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ドイツ文化会館で「オペラトーク」
今年は、森鴎外の生誕150年です。
そこで鴎外が日本語訳をしたオペラ
「オルフェウス」が、「森鴎外生誕150年
記念事業」の一環として東京都文京区
主催で上演されます。
(10月28日「文京シピックセンター」)
そのオペラのブレトークが
ドイツ文化会館で行われました。
森鴎外の幻の台本「オルフェウス」
1862年生まれの鴎外は、1884年から
4年間をドイツで過ごし「オルフェウス」他、
何十というオペラを観ました。
鴎外自身が書き込んだパンフレット
なども現在残されているそうです。
オペラを観た30年後、鴎外は
「オルフェウス」を翻訳しています。
上演の計画もあったといいますが結局叶わず
幻の台本として残されてきたそうです。
興味深いお話の数々
「オルフェウス(原題はOrfeo ed Euridice)」
を作曲したグルックは、モーツァルト
より少し早い時代の作曲家ですが、
ほぼ同時代に活躍しています。
グルック 1714年~1787年
モーツァルト 1756年~1791年
今回の上演の芸術監督である滝井敬子さん、
ベルリン在住の演出家・舞台芸術家の
渡邊和子さん、
演出に加わった日本舞踊の花柳寿美さん
のお話と、カウンターテナーの上杉清仁さん
の歌、と本当に盛りだくさんで
とても楽しいプログラムでした。
また終了後はドイツ文化会館から
おいしい白ワインの御馳走もあり、
幸せな一時を過ごすことができました。