オークション詐欺  「本物」「ニセモノ」4   

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

sora131011

 

 

ツイッターで知ったオークション詐欺騒動

少し前のことになりますが、ツイッターの
リツイートで知ったことがあります。

 

私が知ったのは、もう一騒動が
終わったあとのことでした。

 

ですから、そこにいくまでにどのような
ことがあったのか、詳しいことは
よくわからないのですが……。

 

 

 

 

 

明らかに奈良美智のニセモノ

ヤフーオークションに、奈良美智さんの
デッサンが出品されていたそうです。

 

それが明らかに偽物だったので
何人かの人がそこに、それがニセモノ
である旨の書き込みをしました。

 

しかし出品者は、
「何か変なことを言う人たちが
いるが、これは絶対に本物です」
と譲りませんでした。

 

 

奈良美智「怒る NO NUKES 少女」

 

 

 

作家本人からも

そこで、書き込みをした人たちが
奈良美智さんに報告をして、奈良さんからも
自分の作品ではないことを伝えたそうです。

 

すると出品者は、

 

「私のおじは◯◯県立美術館の館長だ」
と写真付きのリンクを貼ったり、

 

「私のおじいさんは◯◯(美術関係で有名)
の社長だ」などと言いだすしまつ。

 

奈良さんは続けます。
「そんなの関係ない、偽物は偽物だ」と。

 

 

blog_import_515364f7c6a43奈良美智「君や僕にちょっと似ている」

 

 

 

「(ニセモノとは)気づかなかった……」

そこで出品者は初めて、
「気づかなかった……」
と、ニセモノである事を
認める発言をしました。

 

しかし、この言葉がその場限り
の言い逃れだったことは、その後
の彼の行動が表しています。

 

そうこうしているうちに
その絵は落札されました。

 

しかしそれは、いわば内輪
での落札(?)でした。
つまり誰かが落札したかに見せかけたのです。

 

そのデッサンは、現在はアメリカ向けの
オークションに出ているということでした。
(これは実際に、私も確かめました)

 

 

奈良美智「Fountain of life」

 

 

 

現在活躍されている作家の作品で

しかも御本人が違うというのに……

すっごいですね。
落札されたかに見せてその絵を処分して
しまうのではなく、今度は外国向けに出品!

 

描いたとされている本人が
「これは私が描いた絵ではない」
と言っているにもかかわらず……。

 

数百年単位も昔の作品というわけ
でもなく、現在も元気に活躍されて
いる方の作品でさえ、そのような
ことがあるとは本当に驚きました。

 

 

スポンサードリンク