「葉」を英語でいうと leaf, needle, blade, frond, foliage フイユオーブル「スイスデリ」

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

150528swissdelicecoffee

 

 

「フイユオーブル」

スイスデリスのアーモンドスライスがのった
バタービスケット「フイユオーブル」。

 

不思議なことに、ネットではほとんど紹介されてい
ないようですが、とってもおいしいビスケットでした。

 

お店で「フイユオーブル」を見た時は意味など
考えもしなかったのですが、「フイユ(feuille)」
はフランス語で葉っぱなのですね。

 

「オーブル」の方はフランス語の
「beurre(ブール)」でバターの意味。

 

 

150528swissdelice「フイユオーブル」スイスデリ

 

 

「フイユ」が葉っぱとは全く気づきませんでしたが
そういえば「ミルフィーユ」の「フイユ」ですものね。

 

フランス語の「葉(feuille)」をカタカナで表記すると
「フイユ」「フーイユ」「フォイユ」になるそうです。

 

 

 

leaf(リーフ)

英語で「葉」といいますと、まず「leaf」
という言葉が思い浮かびます。
複数形ですと「leaves」。

 

 

150526rosenthalmagicflute「leaf(葉)」の複数形は「leaves」

 

 

「a  leaf」には葉だけではなく
紙の一枚、1ページの意味もあります。
つまり薄くひらひらしたものを指すということです
ので、金箔や銀箔のような箔も「leaf」といいます。

 

金箔は「gold   leaf」で、銀箔は「silver  leaf」
ですが、「leaf」といった場合はかなり
薄手の箔をいい、もうすこし厚いものですと、
金箔は「gold  foil」、銀箔は「silver  foil」になります。

 

この「foil」はアルミホイル(Aluminum  foil)」
の「foil」ですね。
つまりアルミホイルよりもっと
薄い箔を「leaf」と呼ぶということ。

 

またそこまで薄いものだけではなく、枝折戸や
屏風なども「leaf」というのだそうです。
6枚の屏風は「a  folding  screen  with  6  leaves」。

 

 

fc2blog_20131124000132172「婦女遊楽図屏風(ふじょゆうらくずびょうぶ)(松浦屏風)」

 

 

 

needle(ニードル)

「needle(ニードル)」も葉っぱの意味
だと知ってちょっと驚きました。

 

私にはもっぱら「needle」は布などを縫う針、
毛糸の編み針というように、手芸関係でお馴染み
の言葉でしたが、葉っぱもそうなのですね。

 

ただし、いずれにしても縫い針、
編み針ということで針です。
「needle」は葉っぱの中でも針葉樹を指す言葉。

 

手芸関係の針ばかり並べてしまい
ましたが、もちろんこれ以外の針、注射、
レコードプレーヤーの針等もみんな「needle」です。

 

イギリスの俗語では、いらだちや不機嫌
なことも「needle」と表現するそうですが
これも何となくわかりますね。
心が針のようにトゲトゲしているということですから。

 

 

blog_import_515362a749384松のような針葉樹は「needle(ニードル)」

 

 

 

blade(ブレイド)

「 blade」も「草の葉」という意味だそうですが
こちらはイネ科植物のすらっとした葉っぱを指す言葉。

 

「blade」は「葉」以外では、「刃」という
意味もあるようで、カミソリの刃、刀、
アイススケートの刃なども「blade」。

 

となりますと、葉っぱは葉っぱでもどのような
葉っぱを指すのかが大体、想像がつきます。

 

 

kuromaiinaho370イネのような刃やオールの形に
似ている葉は「blade(ブレイド)」

 

 

「刃」という以外にもオールの水かきや櫂(かい)、
プロペラなどの羽根のことも「blade 」という
そうですが、これらも全て形が似ていますね。

 

 

 

「frond(フランド)」

今回の葉っぱは英語で何と言うの?、という単語の中
で、私が一番興味をひかれたのがこの「frond」です。

 

「frond」はシダやシュロなどの葉っぱや
地衣や海藻などのことを指す言葉。

 

 

yasiヤシの葉っぱ「frond(フランド)」

 

 

地衣(ちい)というのは、苔とはまた種類が
異なるようですが、一見すると苔のようなもので
つまり茎や葉っぱの区別がないもの。

 

そういえばワカメの形も考えてみますと
葉っぱなのか茎なのかはっきりしませんよね。

 

そのような葉を「frond」というようです。
私はシダ類が大好きなので
この単語は覚えておきましょう。

 

 

 

 

 

「foliage(フォウリイジ)」

そして今日、最後に御紹介する
単語は「foliage(フォウリイジ」)。

 

これは個々の葉の形態ということではなく
1本の木の全部の葉、あるいは一群れの塊の葉
を指す言葉だそうです。

 

ということは、この写真の桜の木の葉っぱ全体を表現
する時には「foliage」といっていいのでしょうか?

 

 

130324midsakuraこの桜の木の葉全部を「foliage」と
表現していいのでしょうか?

 

 

私には今、ちょっと思い浮かばないのですが「foliage」
の日本語に相当する言葉はあるのでしょうか?

 

日常よく使われる言葉ではないようですが
この他にも英語で「葉」を表現する単語は
いくつもあるようで、少々驚きました。

 

 

 

おまけ フランス語、イタリア語、ドイツ語

フランス語で「葉」は、「feuille
(フイユ、フーイユ、フォイユ)」

 

イタリア語で「葉」は、「fogjia
(フォリア、フォーリア、フォーリャ、フォッリア)」

 

ドイツ語で「葉」は、「Laub
(ラオブ)」「Blatt(ブラット)」

です。

 

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