シシャモ(スモーク、カナダ産)「プレッセプレミアム」東京ミッドタウン 

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

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スモーク「シシャモ」

東京ミッドタウンのスーパーマーケットプレッセ
プレミアムで買ったスモーク「シシャモ」です。

 

この「シシャモ」は、当然のことながら
プレッセプレミアムのお魚関係の
コーナーにあったもの。

 

私は初めて見たような気がするのですが
今までもスモーク「シシャモ」、あったのかな?
スモークしてある「シシャモ」を買ったのも初めて。

 

ふつうの「シシャモ」より、すこーしだけ
色が黄色、あるいは茶色がかかっていますね。

 

 

プレッセプレミアムで買った
中谷本舗の「柿の葉寿司」

 

 

 

カラフトシシャモは「シシャモ」じゃない? 

「シシャモ」という字の下には
「カラフトシシャモ」と書いてあります。

 

これがこの「シシャモ」の種類でしょうか。
この「シシャモ」自体は、カナダ産のものですが。

 

入っていたパックには
「カナダスモーク子持ちししゃも(生食用)」
と書いてあります。

 

 

「カラフトシシャモ(樺太柳葉魚)」

 

 

今調べてみましたら、「カラフトシシャモ
(樺太柳葉魚)」は「シシャモ」という名前ですが
本当は「シシャモ」の仲間ではないそうです。

 

北海道地域以外で「子持ちししゃも」として
売られているものの多くが,このカラフト
シシャモかキュウリウオのどちらかだとか。

 

ということは、今回のスモークシシャモに
限らず、北海道以外で私が買った「シシャモ」は
(って,北海道で買ったことはありませんが)本当の
「シシャモ」ではなかったというわけなのですね……。

 

 

karahutosishamo1カラフトシシャモ
(写真/「長崎県水産部ホームページ」)

 

 

 

ちょっと塩っぱいけど、生臭さがなくて嬉しい

原材料としては、
「カラフトシシャモ(カナダ産)、
食塩、調味料(アミノ酸等)」
ということです。

 

スモークをしたものには、この程度の食塩を
使うのは普通なのかもしれませんが
私にはちょっと塩っぱかったかな。

 

もう少し食塩が少ないと、「シシャモ」
(とまあ,ここでは書いてしまいますが)
の味が全面に出てきてくれるような気がして残念。

 

最近、お肉はもちろんのことお魚も匂いが気に
なって、なかなか苦戦(?)をしているのですが
スモークはその点、生臭さがなくて嬉しいです。

 

 

こちらもプレッセプレミアム
で買った「穴子寿司」

 

 

 

調理前に、切り身をボイル

そういえば、何年か前に料理研究家の
小林カツ代さんの本で読んだことがあります。

 

小林カツ代さんは,お魚の切り身
(たとえば鮭とかね)を調理前に
一度ボイルする、ということでした。

 

衛生面等に良いような気がして、それ以来
私も真似をしています。

 

ただ、時にボイルすることによって余計、生臭さ
が増してしまうような気がする時もあるのですが。
どのような理由なのでしょうね。

 

と、ここで全然関係ない話なのですが
「シシャモ」とパソコンに入れると
「支社も」って出てくるんだよ〜!

 

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「シーザーサラダ」の本当のレシピ 

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1924年に生まれた「シーザーサラダ」

今日7月4日は、シーザーサラダのお誕生日です。
1924年に誕生したので、今年で90歳ですね。

 

そして7月4日は、もちろんアメリカの
建国記念日でもあります。

 

以前、アメリカでは禁酒法時代、ハリウッドから
メキシコのホテルに行ったお客さんのために
オーナーが作ったのが「シーザーサラダ」だった、
というお話をしたことがありました。

 

 

ディーン&デルーカの「シーザーサラダ」

 

 

ちょうど一年前の、2013年7月4日にディーン&
デルーカのシーザーサラダを紹介
した時のことです。

 

 

 

誕生の場所はシーザーズ・パレス

そのシーザーサラダが生まれたホテルですが
メキシコはティファナの「シーザーズ・パレス
(Caesar’s Palace)」というホテルでした。

 

オーナーの名前が
シーザー・カーディニ(Caesar Cardini)。
彼はイタリア系移民で当時はメキシコでホテルを
経営していましたが後にアメリカに移住しています。

 

 

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シーザー・カーディニおじさん
(写真/「Rocket News24」)

 

 

また、この「シーザーサラダ(Caesar Salad)」を
「シーザーズサラダ(Caesar’s Salad)」と
表記することもあるようです。

 

シーザー・カーディニが作ったサラダですし
ホテルの名前が「シーザーズ・パレス」。
まあ、どちらでもいいのでしょうね。

 

