『ピラミッド』と『逆ピラミッド』「ルーブル美術館」

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

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673枚のガラスで作られたピラミッド

昨日の「虎屋」の『ルーブルの光・白』
虎屋パリ店の25周年を記念して出来たお菓子
だそうですが、本物のルーブル美術館のピラミッド
(Pyramide du Louvre)は、1989年に完成しました。

 

ピラミッドはルーブル美術館(ルーブル宮殿)の
中庭である、ナポレオン広場にあり美術館の
メイン・エントランスとなっているもの。

 

 

 

piramiddo

 

 

 

フランスのフランソワ・ミッテラン大統領は
「パリ大改造計画」を推進しましたが
ルーブル美術館もその一環でした。

 

ピラミッドの完成する1989年の、6年前の
1983年に設立した「大ルーブル計画公団」は
建築家イオ・ミン・ペイに
メイン・エントランスの設計を依頼。

 

ピラミッドの高さは20,6メートル、
底辺は35メートルで、全部で673枚の
ガラス板で作られているそうです。

 

 

150428louvretoraya虎屋「ルーブルの光・白」

 

 

もう一つのピラミッド

ルーブルには、メイン・エントランスのピラミッド
とは別にもう一つピラミッドがあります。
それがこちら。

 

 

gyakupiramiddo

 

 

ルーブル美術館の前にあるショッピング
センター、「ルーブル・ド・カルーゼル」
にある採光窓だそうです。

 

先ほどのメイン・エントランスの
ピラミッドを、小型にして逆さまに
したもので完成したのは1993年。

 

 

150427torayalouvre

 

 

 

触れているようで、触れていない

逆ピラミッドの下の床には
更に小さな1メートルほどの
石のピラミッドが設置されています。

 

 

gyakupiramiddo

 

 

写真ではわかりにくいのですが、逆ピラミッドと
石のピラミッドは、ついているように見えなくも
ありませんが、触れてはいないそう。

 

石のピラニッドの高さが1メートル位で
逆ピラミッドの頂点は床から1,4メートルのところ。

 

こうして見ますと、メイン・エントランスの
ピラミッドも、採光窓であるこの
逆ピラミッドもとても美しいですね。

 

 

150418samotorakenonike東京ミッドタウンの「サモトラケのニケ」

 

 

 

最初の評価は?

ところがこのメイン・エントランスのピラミッド
は、出来た当初はかなり酷評もされたようです。

 

「古典的建築物であるルーブル宮殿の前に
近未来的な大建造物は相応しくない」

 

あるいは、「(バリ大改造計画を推進した)
ミッテランは、エジプトのファラオに
対するコンプレックスの持ち主」等々。

 

 

samotorakenonikeルーブル美術館の「サモトラケのニケ」

 

 

まあ、現代の私達にはパリの象徴ともいえる
あのエッフェル塔が、出来た時も不評だった
といいますから、新しい建物が出来た時と
いうのはそんなものなのかもしれません。

 

建物に限らず、新しいシステムや
法律などもかもしれません。
と他人事のように言ってしまいましたが、実は私も
まだ馴染めずに気になっているものがあります。

 

それはうちからも少し見える、2012年3月2日に
竣工した、東京都墨田区にあるスカイツリー。

 

 

 

150428torayalouvre肉眼ですと、虎屋のお菓子「ルーブルの光・白」の
頂点の左あたりにスカイツリーを見ることができます

 

 

 

最寄り駅だった東武伊勢崎線の「業平橋
(なりひらばし)」という駅名を
「とうきょうスカイツリー駅」に
変えたのも記憶に新しいところ。

 

私としては好きな駅名が変わってしまったのは
ちょっと残念な気もしましたが、多くの観光客の
利便性を考えたら仕方のないことかもしれません。

 

次の写真は、ちょうど3年前の2012年5月4日の記事、
赤坂サカスでの「スカイツリー建設写真展
『世界一への挑戦』大林組」
につけた写真。

 

 

blog_import_515362bcab48b『スカイツリー建設写真展」赤坂サカス

 

 

もう、3年も経ったとは……。
あと数年もしたら、スカイツリーもすっかり東京
の景色に馴染んでしまうものなのかもしれませんね。

 

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