「レイプで妊娠し子どもを産んだ」アラバマ州の女性が抗議

昨日、一昨日とアメリカの中絶禁止法について
お話ししてきましたが、今日はこの度アメリカで
一番厳しいといわれる中絶禁止法が可決した
アラバマ州で、レイプによる妊娠で子どもを
出産した女性の抗議を御紹介します。

 

彼女はアメリカアラバマ州に住む、
ディナ・ザーロットさん。
17歳の時にレイプで妊娠をし、
中絶が許されなかったために
出産した経験があります。

 

2019年5月21日の「BBC News JAPAN」の
ビデオから彼女の言葉を書き起こしました。

 

 

 

「『レイプで妊娠したと知らされ、
中絶の方法がないといわれるたびに、
まるで…….、
身体をもう一度侵食されたようでした』

 

ディナさんは、17歳の時にレイプをされた。
妊娠に気づいた時には、アラバマ州で
中絶できる時期を過ぎていた。

 

『私にはどうすることもできない
他人の選択と欲望を押し付けられている、
そんな気分でした』

 

生まれたゾーイちゃんは、長く
生きられない疾患を抱えていた。

 

ディナさんは、アラバマ州の
新たな中絶禁止法に反対だ。
この法律ではレイプや近親姦でも
中絶できない。

 

『他の女性が同じ経験をする
かと思うと悲しい。
私自身や17歳の頃の私に
対する悲しみと同じです。
この法律は女性をモノとして
扱っています。
それが許せません。
女性を子どもを産む機械やいれ物、
組み立て工場として見ていて、
私たちの現状や生活について
何一つ触れていません。
私たちはみんな、別々の人生を
歩んでいて、中絶を求める理由も
一人一人違います。
道場や優しさ、尊厳を持って
扱われるべきものです。
今、そうしたことが
起きているとは思えません』」

 

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