どうしても捨てられないモノ うさぎの「かじかじ棒」 

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

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15年以上前から持っています

先日、「365日シンプルライフ」と
いう映画の御紹介をしました。

 

その映画の登場人物ほど徹底した実験はしていま
せんが私は昔から、モノを持つのは嫌いです。

 

とはいっても、やはりどうしても
捨てることができないものもあります。

 

その一つが、今日の写真の
うさぎの「ももち」の「かじかじ棒」。

 

 

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「ももち」というのは、「あぷり」の
前に私のそばにいてくれたうさぎです。

 

あぷりはロップイヤーラビットで
垂れ耳ちゃんでしたが、ももちは
立ち耳の男の子のうさぎでした。

 

そのももちが小さい時に、友人に
プレゼントしてもらったのが
この「かじかじ棒」だったのです。

 

 

この子が今日の「かじかじ棒」所有者、ももち

 

 

 

歯のために齧るものが必要なうさぎ

うさぎさんは、木やその他のものをよく齧ります。
きちんとかじっていないと、歯が内側に
丸まるように伸びてしまい、ものを噛む
ことができなくなるそうです。

 

そんな、ももちのおもちゃとして
プレゼントとしてもらった「かじかじ棒」。

 

最初は、こんなスリコギ棒(?)のよう
ではなくきちんと角ばっていました。
ももちが、ここまでかじったということですね。

 

 

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「こんなのが、欲しかったんだ〜」

お友達が持ってきてくれた時に
「かじかじ棒」をももちに渡すと
ももちはすぐに齧り始めました。

 

ももちは既に、「ニンジン形のかじかじ用
食べ物」(とはいっても素材が何なのかは
わからないのですが)も持ってはいたのですが。

 

そちらはケージに、ネジのようなもので
取り付けるようになっているタイプでした。

 

 

 

 

しっかりと固定されているので
ももちがどこから齧っても大丈夫。

 

でも、プレゼントをされた方の「かじかじ棒」は
ももちが齧ろうとすると、ずるずると
動いてしまって思うように齧ることができません。

 

そこで私は、「かじかじ棒」が動かないように
木のはじを、手で押さえてあげました。

 

 

 

 

 

「一人でできるのッ!」

ところが……。
ももちは、それを嫌がったのです。

 

私が「かじかじ棒」の右端を手で押さえて
いると、ももちは頭全体で、私の手を
払いのけるように押してきました。

 

私がももちの顔に押されて手を離すと、
ももちはまた木を齧り始めましたが
やはり、木がずるずる動いてしまいます。

 

 

 

 

「ほら、ももち押さえていてあげるよ。
木が動いちゃって齧りづらいでしょう?」
と私はまた手を添えます。

 

するとももちは、また頭全体を使って
私の手を払うのです。

 

「この手はいらないのっ!」
「一人で、できるのっ!」
とでもいうように。

 

 

 

 

 

これからも……

その日だけではなく、そんなことを
ももちと私は何回か繰り返しました。

 

私はちょっとおもしろがってもいたのですが。
人間の子どもと同じなのだなあ、と。

 

「ほら、こうしたほうがいいでしょう」と
大人が手伝うと「一人でできるもん」と
手伝いを嫌がったりして……。
でもあれは、いいことなんですよね。

 

 

 

 

そんな、ももちの齧ったあとの
残っている「かじかじ棒」。

 

引っ越しで、もうあらゆる物を捨てて
しまったのにこれは捨てることができずに
未だに私の手元にあります。

 

モノを処分して快適に暮らすためには
「1年間で1度も使わなかったモノは捨てる」
などということをよく目にします。

 

 

 

 

ですが「かじかじ棒」は
きっと、私が死ぬまで一緒だと思います。

 

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