「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!
「いたずら」or「ティータイム」?
冒頭の写真で、庭の岩の上に広げてある布は
「ティータオル(Tea Towel)」というものだそうです。
N子ちゃんからのプレゼントです。
私は最初、この「ティータオル」の模様を見て
ウォンバットがいたずらをしてティーカップに
顔を突っ込み、とれなくなってしまったのかな?、
と思いましたが、もしかしたらそうではなくて
ウォンバットがお茶を飲んでいるところ
なのかもしれませんね。
オーストラリアの人気者
オーストラリアの有名な動物といいますとコアラ、
タスマニアデビル、そしてウォンバットですね。
よく、ウォンバットはオーストラリアで
かわいい子代表、タスマニアデビルは
そうでもない子代表のようにいわれたりしますが
ちょっとタスマニアデビルが可哀想ですよね。
そんなウォンバットのかわいいお顔が
ティーカップで隠れてしまって見えません。
どんなお顔なのかといいますと
右の子がウォンバッドです。
このぬいぐるみは、3年前の夏に
東京ミッドタウンに、ぬいぐるみのハンサが
期間限定でお店を出していた時のものです。
ちなみに「ウォンバット」とは、オーストラリアに住む
アボリジニの言葉で「平たい鼻」を意味するそう。
まさにハンサのぬいぐるみのお鼻もそうですね。
かっちりとした素材と織り
この「ティータオル」という名前ですが、日本人は
タオルというと、バスタオルのようなもはもは、
ふわふわとした触感のものを想像しませんか?
ところが今日の「ティータオル」は
ピシッと硬めのコットンです。
一本一本の糸が太めで密で、一見すると麻に見えて
しまうほどですが、これはコットン100パーセント。
「ティータオル」は麻100パーセント、
綿と麻の両方が混じっているもの、
化学繊維のものなどいろいろあるようです。
今日のウォンバットの「ティータオル」の大きさ
は、長い方が 75 ㎝で、短い方が 47 ㎝。
使い方はいろいろ
日本人からすると、いわゆるふきんの2倍ほどの
大きさの「ティータオル」ですが、発祥の地である
イギリスでは、主にふきんとして使われています。
イギリスでは昔からお茶が冷めないように
「ティータオル」でポットを包んだり、またポット
の注ぎ口からもれるお茶を受けたり、お菓子を
カバーしたりと、お茶関係(?)では大活躍。
勿論、ふきんですので食器をふいたりもしますが、
日本のふきんに比べて大きい「ティータオル」は
大きなお皿を拭く時も指紋を残すことなく
きれいに拭くことができて便利です。
日本でいうところのタオルとは違って、グラスを
拭いた時に、ケバが残らないのも嬉しいですね。
またこれだけデザインが可愛いと、ふきんとして使う
だけではもったいないので、ランチョンマットや
テーブルセンターのようにして使うのもオススメ。
「Cマーク」etc.
ウォンバットの「ティータオル」はオーストラリア
の「Allgifts Australia」で作っている製品です。
ウォンバットの右下には「© Jane Burrell」とあります。
この「©( Cマーク)」は「CopyRight」
著作権表示で、著作者(著作権者)の氏名、
公表年月日とともに表示されます。
ウォンバットの「ティータオル」は
「Jane Burrell」さんに著作権がありますよ、
ということをあらわしています。
また同じ意味で「 C 」を丸で囲まずに
「( )」の中に入れることもありますが「(C)」、
この場合は「CopyRight」の文字を併記するそう。
また「 (R) 」「® 」」というのは
「Registeres Trademark」、
登録商標をされているというマークです。
「TM ™」はトレードマーク「Trademark」の略語。
我が家にもあった「ティータオル」
というように「ティータオル」って何?、
なんて思っていましたが、なんとなんと
我が家にもありましたよ!
「ティータオル」という名前だとは
知らないで使っていたものがこれ。
この写真は一部しか写っていませんが
大きさは 81 ㎝× 44 ㎝。
ウォンバットの「ティータオル」が 75 ㎝× 47 ㎝
でしたから、ウォンバットの方が縦が短くて
横が長いということになります。
端についているタグを見ますと
こんなふうに書いてありました。
「Made in Switzlamd
65% Baumwolle / coton / cotone
35% Leinen / lin /lino 」
一番上はスイス製ということですね。
次の段は、65%が綿で、35%が麻という意味。
最初はドイツ語ですよね?
次は当然、英語と思ったのですが違いました。
スイスですから英語ではなくフランス語で、
3つ目がイタリア語。
ちなみに読み方はこんな感じです。
(ドイツ語、フランス語、イタリア語の順)
Baumwolle (バオムヴォレ)/ coton (コトン)/
cotone(コトーネ)
Leinen (ライネン) / lin (ラン) /lino (リーノ)
ブリーグのスーパーマーケット
そうなの、そうなの、思い出しましたよ。
この白地に赤のチェックの「ティータオル」は
初めて行った外国旅行の、最初の滞在地
スイスのブリーグ(Brig)で買ったものです。
まさにウォンバットの「ティータオル」を
プレゼントしてくれた、N子ちゃんと一緒に
大学の恩師に連れて行ってもらった旅でした。
ブリーグに滞在中のある日、N子ちゃんともう一人は
先生と一緒にツェルマット(だったかな?)に行った
のですが、体力がない私は宿に残り、ちっちゃな
街のスーパーマーケットに行ったりしていました。
この「ティータオル」以外にも、真っ赤な
ランチョンマット等を買って、何十年も
たっているのにまだ使っています。
ウォンバットの「ティータオル」も
一生使うよ、N子ちゃん。