 

 

シーザーサラダの本当のレシピ

さてさて、それではここで、
「シーザーサラダの本当のレシピ」を
御紹介しましょうね。
(「シーザーサラダ友の会」より)

 

次の写真は、現在も残る「シーザーズ
・パレス」レストランのメニューです。

 

 

caesarsalad(写真/「Rocket News24」)

 

 

 

材料

材料は4〜6皿用です。
A ロメインレタス    2つ
B ガーリックオイル   3/4カップ
C 塩・コショウ     ともにティースプーン1/2
D レモン        大1/2
E ウスターソース    6〜8滴
F 半ゆで卵       2個
G パルメザンチーズ   1/4カップ
H クルトン       1カップ

 

材料は以上なのですが、作ろうと思う
数日前に用意しておくものがあります。

 

 

ロメインレタス(Romaine lettuce)

 

 

それは(B)の
「ガーリックオイル 3/4カップ」です。

 

これは大きめのニンニク4〜5かけをむいたあと
オリーブオイル1と1/2カップと、同量のサラダ油を
混ぜたものに、4〜5日漬けておいたものを使います。

 

なお、この時のオリーブオイルはエキストラ
バージンオイルだと一層おいしいということです。

 

 

130617romeinretasu370ロメインレタス

 

 

 

これは意外と重要かも

次に(E)の「ウスターソース」なのですが
これがちと、私としてはつまずいてしまうところ。

 

そんじょそこらのウスターソースではなく、
イギリスLea & perrin社のウスターソースが
おすすめなのだとか。

 

その理由が、そっちの方が美味しいよ、
というだけではなく、シーザーサラダの
本質的(?)なものに関わりますので
これは用意しないといけないような気がします。

 

 

こちらはメゾンカイザー「シーザーサラダ」

 

 

というのは、このウスターソースには
アンチョビが入っているのです。

 

シーザーサラダといえばアンチョビー風味
ということにもなっているので、
イギリスLea & perrin社のウスターソース
は外せないのかもしれませんね。

 

ただ、最近の大きいスーパーでは置いてあるよう
ですので、そんなに入手は困難ではないかもです。

 

日本のウスターソースは、オイスターエキスなどを
使っているのでちょっと感じが違ってしまうとか。

 

 


アンチョビ

 

 

 

それ以外の材料は……

(F)の半ゆで卵は
1分間沸騰したお湯に沈めた卵を用意してね。

 

(G)のパルメザンチーズは
パルメジャーノ・レジャーチーズが最高ですが
適当なハードチーズをおろしても可。

 

(H)のクルトンは、1日たった食パンの耳を
さいの目に切って、ガーリックオイルで煎ります。

 

はい、これで材料の用意ができました。
もう、疲れちゃった?

 

でも、サラダですから作るのは簡単。
材料さえ用意できれば、もう出来たも同じ。

 

 

caesar300(写真/「Rocket News24」)

 

 

 

作り方


ロメインレタスは外側の葉を捨てて洗い
よく水気をとり冷やしておきます。
そのレタスを大きなボウルに入れます。

 


ガーリックオイルを半分だけ入れて混ぜます。
塩・コショウも入れざっくり混ぜ、レモンを絞り、
ウスターソースを振って半ゆで卵をかけます。

 


この上に残しておいたガーリックオイル、
それにチーズを加えてよく混ぜ、
クルトンを加えて今度は軽く混ぜて出来上がり。

 

 

ロメインレタス

 

 

 

どっちが本当のレシピ?

このシーザーサラダは
オリジナルは手で食べていたとか。

 

ロメインレタスをお皿に放射状にしいて
おくのですがその時、茎がお皿の外側に
出るように置いていたようです。

 

先ほどシーザー・カーディニの写真をつけました
が、これは現在もある「シーザーズ・パレス」
レストランの記事から拝借しました。

 

 

 

 

こちらにも「シーザーズ・パレス」でもらったと
いう「シーザーサラダ」のレシピが出ていますが
今日、御紹介したものと、微妙に違うようです。

 

シーザーサラダが生まれた「シーザーズ・パレス」
のレシピの方がオリジナルか、といえば
一概にはそうともいえないような気もします。

 

 

理由はいくつかありますが、一つには
シーザー・カーディニは、かなり早い時期に
「シーザーズ・パレス」を手放していますので
レシピの変更がなかったとはいえません。

 

 

 

 

もう一つは、こちらのレシピにはアンチョビーが
入っているのですが、オリジナルにはなかった
という説も根強いですし……。

 

ということで一応、今回は上記のレシピを
載せておきましたが、興味のある方は
両方試してみて下さいね。

 

