双方の信頼で成り立つネットショップ 「本物」「ニセモノ」14

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

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 「デコポン」さんから来たメール

前回は、柑橘類の「デコポン」のお話をしました
が以前、ローゼンタール〈魔笛〉のショップに
「デコポン」という名前でお問い合わせの
メールをいただいたことがありました。

 

「デコポン」さんは東京にお住まいのようでしたが
自分はアナログ人間なのでネットショップでの
注文は苦手だと書いていらっしゃいました。

 

ですから、ローゼンタール〈魔笛〉のネット
ショップ「アプリ」に注文をするのではなく
実際に品物を見みてみたいとのことでした。

 

 

 

 

指定の場所にティーカップを持ってきて
もらうことは可能でしょうか、という御依頼。

 

その方のお知り合いの方が、ネット
ショップで購入した食器がニセモノだった
という経験をされたのだそうです。

 

そんなこともあり、実際に見て本物と
わかったら購入したいということでした。

 

 

 

 

そのような御依頼は初めてのこと
でしたので、私は少々戸惑いました。

 

ショップ作りを共に学んだ同期生に
相談してみたところ、答えてくれた
全員が「断るように」との回答でした。

 

なかには、そのようなお客様の御依頼が
あった時には丁寧に説明してお断りをした、
という人もいました。

 

 

 

 

 

「ウソ」を書いて売っているショップも…

確かにネットショップの中には、

 

「ローゼンタール〈魔笛〉は現在、作られて
いないので、この食器を手に入れることは
難しいです」

とか、

「現在、ローゼンタール〈魔笛〉は
作られていないので、この食器は幻の逸品です」

 

というウソを平気で書いて「激レア商品」
「入手困難」等々煽って中古品をヤフオク等で
売っているオンラインショップも多々あります。

 

(上記のお店は、ネットショップだけ
ではなく、実店舗を都内で50年近く
営業しているお店でもあります)

 

 

 

 

「デコポン」さんのお友達のように
送られてきたものがニセモノだったり、
箱のないリジェクト品という可能性も
ゼロとはいえないでしょう。

 

(リジェクト品というのは、
作った工場で「1級品」と認められずに
はねられた「2級品」のことです)

 

 

 

お客さんの側の「ウソ」も……

また、これは実際の知り合いの話では
ないのですが、ネットショップをして
いる方がこんな経験を書いていました。

 

 

 

 

有名ブランドのバッグを扱っているショップ
の方なのですが、そのネットショップで購入
した人から「届いたバッグがニセモノだった」
というクレームがきたそうです。

 

ショップのオーナーは、バッグは
本物だと自信がありますので、

 

「そうお思いでしたら、『◯◯』という
真贋を鑑定するお店がありますので
そのお店で見てもらってはいかがですか?」
という返事をしました。

 

 

 

 

しばらくしますと、そのお客さんから連絡が
きて、「『◯◯』でみてもらいましたが
やはりニセモノでした」とのこと。

 

ショップのオーナーは、そんなはずはない
と思いつつも、お客さんにその品物を返品
するよう依頼し、バッグの代金を返金しました。

 

返品されてきたバッグを見て、驚いたそうです。
そのバッグは、ショップから送られたもの
ではなく、ニセモノのバッグだったからです。

 

 

 

 

「本物(!)のニセモノのバッグ」
だった、とわけのわからない
文章になってしまいましたが、

 

つまり、そのショップのオーナーは
「本物のバッグ」をお客さんに送りましたが
お客さんはすでに持っていた「そのバッグの
ニセモノ」を鑑定に出したというわけです。

 

その後、ショップに鑑定に出した方
のニセモノのバッグを返品して
支払った代金も返金してもらったのです。

 

この場合は、完全にお客さんの
側の悪質な詐欺行為です。
ネットショップの側の詐欺行為もあれば
お客さんの側の詐欺行為もあるというわけですね。

 

 

 

 

 

お互いの「信じる心」 

ネットショップは、といいますか他のこと
でもそうなのだと思いますが、何事も双方
の信頼があって初めて成立するものです。
逆に言えば、信頼関係がないと成り立ちません。

 

ほとんどの人は、詐欺行為など
はせずに誠実に対応しています。

ですがほんの一握りの悪いことをする
オンラインショップや、お客さんも
いることは残念ながら事実です。

 

 

 

 

そうそう、先ほどの「デコポン」さんという
お客様の御依頼のことですが、私は今回だけは
お受けすることにして、今後はそのような
御依頼はお断りをすることにしました。

 

とは決めましたが「デコポン」さんと、
何度ものメールのやり取りをしているうちに
結局、お断りすることになってしまったのです。

 

 

 

信じてくださるお客様に感謝を! 

