コーヒー抽出後の粉(カス)の利用法

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飲んだ後も活躍するコーヒーの粉

今日はコーヒーはコーヒーでも、飲む方の
コーヒーではなくて、コーヒーを淹れた後に
残る粉(カス)のお話です。

 

もう何十年も前のことになりますが、コーヒー
カスの利用法を読んだのですが「ホントかな?」
と疑問に思ったことがありました。

 

そのことが前回、御紹介した日進ワールドデリカ
テッセンで購入した、第一コーヒー株式会社の
所属する全日本コーヒー商工組合連合会
のサイトに載っていたのです。

 

 

 

 

 

脱臭剤として

コーヒーの抽出後の粉の利用法について、よく知ら
れているものとしては、脱臭剤や汚れ落としですね。

 

コーヒーカスをよく乾かしたものを
ふたに穴を開けた容器に入れて、冷蔵庫
などに置くと脱臭剤として使えます。

 

ふたのない容器の場合は、上の部分に
ガーゼなどをかぶせてゴムで止めます。

 

タバコの臭いやペットのトイレの臭いの軽減には
乾燥させたコーヒーカスを灰皿にそのまま置いたり、
ペットのトイレには、トイレ用の砂と一緒に
混ぜたりするだけで効果を発揮するそうです。

 

シューズボックスの臭い対策には、乾燥させた
コーヒーカスを容器に入れたり、あるいは
布で軽く包んで置いてもよいでしょう。

 

抽出後のコーヒーの粉が臭いをとる理由は
粉にたくさんある穴がアンモニアを捉える上に
コーヒーそのものがアンモニアを吸収して中和
させる科学的な分子構造を持っているためです。

 

 

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油落としに

調理後のフライパンに乾かしたコーヒーカスを入れると
油を吸いますので、そのまま燃えるゴミに捨てましょう
フライパンは水洗いだけできれいになります。

 

なかには「コーヒーカスに油を吸わせた後、
そのまま水で洗い流す」と書いてあるものも
ありますが、これはしないほうがいいですよね。

 

油のついた食器の場合は、コーヒーカスを
湿らせてスポンジなどにつけて洗うと
油汚れをとることができます。

 

 

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ピンクッションの中身として

針を刺しておく針山、ピンクッションやぬいぐるみ
の中身として利用できるとよく書かれていますが
ピンクッションはともかく、ぬいぐるみは
ちょっとどうかなぁ、と私は思います。

 

ピンクッションもぬいぐるみも、コーヒーカスを入れる
中袋を用意して、二重にして使うとはいえ、ぬいぐるみ
ですと長い間にはごく小さくなったコーヒーの粉が
出てくるような気がしないでもないですしね。

 

抽出後のコーヒーの粉がピンクッションの中身に
よい理由は、コーヒーの粉にわずかに油分が
含まれているので、針が錆びにくくなるからです。

 

 

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靴や金属磨きとして

これは私は初めて知りましたが、靴や金属類を
磨くのにもコーヒーカスはよいそうです。

 

何度も使った布のコーヒーフィルターには
コーヒーの油分が適度に残っているため
靴磨きクロスには最適だとか。

 

またフィルターではなくコーヒーカスの方も
布でくるんで金属を磨くとピカピカになるようです。

 

 

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植物の肥料として

最初に書いた数十年前に本当かな?、
と疑問に思ったというのがこれです。
それを読んだ直後に私は、コーヒーのカスを
2.3度、植木鉢の上に置いた記憶があります。

 

ですがコーヒーを抽出した後のものとはいえ、
その後に植物に水をやると、薄いコーヒーを
植物に与えていることになるのではないか?
と疑問に思い、結局、やめてしまいました。

 

今回わかったのですが、予想通りに
やはり、これは間違っていたようです。
コーヒー抽出後の粉を「適度に発酵させる」と
園芸用の肥料として使えるというのが本当のよう。

 

コーヒーを抽出した後の粉そのままですと
発芽阻害物質が含まれていますので
肥料どころか反対に作用してしまいます。
あくまでも発酵させた後で利用して下さいね。

 

 

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コーヒーカスの発酵のさせ方

その発酵の方法ですが、植木鉢などの容器に
コーヒーカスと、他の堆肥(油かす、米ぬか、
腐葉土等)を入れて毎日混ぜ、わずかに熱を持つ
のを確かめて1カ月位、熟成させたら出来上がり。

 

その間、新たにコーヒーカスが出たら
次々に足していってもよいそうです。
これは絶対に、試してみたいと思います。

 

 

 

ホントかなぁ?

実はこれ以外にも、もう一つホント?、
と思うことがあって、やはり1,2度
試した後でやめてしまったことがあります。

 

 

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それは先ほど「コーヒーカスに油を吸わせた後、
そのまま水で洗い流す」というわけではなくて
油汚れを吸わせていないコーヒーカスを、そのまま
排水溝の洗浄のために流すと書かれていたのです。

 

理由は、コーヒーカスが配水管のパイプの中を通って
いく時に、油汚れを始め、こびりついているものを
とりながら流れて行くからと説明されていました。

 

これも1度は試してみましたが、その後はしていません。
当時、私は6階に住んでいましたので、万が一流した
コーヒーカスが詰まってしまったらと思うと
恐くて出来ませんでした。

 

 

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確かにコーヒーカスには油を吸収する力もありますし
配水管についた汚れをとりつつ、流れて行くような
気がしないでもありません。

 

それに、先ほどのように
「コーヒーカスに油を吸わせた後、そのまま水で
洗い流す」と現在もネット上に書かれたりもしています。

 

私は、油を吸わせたコーヒーカスを排水口に流す
ことは絶対にしない方がいい、と思いますが、
油を吸わせていないコーヒーカスを、配水管の洗浄
のために、あえて流すことはどうなのでしょう?
知っている方は、どうか教えて下さいね。

 

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