「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!
「ルーブル美術館展」を記念してのお菓子
前回はサントリー美術館での「若冲と蕪村展」
で求めたおせんべいを御紹介しましたが
今日は「ルーブル美術館展」関連の
お菓子を御覧いただきましょう。
東京ミッドタウンの近くにある国立新美術館では
現在、「ルーブル美術館展 日常を描く
風俗画に見るヨーロッパ絵画の神髄」
が開催されています。
(国立新美術館 港区六本木7−22−2
03-5777-8600)
そこで東京ミッドタウンのいくつかのお店が
この展覧会に因んだお菓子を発表しました。
「虎屋」の『ルーブルの光・白』
その一つが今日の写真のお菓子。
名前は『ルーブルの光・白』、作ったのは「虎屋」。
「白」とあるのは、もう一種類赤いものがあるから
でして、そちらの名前は『ルーブルの光・紅』。
フランスのボルドーワインを使った
琥珀羹(こはくかん)です。
『ルーブルの光・白』を口にした時に、想像
していた単に甘いお菓子ではなく外見同様、
お洒落な味が広がったことに驚きました。
いかにもワインという味はしませんが
ワインが『ルーブルの光・白』の味を数段
引き上げていることは間違いありません。
そしていうまでもなく『ルーブルの光・白』は
ルーブル美術館のピラミッドから着想を得たお菓子です。
とらやパリ店が2005年に25周年を
迎えたことを記念して誕生したもの。
シンプルだから美しい
ピラミッドを模したお菓子を作ったのは「虎屋」と
「リッツカールトン デリ&カフェ」の2つ。
「リッツカールトン デリ&カフェ」の方は
白いチーズケーキのようで、これはこれで素敵
なのですが、私は琥珀羹の「虎屋」の
『ルーブルの光・白』に惹かれました。
別にこのようなものは、似ていた方がいいという
ものでもありませんが、私は透明なものに生来弱い、
という超個人的な理由からの選択です。
そして「紅」の方ではなく透明な『ルーブルの光・白』。
形が違っている?
こちらの『ルーブルの光・白』の写真を御覧になって、
今日、最初につけた写真の『ルーブルの光・白』
( ↓ )と見比べると、ピラミッドの形が
ちょっと違うように見えませんか?
オークの葉っぱと一緒に写っている
『ルーブルの光・白』は、実は買って
きてから一日置いてしまったもの。
何となくお天気がすぐれず、思うように
撮れなかったため翌日、再挑戦してみたのですが
御覧の通り前日と同じどんよりしたお天気。
時間をおいてしまったせいで、ちょっと寒天が
ゆるくなった感じで、ピラミッドのキリッとした
四角錐が、富士山のような裾広がり風に
なってしまったのは残念なかぎり。
ガラスや金属の醸し出すシャープな感じが
薄れてしまい、虎屋には申しわけありませぬ、
こんな写真をブログに載せてしまって。
「ジャン=ポール・エヴァン」の『ピラミッド』
そういえば、今回の「ルーブル美術館展」を記念
したお菓子ではないのですが、東京ミッドタウンの
「ジャン=ポール・エヴァン」には、定番ケーキの中
に『ピラミッド』という名前を持つものがあります。
こちらはルーブル美術館のピラミッド
ではなく、エジプトにある本家(?)の
ピラミッドのことかもしれませんね。
なお虎屋を始め、「ルーブル美術館展」を記念して
発表したお菓子は、期間限定の発売となります。
国立新美術館での「ルーブル美術館展」の開催は
6月1日までですので、そのあたりまででしょうか。
今日は長くなってしまいましたので、お菓子
ではない、本物のルーブル美術館のピラミッド
については明日ね〜!
(「『ピラミッド』と『逆ピラミッド』
ルーブル美術館」)