お断りをすることになったのは
「デコポン」さんと待ち合わせ
の約束をしたときのことです。

 

 

 

 

「デコポン」さんが指定したのは新宿のカフェ。
「目印としてグッチのバッグを持って行く」とだけ
しか書いてなかったので、名前と連絡先を教えて
頂きたい、と私はお願いしました。

 

ところが「デコポン」さんの返事は、
「会ったこともない人には、教えられない」
とのことでしたので、申し訳ありませんが
お断りをすることにしました。

 

確かに、一度も会ったこともない人に
住所氏名を教えることに、ためらう
気持ちはわからないでもありません。

 

 

 

 

ただ、万が一、指定された新宿のカフェに
行く直前や、途中で事故等があり、時間に
行けない状態になるかもしれません。

 

また悪く考えれば、グッチのバックを持った人
というだけの情報で指定された新宿のカフェに
行っても、「デコポン」さんが現れない
ということさえあり得ることです。

 

もちろん、「デコポン」さんが住所等を教えて
くれたとしても、それが本当のものか否かは
わかりません。

 

ではあっても私は、それを信じて
出かけるつもりでいたのですが。

 

 

140416dogokazabu麻布十番にある「ドッグカフェ」

 

 

結局「デコポン」さんは、ネットショップでの
お買い物には向かない方だったのだと思います。

 

そう考えますと、初めてのネットショップを
信頼してくださるお客様の存在は
本当に心から有り難く思います。

 

その信頼におこたえすることの
できるショップでありたい
と改めて思わずにいられません。

 

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ティグレス「ガトーフェスタハラダ」

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

rhiguresugatofasutaharada

 

 

焼き菓子の「ティグレス」

今日のお菓子、「ティグレス」は
「ガトーフェスタハラダ」の製品です。

 

「ガトーフェスタハラダ」は以前も、
「グーテ・デ・ロワ(GOUTER de ROI)」
「グーテ・デ・プリンセス
(GOUTER de PRINCESSE)

紹介しましたね。

 

「ガトーフェスタハラダ」のサイトを見ますと
この3種類のお菓子は違う分類(?)の
ものとして扱われているようです。

 

 

「グーテ・デ・ロワ(GOUTER de ROI)」
は〈ラスク〉で、

 

 

gutederawa370「グーテ・デ・ロワ  ラスク」
ガトーフェスタハラダ

 

 

 

「グーテ・デ・プリンセス
(GOUTER de PRINCESSE)」
は、〈クッキー・サブレ〉の括り。

 

 

gutedepurinsesu370

 

 

そして今日の「ティグレス(TIGRESSE)」
ですが、こちらは〈焼き菓子〉ということです。

 

 

 

チョコチップを練り込んだ生地にチョコレートを入れて

「アーモンドプードルと良質なバターを
たっぷり使った生地に、チョコチップスを
練り込んで焼き、チョコレートを流し込みました」
と書いてあります。(「ガトーフェスタハラダ」)

 

 

thiguresu370「ティグレス」
ガトーフェスタハラダ

 

 

 

確かにこのようなお菓子にしては、流し込んである
チョコレートがとても美味しく感じられました。

 

私は、この3つのお菓子の中では、
今日の「ティグレス」が一番好きです。

 

 

 

 新製品「グーテ・デ・ロワ・ソレイユ」

さてさて、お次ぎは「ガトーフェスタハラダ」で
新しく出来た素敵なお菓子を御紹介しましょう。

 

 

gutederowasoreiyugatofesutaharadaグーテ・デ・ロワ・ソレイユ
(写真/「ガトーフェスタハラダ」)

 

 

名前は「グーテ・デ・ロワ・ソレイユ」。

 

「Rol  Soleil(ロワ ソレイユ)」とは、
「太陽王」すなわち、フランスの王様である
ルイ14世を讃える呼び名ですね。

 

「グーテ・デ・ロワ・ソレイユ」は
「太陽王」にふさわしい、ブロンド色の
クーベルチュールチョコレートを、

 

フランスのチョコレートメーカーと
共同開発して、ガトーラスクに
コーティングしてあるということです。

 

 

「グーテ・デ・プリンセス」
ガトーフェスタハラダ

 

