昼寝(シエスタ)の凄い効果 でも寝過ぎは禁物

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短い昼寝が、作業の効率を上げる

『三年寝太郎』という民話がありますが
私は寝るのが大好きです。

 

睡眠時間というのは、かなり個人差があるよう
ですが、皆さんはどのくらいでしょう。

 

中には4時間という方もいらっしゃるようで
私には羨ましい限りです。

 

同じ10年間であっても、その方々は
私の1.5倍、2倍といった「持ち時間」
があることになりますからね。

 

 

 

 

最近、夜の本格睡眠もさることながら
昼寝も効果がある、という話を
よく聞くようになりました。

 

ただし、長時間は逆効果。
30分以内というのがいいそうです。

 

雨晴クリニック副委員長の坪田聡医師によりますと
米航空宇宙局(NASA)の研究で、26分の仮眠を
とったパイロットは、能力が34パーセントも
上がるという結果が出ているとのことです。

 

 

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心筋梗塞、認知症のリスク減

南欧や南米での習慣に「シエスタ」というお昼寝に
関しても、20分以下のシエスタを取っている人は
とらない人に比べて、心筋梗塞になるリスクが
23パーセント減るということです。

 

また、効果は心筋梗塞にとどまらず
認知症にも及ぶとか。

 

毎日、30分以内のシエスタをしていると
認知症になるリスクが、5分の1まで
下がることがわかったといいます。

 

心筋梗塞になるリスク ーー23パーセント減る
認知症になるリスク ーーー20パーセント以下
ということですね。

 

 

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昼寝の時間が長いと逆効果

ただし、ここで重要なのは
くれぐれも寝過ぎないということ。

 

今まで述べた効果が発揮されるのは、昼寝の
時間が20分〜30分だった場合のことです。

 

昔から、長い昼寝は夜の寝つきも悪く
なり、逆効果と言われてきました。

 

 

 

 

ところが今回は、ギョッとするような
数字が出ています。

 

昼寝で1時間以上寝てしまった場合は
先ほどの効果がなくなるのみならず
マイナスに作用するというのです。

 

20分〜30分が理想のシエスタを、45分して
しまった場合は、心筋梗塞のリスクは
1.3倍にまで増えてしまうそうです。

 

 

 

 

また1時間以上、昼寝をしてしまうと
認知症のリスクは2倍になるということ!

 

う〜ん、先ほどの効果の数字より
かなり大きい気がしますが…….。

 

そうしますと私の場合は確実に、効果より
リスクを増やしている昼寝ですね、いつも。

 

 

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お昼寝前にコーヒーなど

長い昼寝を避けるためには、甘くないコーヒー、
紅茶、緑茶などのカフェイン飲料を
寝る前にとるといいといわれています。

 

昼寝から目覚めた時にとるのではなく
あくまでも「寝る前」にです。

 

その理由は、カフェイン外野象徴で
吸収され、血中でピークになるのが
10〜15分後と考えられているからです。

 

これが作用して、お昼寝から快適に目覚めると
いうのは、よくいわれることではありますが
私は、これはあまり効果がないような気もします。

 

 

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ただ目をつぶるだけでも

短いお昼寝がなぜよいかといえば
脳を休めることができるからです。

 

ですから、極端にいえば眠らなくても
しばらく目を閉じるだけでもOKで、要は脳での
処理情報を減らすことが目的だからです。

 

脳で処理している情報の、約8割は視覚からの
情報ですので、それをしばらくたつだけでも
それなりの効果が期待できるのです。

 

 

 

 

忙しくて疲れてしまった時などは
コーヒーを飲んで、少しだけ目を閉じてみる、
というのもいいかもしれませんね。
(さんしょう/「週刊現代」2015年6月27日号)

 

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