「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!
ジャガイモの故郷は南米アンデス山脈
かなり前のことなのですが、植物の
ルーツを訪ねる(or 探る?)という
ようなTV番組を見たことがありました。
そこに「ジャガイモ」も登場したのですが
ジャガイモは南米アンデスの高地が原産地
だということでした。
ただしそこでとれた「ジャガイモ」の
大きさは、現在で出回っているものに
比べるとかなり小粒だったようです。
ジャガイモ(アスタルテ)の花
(写真/「ジャガイモ品種解説」)
食用にはならなかったジャガイモ
その南米アンデスの「ジャガイモ」が
ヨーロッパに渡ったのは15世紀の終わり頃、
スペイン人が持ち帰ったといわれています。
ヨーロッパに渡る途中の船内で
芽が出たジャガイモを食べてその毒に
あたった人もいたそうです。
そんなことから「ジャガイモ」は
「悪魔の植物」と呼ばれました。
そういえば、トマトも
アンデスが原産でしたね
「トマトの歴史」
ヨーロッパはアンデスより日が長く
暖かかだったので、葉や茎が妙に育ち
お芋自体はあまりできませんでした。
18世紀の半ばになり、食べるための
ジャガイモができるようになります。
ジャガイモには微量の天然毒素が含まれる
「ジャガイモ」の毒といわれる部分は、
「ジャガイモ」から出た芽や緑色に
なった皮の部分です。
これは芽が出てしまっている「ジャガイモ」
ですが、この部分に天然毒素である
ソラニンやチャコニンが含まれています。
家庭で「ジャガイモ」を栽培した時に
できる、小さな未熟な「ジャガイモ」にも
同様の毒が含まれているといいます。
それは小さな未熟な「ジャガイモ」の芽や
緑色の皮の部分ということではなく、
小さな未熟なジャガイモ全体にソラニンや
チャコ人を多く含むこともあるということ。
ソラニン・チャコニンといった天然毒素
を多く含む「ジャガイモ」を食べると
吐き気や嘔吐、腹痛、下痢、めまい、
頭痛などが起きることがあります。
こちらは緑色がかってしまったジャガイモ
(写真/「農林水産省」)
ジャガイモの毒素を避けるには
1 日の光や蛍光灯という光に当たると毒素
* が増えるので光に当てないように
2 じゃがいもを傷つけてしまいますと
* 毒素が増えるので傷をつけない
3 芽と緑色の部分は濃度が高く、
* 内側より皮の方が濃度が高いので
* 皮はできるだけむく
4 また濃度が高いジャガイモは苦くなる
* といいますので、苦味がえぐみのある
* ものは食べないようにしましょう
5 買ってきたジャガイモは冷暗所に保管
* し(冷蔵庫に入れる必要はありません)
* 調理の際、芽と緑色の部分を取ること
6 170度以上の温度で揚げると、ソラニン
* やチャコニンが分解するために量が減る
* そうですので、ジャガイモは熱をしっかり
* 通して調理すると覚えておきましょう
外見はジャガイモのようですが
中が黄金色の「安納いも」
「『紫いも』と『安納いも』」
と書いてきて、実は私はちょっと冷や汗。
よく今まで平気だったなぁと。
私って結構、何でも食べちゃうんです。
みなさまは気をつけてくださいね!