「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!
今度は「フェデックス( Fed Ex)」から
久しぶりに詐欺メールが来ました。
今までの詐欺メールは一目で詐欺とわかるもの
でしたので余裕でしたが、正直に告白しますと
今回はちょっと迷ってしまいました。
以前の詐欺メールは、聞いたことのない宅配業者が
夜の9時過ぎに「これから荷物を届けにいきます」
という不自然な内容だったり、
銀行から「口座に関して云々」というメールがきた
ものの、その銀行に私の口座がないばかりか、
お店に足を踏み入れたことすらなかったので
即詐欺メール認定だったのですが。
ファイルを開いて確認
ところが今回の差出人と称するのは
「フェデックス( FedEx)」という
国際宅急便のサービスをしている会社です。
フェデックスは、ローゼンタール〈魔笛〉専門店の
「アプリ」で海外から食器を取り寄せる時に使用する
ことが多い会社なので、すぐに詐欺メールとは
断定できずに、ちょっと考え込んでしまったのです。
メールには、ファイルが1つ添付されていて
次のような文章が書かれていていました。
1通目の詐欺メール
* 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
* Hello,
* Your immediate attention required: our delivery
* agent wasn’t
* able to locate your delivery address.
* Please, find delivery confirmation in the
* attachment enclosed.
* Thank you for using FedEx.
* Lasonya Tanenbaum
* - FedEx International Manager
* 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
これを見て思わず、添付されているファイルを開けてみた
くなったのですが、ファイルを開くだけでウイルスに感染
するという情報もありますので、ここはがまん、がまん。
この時期、ローゼンタールの〈魔笛〉が届く予定が
なかったことが幸いでしたが、時には予定より遅れて
着くこともありますので、もしや、と思ったりもして。
またフェデックスといっても、必ずしもローゼンタール
〈魔笛〉の食器と限ったものではなく、お友達から
かもしれないのですが、実は、開いた瞬間から
ちょっと変だなぁと感じてはしていました。
怪しいと思った根拠
1 荷物の差出人が、どこの国の誰なのかが
* 記されていないことです。
* それはファイルに書いてあるということで
* ファイルを開かせようとする作戦なのでしょう。
2 と同時に、メール自体の差出人の連絡先が
* 記載されていないこと。
* 「フェデックス」ということはわかりますが、普通は
* ファイルの方ではなく、メール自体に電話番号などの
* 連絡先が書いてあるのではないかという気がします。
3 そして何より、このメールが
* 「CC」扱いで送られてきたことです。
* 私以外に3つのアドレスが記されていました。
* 荷物の受け取り先の住所が正確でなかったりして、
* 荷物が届かないことはよくあるのかもしれません。
* 東京都、あるいは港区全体であれば、
* たくさんの荷物を扱っているフェデックスのこと
* です、確かに4つぐらい住所が正確でなかったり
* 転居して届かないこともあり得ます。
* でも例えそうであっても「CC」は使わないでしょう。
* 送り手は一斉に出すことができても、受け取った側
* (私)が他の人のメールアドレスを知ることができ
* ない「BCC」を使うのが普通ではないかと思います。
「CC」と「BCC」
「 CC」とは
* 複数の人に同時に送信することができる機能で
* 受け取った側は、自分以外に誰に送られたかは
* 「 CC」にメールアドレスが記載されているのでわかる
* 返信時は、普通はこのまま全員に送信する
* 〜〜〜メールアドレスを知っている人同士に送る
「 B CC」とは
* 複数の人に同時送信することができるが
* 受けた側は、自分以外に誰に送られたかはわからない
* 「 CC」がついていた場合に、そのまま返信して
* しまうと自分のメールアトレスが、送られた
* 人全員にわかってしまう
* 〜〜〜面識のない人たちに送信する時は
* 個人情報の保護のために「BCC」を使う
数日後に再び
以上の理由から、ファイルを開くことはしませんでしたが
ちょっと危なかったというのが正直なところです。
数日後に、駄目押しのようにもう一通、来ていましたよ。
2通目の詐欺メール
* 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
* Hello,
* We’ve tried to deliver your package today,
* but the 1st try wasn’t successful.
* Kindly ask you to review more details in
* the file enclosed.
* Many thank for choosing our service.
* Soila Hegstad – FedEx Logistics Control
* 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
なんと3通目も
2通目から1週間ほどして、3通目も来ました。
2通目の時は「また詐欺メールが……」と呆れて
いたのですが、3通目が来た時は、実はちょっと
グラっとしてしまいました。
詐欺メールだと思っていたけど、「もしかしたら
本当なのかも」な〜んて思ったりしちゃったのですよ、
ぐふふふ、恥ずかしいことに。
3通目の詐欺メール
* 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
* Hello,
* FedEx courier wasn’t able to contact you regarding
* your parcel delivery.
* In the document you can find the important
* details about your FedEx package.
* Thank you.
* Camala Tredwell FedEx International Manager
*
* 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
このような詐欺メールは、全然縁のないものではなく
かといってかなり頻繁に使用しているものでもなくて
時々使っている程度のものが一番危ない、
と今回改めて気づいた次第です。
フェデックスのサイトには「オンライン詐欺に
ご注意ください」というページもあるのですが
「被害にあわないために」という部分は英語なので
私のように英語ができない人にはわかりません。
今回の詐欺メールは、少々稚拙でしたから大丈夫
だったものの、詐欺メールもだんだん進化してます
から、もっと巧妙になったらりますね。
いくらだって上手に作れますから。
そういえば、前に銀行から来た詐欺メールには
「お客様」と書くべきところが「貴様」になっていた
ので、すぐに気づきましたが、
詐欺メールも笑いを
提供してくれる程度にとどまってほしいものです。
くれぐれも、気をおつけになってくださいね。