私はまず、イギリスのLea & perrin社の
ウスターソース を買いにいかねば……。

 

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「森永」のエンゼルマークの変遷と由来 エンゼルパイ「森永製菓」 

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赤坂の溜池にあった森永製菓の最初の工場

以前、「あぷりのお茶会」で森永の「ベイク
クリーミー」御紹介した時に、森永の創業者の
森永太一郎のお話を少しだけしました。

 

佐賀県の素封家に生まれたものの幼くして
父親が亡くなり母が再婚したために、森永太一郎
は親類の家を転々として育ったということなどを……。

 

 

130417morinagabeiku森永「ベイククリーミー」

 

 

24歳の時に九谷焼の販売のためにアメリカに
行った森永太一郎は、一度は帰国したものの
再びアメリカに向かいます。

 

人種差別の激しかった当時、森永太一郎はやっと
のことで、賃金の安いキャンディー工場へ就職が
かない、そこで12年間の修行を積みました。

 

その後、帰国した森永太一郎が1899年、
明治32年に、初めて森永西洋菓子製造所
をつくったのが赤坂の溜池でした。
森永太一郎、39歳の時です。

 

 

130728tameikesannoueki 現在の溜池山王付近

 

 

 

赤坂・溜池で作ったマシマロー(マシュマロ)

「森永西洋菓子製造所」は、わずか
2坪の工場だったそうです。
2坪って4畳ですよっ!

 

4畳の工場から森永製菓は出発したのですね。
そう考えますと、何かちょっとグッときます。

 

工場はその後、溜池から移り、現在では
森永製菓は横浜、愛知、栃木,静岡と
4つの工場を持つまでになりました。

 

森永製菓が赤坂・溜池に作った2坪の工場で
最初に作ったお菓子はマシマロー(マシュマロ)。
森永が最初に作ったのは
どんなマシュマロだったのでしょうね。

 

 

150212mashumarocoffee

 

 

 

マシュマロをディスプレイしながら

当時、マシマロー(マシュマロ)は
日本にはなじみのなかったお菓子だった
ため、買いたいという人はいませんでした。

 

そこで森永太一郎は、ガラス張りの箱車を
作って、マシマロー(マシュマロ)をディス
プレイしながら東京中を歩いたといいます。

 

そのかいあって、徐々にマシマロー
(マシュマロ)は、人々に受け入れられて
仕事も軌道にのるようになりました。

 

ところがそうなりますと
類似品を作る人も現れ始めました。
そこで森永太一郎はシンボルマークを作ったのです。

 

 

 

エンゼルマークの変遷

それが今でも有名な、森永のエンゼルマーク。
ただし最初のエンゼルマークは、現在のもの
とは違ってこのようなマークだったようです。

 

初代のエンゼルマーク 1905年

 

 

なぜ、エンゼルマークにしたかといいますと
最初に作ったお菓子マシマロー(マシュマロ)
が、アメリカでは「エンゼルフード」と
呼ばれていたからだそう。

 

エンゼルマークは、その後も何度か
デザインの変更をしています。

 

こちらは1951年から使われ始めた
6代目にあたるエンゼルマークです。

 

 

rekisi_p002_016代目のエンゼルマーク 1951年

 

 

6代目のこのマークは、私も見た記憶があります。
そして1986年から使用されることになった
次の7代目のエンゼルマークがこれ。

 

 

rekisi_p002_027代目のエンゼルマーク 1986年

 

 

6代目→7代目で、がらっと
ザインが変わりましたね。
「M」の字が大きくなり、エンゼルは
それといわれなければわからないほどです。

 

 

 

半世紀以上前にできた「エンゼルパイ」

そうそう大切なことを言い忘れてしまいました。
今日、御紹介の森永「エンゼルパイ」は1961年、
昭和36年の発売だそうです。

 

森永のサイトによりますと、「エンゼルパイ」が
発売されたのは1961年と書いてあるのですが、
「エンゼルパイの歴史」では、エンゼルストアで
限定販売されたのは1958年とあります。

 

森永のサイトで間違いを記載して
いるとは考えられませんので

 

1958年にエンゼルストアで限定販売をした後に
1961年に、一般に売られるようになった
ということなのでしょうか?

 

 

こちらは森永の「ムーンライトクッキー」

 

 

いずれにせよ、発売からすでに
半世紀以上もたっています。

 

私の感覚としては、マシュマロが挟んである
ということから、ちょっと斬新な気もしてもっと
最近にできたお菓子なのかと思っていましたが。

 

森永の最初のお菓子であるマシュマロが
使われていて名前も「エンゼルパイ」。

 

ということは「エンゼルパイ」は、森永を代表
するお菓子の一つといえるのかもしれませんね。

 

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