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てんとう虫がついているムース
ANAインターコンチネンタルホテル東京の
2階にある「ピエール・ガニェール
パン・エ・ガトー」のムースです。
いかにもピエール・ガニョール
という感じのケーキですね。
(ピエール・ガニョール パン・エ・ガトー
東京都港区赤坂1-12-33 tel.03-3505-1111)
本当は「ピスタチオ・オレンジムース」という名前なの
ですが、それよりも「てんとう虫のオレンジムース」
の方があっているような気がするほど可愛いムース。
害虫と益虫の両方がいるてんとう虫
と、可愛いてんとう虫ですが、日本でよく
見かけるものは、「ナナホシテントウ」と
「ナミテントウ」という種類だそうです。
両方とも主食はアブラムシ、ということは益虫ですね。
中には草食のてんとう虫もいるそうで
こちらはほとんどが害虫。
まあ「害虫」・「益虫」といっても、人間にとって
都合がいいか悪いかでつけている名前ですので、
てんとう虫にしてみたら「なんだよ、それ!」
っていうことになるかもしれませんが。
日本に一番多くいる「ナミテントウ」
上の写真のたくさんのテントウ虫は日本で最もよく
見られる「ナミテントウ」という種類のものです。
黒の地に赤い点が二つあるもの、赤い地に黒い点が
あるもの、黄色っぽい地に黒い点がいっぱいあるもの、
無地のもの等々これら全てが「ナミテントウ」です。
テントウ虫科(Coccinellidae)の
「ナミテントウ(Harmoniaaxyridis)」は
主に3月から10月にかけて出現します。
「冬眠」も「夏眠」もします!
冬は成虫で冬を越すそうですが、10月の
下旬頃から人家や草むら、落ち葉や
樹皮の下などに集団で冬眠をします。
そればかりではなく、面白いのは夏眠もするそうで
夏の暑い時期は、やはり草の根もと等で
活動を停止しているとか。(「小さな園芸館」)
「寒さは勿論だけど、暑さにも弱くって」
ということなのでしょうか。
この写真の一番下の右側の「ナミテントウ」が
ピエール・ガニョールの「ピスタチオ・オレンジムース」
のテントウ虫に一番似ているように見えませんか?
てんとう虫の名前の由来
てんとう虫を捕まえると、てんとう虫は指先の
ような高いところに登っていって、そこから
パーッと羽を広げて飛んで行ってしまいます。
この動作が、あたかも太陽を目指して
いるように見えることから、てんとう虫
という名前がついたのだそうですよ。
おいしくないから食べないで!
またこのてんとう虫君、外敵に触られると
死んだ振りをしたりするといいますから、結構
役者な一面も持っているようです。
とはいえ、てんとう虫の体液には野鳥が嫌いな
アルカロイドという成分が含まれているために
野鳥はもともとてんとう虫は敬遠するそう。
まれに間違って食べてしまった野鳥は、以後
2度と食べることはないともいわれていますので
てんとう虫は、よほどおいしくないのですね。
もちろん、てんとう虫のついているピエール・
ガニョールの「ピスタチオ・オレンジムース」
はおいしいムースでしたよ。