「わが家のAP通信  〜天使と暮らしたいあなたへ〜」あぷり 6/7

「求む! おうち情報!」

 

 

 

物件情報を教えてくださいね

「当方6歳10ヶ月のホーロンドロップの女の子。
劣悪な住環境のため、入退院を繰り返しています。

 

5日前に、今年4度目の退院をしましたが、
家に着くなり頭の揺れと眼振が始まり、涙や
ヨダレが出て食事がとれなくなってしまいました。
昨日から、また病院にいます。

 

おすすめ物件情報を御存知の方、
是非是非、教えてくださいませ。
なお、引っ越しの際はナニーを
一人連れて行くつもりでおります。  あぷり」

 

 

 

 

あぷりはこんな風に思っているのではないでしょうか?
10月27日に鍼灸医院へ治療に行って
そのまま入院になり、11月1日に退院。

 

11月6日に獣医さんに診ていただき、
こちらもそのまま入院して12日に退院。
そして、昨日11月16日、入院。

 

10/27 28 29 30 31 11/1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16

(ピンク色が入院中)

 

 

 

 

 

携帯基地局の工事が都合3度も

ここ数ヶ月のうちに、あぷりと私の住むマンション
で4件(店舗2件、住居2件)の工事がありました。
運の悪いことに、この全てがうちのごく近く。

 

その上、4か月かかった携帯会社の基地局増設工事
もありましたが、この携帯会社は2,3年前にも同様の
工事をしていたのですが、また増設したもようです。

 

しかもその数年前には、他の携帯会社の基地局
工事もあり、うちのマンションはアンテナだらけ。
その工事の度に、あぷりは頭が揺れて眼振が起き
食欲がなくなって入院、を繰り返しています。

 

 

 

 

 

その他にも

また工事とは別に、うち個人の騒音問題があります。
以前に書いた、隣のキックボクシングジムの音と
お隣の犬の鳴き声とそれに付随する音です。

 

そしてもう一種類、かなり頭を抱えているのが
建物を伝わってくるモーター音ですが
一つは、階下の医院の室外機の音。

 

もう一つが問題で、うちに隣接して
いない飲食店の換気扇のモーター音が
伝わってくることでした。

 

 

 

 

 

どこからの音かわからない

隣とか上下という近い位置関係ではないので
最初はどこからの音なのか全くわからなかった
のですが、何度も確かめてやっと判明。

 

と書きましたが、そう思ったのは私だけで
今回、対策をお願いした全ての人は
「構造上あり得ない」と信じてくれません。

 

管理人さん、管理会社の営繕部の人、
マンションの管理組合の理事等、
最初は全くとりあってくれませんでした。

 

 

 

 

 

ウツじゃないんですか?

しかし懸命に説明して、やっと先ほど管理人と
管理組合理事長に聞いてもらいましたが、騒音
対策をするほどの大きさではないというのが結論。

 

音楽をかけたり、テレビを大きめにつけたり、イヤホン
をして寝たり……と、もっと楽しく暮らす方法を考え
た方がいい、というのが管理組合理事長の意見です。

 

マンションはペット禁止ですが、管理人さんは
入院中のあぷりの存在を知っています。
知らない管理組合理事長には「こんな小さい音を
気にするとはウツなのでは?」と言われる始末。

 

 

 

 

 

年中無休で深夜まで

このモーター音は、うさぎにとっては人間以上に
辛いものに違いありませんが、人間にとっても
耳につく耐えられない音です。

 

確かに音量はそれほどではありませんが
もし仮に、これが工事音の大きさであった
ならば、一日で心身に変調をきたすでしょう。

 

かれこれ、この音が4,5年も続いています。
朝は9時過ぎから2時頃まで、夕方5時位から
始まり、終わるのは早くて12時、遅い日は
夜中の3時を過ぎることも珍しくありません

 

先週の金・土・日の終了時間は3時半・2時半・
1時過ぎでしたし、しかも、このお店は無休。

 

 

 

 

11月1日のあぷりの退院時は
幸い工事は終わっていました。

 

それでもこのモーター音が始まると
あぷりは頭が揺れて眼振が始まり
ご飯を食べなくなってしまうのです。

 

前回、12日の退院後も同様でした。
音がおさまる夜中の2時3時には、ホッとした
ような様子を見せますが、残念ながらそこから
もりもり食べ始めるということはありません。

 

 

 

 

 

「里子に出した方が、幸せかも……」

昨日、あぷりを病院に連れて行く地下鉄
の中で隣の方に声をかけられました。
捨て猫を何匹も飼っていらっしゃるということでした。

 

その方があぷりの状態を聞いた後に
こうおっしゃったのです。

 

「いい人に里子に出した方が
この子の幸せかもしれませんね」と。

 

 

 

 

 

ありえない! ありえない!! ありえない!!!

