握りつぶされた1000本のビデオテープと2000人の顧客名簿

exeite ニュース 2019年11月16日

2003年7月中旬、東京都赤坂にあるマンションの
一室で、当時小学6年生の少女4人が誘拐・監禁
される事件が発生した。

 

逃げ出した少女の証言をもとに警察が捜査を行った
結果、渋谷を中心に活動していた児童買春グループ
の存在が明らかになったが、顧客名簿が明らかに
なるや否や、捜査は打ち切られてしまった。

 

事件の犯人であるAは、渋谷で非合法の未成年デー
トクラブ「プチエンジェル」を経営し、渋谷や新宿
を中心に少女を勧誘し、「カラオケ5000円、下着提供
10000円、裸体撮影10000円」という行為を斡旋。

 

Aと知り合った少女は、赤坂にあるマンションの清掃
を依頼され7月13日に行くと、他にも3人の少女が同様
の依頼を受けていて、Aにより監禁されてしまった。

 

警察による操作が開始され、Aが犯人であることを掴ん
で別件の児童売春容疑で逮捕城を請求したが、7月16日
午前9時頃、Aは赤坂のマンションで練炭自殺をした。
物音がしなくなって逃げ出した少女が花屋に助けを求め
残りの少女たちも警察に保護されることになった。

 

少女らは保護された後、警察の捜査により埼玉県
久喜市にあるAのアパートからは1000本以上の児童
買春ビデオテープと、2000名にも及ぶ顧客リストが
発見された。
顧客リストには顧客リストには医者、弁護士、政治
家の名前が多かったと当時のマスコミは報道。

 

監禁された少女たちの証言では、A以外にも運転手、
赤坂のマンションを借りていた名義人、客引きの3人
の共犯者がいたことがわかり、大きな組織的犯罪が
絡んでいるのではないかとネット上で噂された。

 

しかし、警察は単独犯であると断定し、顧客リストに
ついても偽名が大半であるとして捜査を打ち切って
しまった。

 

また、Aの自殺を疑うものもいた。
ビニールを被った状態で練炭自殺を図ったとされるが
普通だとビニールが溶けてしまうということから、一
部報道では、顧客リストに並んだ人物による他殺では
ないかという噂も流れた。

 

事件を受けて、渋谷・新宿で行われた一斉補導では
1500人以上の少年少女が補導された。
監禁された少女が通っていた小学校では、「渋谷に
行けばお金を貰える」という噂が流れていたそうだ。

 

 

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