「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!
体に精油が取り込まれる経路
アロマテラピーで使う精油が、人の
身体に取り入れられるには塗布、吸入、
経口投与、嗅覚刺激の方法があります。
精油が体内に入り、どのように
中枢神経系に作用するかについては
3つの経路が考えられています。
1 皮膚に精油を塗る
表皮、真皮、毛嚢、皮脂腺などから
吸収されて、毛細血管から血液中へ、
あるいはリンパ管を経てから血液
の流れに入る経路があります。
*表皮、真皮などから吸収され
* ↓
* 毛細血管から血液中へ、
*あるいはリンパ管を経て血液中へ
2 胃や腸から吸収され
* 血液に溶け込む経路
経粘膜投与(うがい薬として使用、
経直腸、経膣投与)、経口投与の場合、
胃や腸などの粘膜から吸収され、血液
に溶け込み、全身に行き渡ります。
*口から入って胃や腸の粘膜から吸収
* ↓
* 血液に溶け込み全身に
3 気化したたものが吸収され
* 肺で血液に溶け込む経路
気化したにおいの分子は、鼻、鼻腔上皮
嗅細胞、嗅神経、大脳辺縁系、視床下部、
大脳皮質の流れで刺激します。
この時に、鼻から吸い込まれた分子
(化学物質)は、咽喉、咽頭、気管、
気管支、そして肺胞へと入ります。
ここでガス交換を受け、血液の流れに
取り込まれて、全身へ循環します。
多くの精油や香り成分が脂溶性である
ことから、容易に血液脳関門を通過し
脳内に取り込まれて中枢神経系に作用
すると考えられています。
*鼻→咽喉→咽頭→気管→気管支→肺胞
* ↓
*血液の流れに取り込まれ、全身へ
精油の成分は脳に取り込まれる
精油は、植物の持ついろいろな
科学的成分が混合されたものです。
1つ1つの成分が混じりあって
精油の特徴ある香りをつくり
あげているのです。
芳香成分が300以上も含まれている
というラベンダーの香りがする時は
リナロールや酢酸リナリルなどの
分子が鼻腔に吸い込まれています。
多くの精油や香り成分は脂溶性で
あることから、容易に血液脳関門
を通過して脳内に取り込まれます。
薬物と同じように、中枢神経系、
特に GABAA受容体に作用する
可能性が高いといわれています。
*GABAA受容体(ギャバエー受容体)
* 脳における抑制性神経伝達
* を司る主要な受容体。
* この受容体の異常が、不眠・不安・
* 緊張・けいれん・てんかんなどの
* 様々な病態を引き起こすことが知
* られGABAA受容体の正常な働きは
* 複雑な脳・神経機能を形成する
* 分子的基盤の重要な一角をなす。