思いもしない方向に行ってしまった話に戸惑いながら
私は「それは、出来ない……です」と答えました。

 

「それはそうだと思うけど……この子もお母さん
と離れたくないし、あなたもでしょうけど……、
結局はその方が、この子のためですよ」

 

それはそうなのかもしれません。
しかも彼女の言葉が、ちょっと都合が悪くなったから
誰かにあげてしまう、という命をモノ扱いするような
考え方からのものでないのはわかっています。

 

 

 

 

体の具合が悪くて捨てられていた猫を連れてきて
大切に育てている方なのですから……。

 

最初の飼い主でなくても、充分愛情を持って
育てる人はいるし、中には人間不信だった猫たちも
いたが、接しているうちに必ず心を開いてくれる、
ともおっしゃっていました。

 

そうですよね、その方があぷは苦しまないですよね。
それはわかります……。

でも、嫌だ! 嫌だ!! 嫌だ!!!
……私はエゴイストなのでしょうか。

 

 

 

 

 

「引っ越し」しかないな〜

引越しまでは、ペットの防音室を
試してみようと思っていました。

 

ところが、買う予定だった防音室の欠点として
換気のためについているモーター音が非常に
うるさいことがレビューにでていてガックリ。

 

ケージに自分からは入ったことはなく、
扉を閉めればかじり続け、キャリーは大嫌い、
冬の暖房のために部屋のドアを閉めるのさえ
嫌がるあぷりが、防音室に入れるのでしょうか?

 

 

 

 

 

突然、抱きつき泣き出すあぷり

11月1日の夜、鍼灸医院から退院した後に、あぷりに
お灸をした時に、灰を耳に落としてしまいました。

 

膝に乗せてとっていると、あぷりは突然自分から
体をくるっと回して、私の胸に抱きつき
シュウシュウシュウ……、と泣き出したのです。

 

まるで、人間が泣くようにです。
本当は「鳴く」と書くのでしょうが、それはまさに
「泣く」という以外のなにものでもありませんでした。

 

決して擬人化をし過ぎているのではありません。
こんなことは初めて……。

 

 

 

 

 

うさぎって、こんなふうになくものなの!?

前のうさぎもこのような声でないたことはありませんし
それ以前に一緒に暮らした動物のどの子も、こんな
なき方や、しぐさをしたことはありませんでした。

 

だいたい、うさぎって、こんなふうになくもの?
目の前で起こっていることが信じられないような思い。

 

私は驚きながらも、あぷりが何かを
訴えていることだけはわかりました。
それが何なのかは、残念ながら
わかってあげられないのですが。

 

 

このようにではなく、私の膝の上に乗り
胸にすがりつくようにして泣いたのです

 

 

 

泣き止まないあぷり

「そうかそうか、淋しかったよね?」
「一緒に入院していた犬が怖かったの?」

 

あるいは「もう、このおうちは嫌だよ〜」
と訴えているのでしょうか?

 

あぷりの心を包める言葉を探しながら
私はあぷりを抱いていました。
しばらくの間、あぷりはなきやみませんでした。

 

 

 

 

 

抱っこをしてクウクウとなく

11月12日の退院後、うちに着くなり
普段はぺろぺろと舐めないあぷりが
私の手をなめ始めました。

 

そして、いつもは嫌いな抱っこをしてほしがり
延べ2,3時間は抱いていたでしょうか。

 

この日は前の時のようにはなかずに、うさぎ
らしく(?)クウクウと言っていただけでした。

 

 

 

 

 

ピアノも処分するよ

あぷり、ホントに引っ越したいね。
以前、鍼灸の先生に
「引っ越しのお荷物になるピアノを処分したら?」
と言われたことがありました。

 

その時は「それはありえません!」
という言葉が思わず口をつきましたが
今は処分する決心もつきました。

 

あぷり、引っ越したいね。
あぷり、引っ越そうね!

 

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

コメント

plopp
2009年11月18日 3:38 AM 編集
読んでいたら目から汁が…あぷさん、寂しかったよね。
大好きなしのぶさんと離れているのは寂しいよね。

 

 あぷり
 2009年11月18日 4:22 AM 編集
 みぎぃさん、は、はやすぎる!
 書いた後にブックマークしていた防音室を
 買おうと思ってダメだったので、ブログを
 直そうと思ってみたら……らら、らら、らら。
 ploppさん、ありがと……

 

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