「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!
こちらも初めて買った「秋陽」
昨日は色が美しく、香りが高い
「トキ」というリンゴを御紹介しました。
青森県で生まれたリンゴでした。
今日のリンゴ「秋陽」も
今回、初めて知ったリンゴです。
「秋陽」を買った理由は、「トキ」のように
色の美しさに惹かれてではなく、私が大好き
な「フジ」にちょっと似ていたからです。
苦手な「王林」系のリンゴの甘みは
なさそうですし、また実もしまって
いるように思えましたので。
意外なことに「フジ」の子ではなかった!
買った時はわからなかったのですが
この「秋陽」は山形県生まれでした。
1991年に山形県の試験場で「陽光」
と「千秋」を交配させて、2006年に
市場にデビューしたそうです。
私は「フジ」に似ていると思って買った
のですが、「フジ」の子ではないのですね。
* 東光ーーフジ
* |
* 千秋ーー陽光
* |
* 秋陽
私が目が悪いので、写真に撮ってこのように
アップで見ますと、そういえばそうかも
しれないと思いました。
「フジ」とは肌の色がちょっと違うかも。
ただし、「秋陽」の一方の親である「千秋」
の親は「東光」と「フジ」だそうです。
「フジ」のお孫さんというわけ。
また、この「秋陽」のふるさと山形県
西村山郡朝日町というのは、日本一の蜜入り
「フジ」をつくりあげた町でもあるそうです。
「無袋フジ」つくりに挑戦
「フジ」は以前は袋をかけるのが当たり前
だったそうですが、昭和45年、朝日町は
袋のない「無袋フジ」に挑戦します。
そして地道な研究の結果、朝日町の
「無袋フジ」は高く評価をされるようになり
「有袋フジ」よりも市場で高い値段が
つくまでになりました。
朝日町の無袋フジは「味では日本一」と
自負する山形県が自信を持って
2006年にデビューさせたのが「秋陽」でした。
確かにこの「秋陽」、美味しいです。
朝日町の自信作
私はリンゴといえば何といっても
「フジ」とずっと思っているのですが
いや「秋陽」もなかなかでした。
味は昨日の「トキ」やトキの親の
「王林」のような甘さではなく、
酸味が程よくミックスされた甘さです。
「おいしい山形」のサイトに
よりますとその辺のことを、
「この時期のりんごは甘酸っぱさが特徴
*だが、『秋陽』は甘酸っぱい上に味が濃厚。
*パリパリとした食感はふじ以上で、
*色づきもよい。
*まさに『いいとこどり』のエリート
*品種として、生産者からの期待も大きい」
と満を持してデビューさせた自信が
うかがえる文章が綴られています。
こちらは「秋陽」ではなく「紅玉」の花(写真/同上)
樹齢百年以上にもなる朝日町最古のリンゴの木だそう
初登場でリンゴランキング第2位
たくさんの褒め言葉に溢れている
「おいしい山形」のサイトですが
書かれていることは全部、ホントです。
味が濃く、実はしまり、甘さと酸っぱさ
の頃合いが、私にとってはちょうど
良い加減で、本当に嬉しいかぎり。
こちらも「トキ」同様、今回初めて買った
ので、「秋陽」の普通の大きさがわからない
のですが、少なくとも、今回手に入れた
ものはやたら大きかったですよ。
昨日のリンゴ「トキ」と「秋陽」を
並べた写真がこちらです。
しかも、お値段はお店にあった
ツガル系のものより、はるかに
安かったように記憶しています。
「秋陽」は9月末から10月が収穫期といいます
ので今年、またお目にかかれるかわからない
のですが、是非食べてみたいと思います。
初登場でありながら、私の中で
「フジ」に次ぐNo.2の位置に収まった
りんご、「秋陽」でした。