 

 

ルイ13世の妃も、ルイ14世の妃もチョコレートが大好き

「あぷりのお茶会」では、少し前に
チョコレートのお話をした時に
ルイ14世が出てきましたね。

 

フランスの王様、ルイ13世、14世、
ともにスペインの王女をお妃に迎えました。

 

スペイン王女、アンヌ・ドートリッシュ
が、ルイ13世に嫁いだのは1615年。

 

 

 

 

スペインの一部の階級の贅沢品であった
チョコレートは、オランダ、ベルギーに広まり、
ルイ13世とアンヌ・ドートリッシュが結婚する
少し前の1609年に、フランスへも伝わっていました。

 

彼らの子どもであるルイ14世も
1660年にフランス王女の、マリー・テレーズ
・ドートリッシュと結婚をします。

 

(マリー・テレーズ・ドートリッシュは
ルイ13世の妃であった、アンヌ・
ドートリッシュの姪にあたります)

 

 

 

 

ルイ13世の妃、アンヌ・ドートリッシュは
チョコレートコックを連れて、フランスに嫁いだ
ほどチョコレートが好きだったということです。

 

勿論、ルイ14世に嫁いだマリー・テレーズ
・ドートリッシュも、チョコレートが
大好きだったようです。

 

そんなチョコレートが大好き妃たちと、
チョコレートがフランスへ渡った直後
という時期的なものもあって、

 

 

gutederowasoreiyuグーテ・デ・ロワ・ソレイユ
(写真/「ガトーフェスタハラダ  オンラインショップ」)

 

 

「ガトーフェスタハラダ」の新製品に、ルイ14世
を讃える名である「グーテ・デ・ロワ・ソレイユ」
という名前が与えられたのでしょうか。

 

 

 

お皿が、「ローゼンタール魔笛」です!

ところで、「ガトーフェスタハラダ」の
新製品を紹介するこの「グーテ・デ・ロワ
・ソレイユ」の写真を御覧になって
何かお気づきではありませんか?

 

そうです、この「グーテ・デ・ロワ・ソレイユ」
に使われているお皿は、ローゼンタール〈魔笛〉
のお皿で「アプリ」がお届けしたものなのです。

 

 

「ティグレス」ガトーフェスタハラダ
お皿は22センチのケーキ皿

 

 

この写真( ↑ )で、私が紅茶とともに
「ティグレス」をのせているお皿は
ローゼンタール〈魔笛〉の22センチお皿。

 

「ガトーフェスタハラダ」のサイトの新製品紹介で
「グーテ・デ・ロワ・ソレイユ」をのせているお皿は
ローゼンタール〈魔笛〉の25センチのディナー皿です。

 

 

「グーテ・デ・ロワ・ソレイユ」
ガトーフェスタハラダ
お皿は25センチのディナー皿

 

 

これまでの「ガトーフェスタハラダ」では、
ホワイトのお皿を主にお使いになっていて
ゴールドのお皿はなかったように思えます。

 

「太陽王」の象徴ともいえるブロンド色、
その色のクーベルチュールチョコレートを使った
お菓子に、ローゼンタール〈魔笛〉ゴールドのお皿。

 

このように使っていただけたとは
本当に有り難い限りです。
ゴールドのお皿といいましても
本当にたくさんありますからね。

 

 

thigurasu131011「ティグレス」
ガトーフェスタハラダ

 

 

それらの中から、ローゼンタール〈魔笛〉を
選んでいただけたことを心から嬉しく思います。
ありがとうございました!

 

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紅白饅頭 「ローゼンタール魔笛」と「漆・椿皿」

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ローゼンタール〈魔笛〉におまんじゅう

お祝い事で、紅白のおまんじゅうを
いただきました。

 

かなり大振りです。
ふっくらみっちり、餡もおいしかったです。

 

 

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黒漆の椿皿に勝るとも劣らない?

同じおまんじゅうを、今度は和菓子用
によく使われる、黒漆の椿皿にのせて
みました。

 

この写真は、ローゼンタール
〈魔笛〉 のティーカップソーサー
にのせています。

 

お抹茶茶碗にしたものも同様
ローゼンタール 〈魔笛〉 の
一番小さいボウルです。

 

 

 

 

〈魔笛〉 は、和のものにもとても
合うように私には思えるのですが……。

 

デザインをされたビョルン・
ビンブラッドさんが御覧になったら
どんなお顔をされるでしょうか?

 

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