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「マツ」という樹木はない?
松の木は日本人に馴染み深い木で
あるせいか、「松」の字は地名や
人名にも多く使われています。
それほど身近にある松の木ですが
単に「マツ」という樹木はないそう。
マツの仲間は、北アフリカ、西インド
ならびにマレーシア以上の北半球に分布
し、約100種が知られていますが、特に
北アメリカに種類が多いといいます。
マツ属の葉は、短枝と呼ばれる枝の
一種に、数枚の葉が束になってついて
いるという独特の形をしています。
一つの束にいくつついているかは
個体内で多少の差はありますが
2本、3本、5本(まれに1本、
4本)と束生しているのが普通です。
日本には何種類の松がある?
「6種類説」
1 ② 「アカマツ(赤松)」
2 ② 「クロマツ(黒松)」
3 ⑤「ゴヨウマツ(五葉松)」
4 ⑤「ハイマツ(這松)」
5 ②「リュウキュウマツ(琉球松)」
6 ⑤「チョウセンゴヨウ(朝鮮五葉)」
の6種のマツがあるという説。
「7種類説」
上記の6種に
7 ⑤「ヤクタネゴヨウ(屋久種子五葉)」
を加えて7種とするもの。
「8種類説」
7種類説に、
8 ⑤「ヒメコマツ(姫小松)」
を加えて8種とする方もいますが
そもそも「ヒメコマツ(姫小松)」は
「ゴヨウマツ(五葉松)」の別名だそう。
ではありますが、あえてヒメコマツを一種
と考えていらっしゃる方もいるということ
で結局、本当は何種なのかよくわかりませ
んが、まあこの位という感じです。
日本は二葉、五葉 かつては三葉松も存在
ちなみに最初の番号の次に
②や⑤と書いてあるのは、
*「②=二葉」
*「⑤=五葉」
という意味です。
三葉松は、アメリカ大陸を中心に分布し
ダイオウマツやテーダマツがあります。
現在、日本には三葉松は自生していま
せんが、オオミツバマツと名付けられた
化石が残っていることから、かつては
日本にも自生していたようです。
二葉—硬く黄色味 五葉—柔らかく白い
木材としてみた場合、二葉・三葉の
ものは硬く黄色味を帯びていることから
英語では、「hard pine(硬い松)」
あるいは「yellow pine(黄色い松)」
などといわれています。
それに対して五葉松類は、柔らかく
色も白いので「white pine(白い松)」
「soft pine(柔らかい松)」と称されます。
マツ材は、スギやヒノキに比べますと
耐久性に劣りますが、二葉松は建材と
して柱や梁に用い、
柔らかい五葉松は、狂いの少ない材
として木型、曲げ物、塗物の下地
などに用いられています。
ヒメコマツ精油
( five-needle pine, Japanese white pine)
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マツ科マツ属
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学名
Pinus parviflora
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抽出部位
枝葉
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蒸留法
水蒸気蒸留法
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成分
αピネン 、βピネン 、サビネン、ミルセン、
リモネン、ボルニルアセテート、
テルピネオール、ネロリドール
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効能(マツ属)
呼吸器系、気管の炎症緩和
せきや喘息、殺菌作用
泌尿器系、生殖器系の消炎作用
リウマチや関節炎の鎮静作用
アトピー性皮膚炎、湿疹
精神的には、否定的な気持ち
を肯定的にする働き
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香りの特徴
ヒメコマツは、他のマツに比べて
すっきりとして爽やかな甘い香り
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材の利用法
削りあがりが良い為、鋳物の木型材として
優秀な木で、様々な機器の模型の製作に
また、ピアノの鍵盤下地やバイオリン
などの楽器の材料としても利用されます
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トドマツ精油の花粉アレルゲン無害化効果
スギ花粉の大きさは約20μm(マイクロ
メートル)で、本来マスクを貫通しません。
20μmという大きさは、日本人の毛髪が
80μmといわれていることから考えますと
かなりの小ささということがわかります。
ところがその小さい花粉が、空気汚染物質
と結合することにより、更に0.06μmまで
細分化し、マスクを貫通してしまうのです。
花粉が空気汚染物質と結びつくと
小さくなるだけではなく、なんと
1万倍も凶暴化するのだそう。
この凶暴化した花粉アレルゲンを
無力化するのがトドマツの精油です。
トドマツ精油の揮発性成分
(香り成分)の3つの働き
1 花粉アレルゲンをコーティング
* して、抑え込む
2 花粉アレルゲンの毒性を抑制
3 空気汚染物質(二酸化窒素 NO2)
* を無害化
埼玉大学の王教授の20年間にわたる研究
により、様々な精油のなかでトドマツ精油
が花粉症に最も有効という結果が出ました。
トドマツ由来成分の「βフェランドレン」
の抗酸化作用が、
「アレルゲンの無力化」
「待機汚染物質の除去」
の双方に効果を発揮するのです。
トドマツ精油の実際の使用方法としては
お部屋で焚いたり、あるいはマスクに
精油を1滴垂らすだけでも効果がある
ということです。
* (参照/王青躍埼玉大学教授)