「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!
明治製菓「たけのこの里」
実は今日、御紹介する「たけのこの里」は
形が可愛いので以前からずっと気になって
いたのですが、今回初めて買いました。
「たけのこの里」といえば
「きのこの山」が思い浮かびます。
姉妹品でありながら、といいますか姉妹品で
あるからこそ、両者のファンの間では激しい
バトルが繰りひろげられているということ。
「きのこの山」は1975年生まれ
「きのこの山」は1975年9月30日に
誕生した大ベテランお菓子です。
もうすぐ半世紀ですね。
「きのこの山」が生まれた1975年とは
1968年に起こった有名な「3億円強奪事件」
が、延べ17万人もの捜査員を投入したものの
解決せずに時効を迎えた年なのだそうです。
その他、1975年といえば
「およげ!たいやきくん」の歌が
大ヒットした年でもあります。
映画でいえば「カッコーの巣の上で」
が上映された年なんだそう。
「きのこの山」の5年前に生まれていた「アポロ」
「きのこの山」が誕生したのは1975年ですが
「きのこの山」の製品自体のアイデアと
しては、1975年をさかのぼること5年、
1970年からあったといいます。
1970年の前年である1969年8月7日、明治
から「アポロチョコ」が発売されました。
こちらは以前、御紹介しましたが、アポロ
チョコの形は、アメリカのアポロ宇宙船の
イメージから作られたものでした。
「微妙なお菓子」といわれた「きのこの山」
1969(昭和44)年、明治の大阪工場で
アポロチョコの生産が始まりましたが
売れ行きはイマイチでした。
工場設備を有効に活用しようと、大阪工場
の担当者が持ってきた試作品、それが
「きのこの山」だったのです。
しかし、「きのこの山」の評判は
あまりよくありませんでした。
「アポロチョコ」の前といえば、グリコの
「ポッキー」があるくらいで、「きのこの山」
のようなものは「微妙なお菓子」という
扱いだったのです。
ということで発売まで時間がかかりましたが
「アポロチョコ」発売から5年後の1975年、
めでたく「きのこの山」の発売に至ります。
1979年、やっと「たけのこの里」誕生!
その「きのこの山」ができた4年後の1979
(昭和54)年、「たけのこの里」が誕生。
苦労を経て誕生したかわいいお菓子
「きのこの山」と「たけのこの里」
だったということですね。
そんな様々な事情の中から生まれ
現在、長寿を保っているというのは
まことに喜ばしい限り。
これからは心して「きのこの山」及び
「たけのこの里」をいただくことに
しましょうっていうか、その前に
「きのこの山」を買わないとね。
1969年 「アポロチョコ」
1975年 「きのこの山」
1979年 「たけのこの里」
「きのこの山」と「たけのこの里」の違い
「きのこの山」と「たけのこの里」は
形が違うだけで、同じようなチョコレートを
使ったお菓子(ファンシーチョコスナック)
ではありますが少々違いもあります。
* きのこの山 たけのこの里
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本体 クラッカー クッキー
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チョコ量 1.4 1
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チョコの種類
* カカオ風味が強いチョコと ミルク感の強い
* ミルクベースチョコの2種 甘めのチョコ2種
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重さ(1個) 2.5g 2.5g
________________________
カロリー(〃) 14kcal 14kcal
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売り上げ量 1 2
________________________
(重さとカロリーに関しては、正確には少々異なる
ようですが、気にするほどの差異ではないかと)
というように差はあまりないのでですが
最後の売れている量は結構、違うのですね、
これほどの差があるとは驚きました。
「カールおじさん風」おさるさん
そうそう、「たけのこの里」の箱の
後ろに、「おいしさのポイント」を
お猿さんが説明してくれています。
私は、このお猿さんが一瞬「カール
おじさん」に見えてしまいました!
同じ人が描いているのかな?