(NAVONA)広場からきているそうです。
生ブッセ専門店「anovan」オープン
「ナボナ」ができた1963年(昭和38年)と
いえば、東京オリンピックの前年にあたります。
奇しくも次の2020年の東京オリンピックが予定
されている5年前にあたる昨年、2015年に
「ナボナ」はまた進化(?)したようです。
2015年4月6日、表参道に日本初の生ブッセの
専門店「anovan」をオープンしました。
メレンゲを使用した、生ブッセの生地は
口に入れるとふんわり軽く、ほどける
ような優しい感触だといいます。
日本初の生ブッセを、是非
一度試してみたいものですね。
場所は、地下鉄「表参道」とJR「原宿駅」の中間より
少しだけ「原宿駅」に近い所、ということは地下鉄
「明治神宮前駅」のそばということでもあります。
(「anovan」
150-0001 東京都渋谷区神宮前4丁目26-22
原宿Hビル1階 03-6434-7411)
こちらの生ブッセは、賞味期限が当日限りとなってい
ますが、それは「生」であるからこその制約でもあり
また、おいしさの証ともいえるかもしれませんね。