かけるトマト「カゴメ」 やまや赤坂店

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

141126kagomekakerutomato

 

 

カゴメの「かけるトマト」

紙パック入りのトマト、カゴメの「かけるトマト」
をやまや赤坂店で買ってきました。
(ラカーブ・ド・YaMaYa赤坂店
港区赤坂2-14-33   03-3583-5657)

 

以前、御紹介した「牡蠣とトマト煮」のような
お料理の素材として購入してきたのですが
うちでよく見てみますとこれは違いますね。

 

これは、もうこれで完成品。
何かのお料理に名前の通り「かけるトマト」
をかけて食するということのようです。

 

 

141125kakerutomato

 

 

 

品切れになるほどの人気商品? 

「かけるトマト」は一時期、2013年には、製造
が間に合わなかったほどの人気商品だったとか。

 

この1パックに、トマトが5つ
使用されているようです。

 

といっても、どの位の大きさの
トマトかは表示されていませんでしたが。
トマトの大きさって
個体差がかなりありますからね。

 

完熟の5つのトマトに、バジルやガーリックで
味付けされた、オイル不使用のトマトソース
が1パック295グラム入っています。

 

 

130210minito

 

 

 

カロリーは気にしなくてもいいかな

ノンオイルのせいか、カロリーも100グラム
あたり36キロカロリーと、少なめで
「かけるトマト」1パック使用でも約100カロリー。

 

トマトだけですと100グラム
あたり、約20キロカロリーです。

 

人によるとは思いますが、この1パック
は一人で一回の食事には使い切れない量
だと思いますので、カロリーはあまり
気にする必要はないようですね。

 

 

 

 

原産国はイタリアで、カゴメ
株式会社が輸入したもの。

 

殺菌方法は、気密性容器に密閉
しての加圧加熱殺菌だそうです。
この加圧加熱殺菌というのは
レトルトのことですね。

 

加圧加熱殺菌をしてあるとはいえ開封の後は
この紙パックから、別の容器に移した上で
2日以内に使い切るようにとこのとです。

 

カゴメの「かけるトマト」のサイト
には色々な使用例が出ていました。

 

 

A01237アボガドに「かけるトマト」
(写真/「KAGOME」)

 

 

オムレツやお好み焼きは、まあまあ想像
できるのですが、豚しゃぶ、唐揚げ、
トンカツ、ギョウザにもおすすめだとか。

 

なかでも生のアボガドを半分にスライスした
ものに「かけるトマト」をのせたものが
ありましたが、これはちょっと驚きました。
美味しいのかな?

 

スポンサードリンク




ドライトマトの作り方「ミニトマト」

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

130715tomatopikkoro

 

 

北海道も暑いそうです!

今年は、6月になった瞬間から
夏のような暑い日が続きましたね。

 

6月4日のツイッターに出ていたのですが
ちょっと信じられない数字です。

 

 

140311minitomato

 

 

4日全国の最高気温ランキング(16時現在)
1北海道上富良野町36.8℃
2北海道和寒町36.6℃
3北海道士別市朝日36.4℃
4北海道士別市武徳36.3℃
4北海道富良野市36.3℃
6北海道旭川市郊外の江丹別36.1℃
6北海道東川町36.1℃

(「NHK生活情報」より)

 

私は北海道は暮らしたことはもちろん
訪れたことも、1度しかないというほどで
北海道に詳しいわけではありません。

 

それでも、北海道でこの数字はあり得る
のでしょうか?、と驚くばかりです。
しかも、6月になったばかりで……。

 

 

1302akasakapurinsuhoteruzansho

 

 

 

梅雨が終わったらドライトマト作りの季節 

昨日はドライトマトの作り方をお話しました。
ドライトマト作りは、考える以上に
やさしいということもね。

 

作り方自体は簡単でしたが
オーブンがないとできませんでした。
今はオーブンがあって普通なのかなぁ。

 

今日は、オーブンがないお家でも(うちのように)
できるドライトマト作りに挑戦しましょう。

 

これからの季節のうだるような暑さと
お天道様に大活躍してもらう作り方ですよ。

 

 

130210minito

 

 

 

お天道様が作ってくれるドライトマト

さてさて、お天道様がつくってくれるドライ
トマトですが、オーブンならばともかく
太陽の光だけでできるものでしょうか?
という疑問がわきますよね。

 

ですが、実際に作っている方がいらっしゃるので
可能のようです。(「ドライトマトの作り方」)

 

その方はオーブンと天日の両方を試したようです。
作り方は……、などと書く必要もないほど簡単なもの。

 

ミニトマトを洗ってヘタを取ったら、半分に切って
オーブン(あるいは天日)で乾燥させるというだけです。

 

 

「北海タコとチェーリートマト  ピーマンとドライトマト添え」
ピエール・ガニョール

 

 

昨日の作り方ですと、味塩を振りましたが
今日の作り方では、お塩は使いません。

 

理由としては、ドライトマト自体に塩分がない方
が、お料理を作る時に便利ということが一つ。

 

もう一つは、お塩をふって水分を出すとも
いわれているそうですが、お塩を使っても
使わなくても出来上がりに差がないのではないと
経験上から感じているので使っていないそうです。

 

 

dryt_8dryt_15上が「オーブン」下が「天日干し」
(写真/「ドライトマトの作り方」)

 

 

 

「オーブン」と「天日」の両方で実験

〜「オーブン」編〜

上のミニトマトがたくさん並んでいる写真は
ドライトマト作り開始時のものです。
上が「オーブン」に入れるトマトで、
下が「天日干し」のトマト。

 

そして次の写真が「オーブン」で
2時間経過した時のトマトの状態です。

 

 

dryt_11オーブン2時間経過(写真/同上)

 

 

一見出来上がっているようにも見えますが
まだタネのあたりに水分があるので
もう1時間「オーブン」に入れます。

 

結局、「オーブン」の場合は、
100度で3時間で完成したそうです。

 

 

 

〜「天日干し」編〜

そしてこちらが「天日干し」のトマトです。

 

 

dryt_12天日干し2時間経過(写真/「同上」)

 

 

こちらも天日で2時間、経過しているのですが
完成にはまだほど遠いというのが明らかですね。

 

天日干しで作るドライトマトは、天日干しを
3日間(3時間ではなく)する必要があるようです。

 

でもそれですと、お天気が続いたとき
でないとできないような気もします。
それと、天日干しは、いくら晴天でも
冬ではダメでしょうね。

 

 

 

 

真夏のカンカン照りのお陽様が、暑くて暑くて
かなわん……、という7月、8月のこれからが
チャンスかもしれません。

 

梅雨があけたら、ドライトマト作りの季節到来。
今年はチャレンジしてみませんか!

 

 

130715pikkorotomato

 

スポンサードリンク




トマトの歴史

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

130715tomatopikkoro 

 

 

トマトの原産地はアンデス山脈の太平洋側地域

今の日本では、スーパーマーケットに
行って「トマト」を売っていない、
ということはありませんね。

 

それほど「トマト」という野菜は、私たちの
日常と深く結びついていますが、このトマト
原産地はどこだか御存知ですか?

 

南米のペルーを始めとした、アンデス山脈
の太平洋側の地域が発祥の地、
という説が最有力だそうです。

 

 

 

 

植物学者たちの調査によって
これらの地に、野生種の「トマト」が
自生していたことがわかっています。

 

その「トマト」は、今でいう「ミニトマト」の
「チェリートマト」のようなものだそうです。
この写真が「チェリートマト」です。

 

 

51GXP4NGSBL._AA300_

 

 

 

栽培の発祥地としてはメキシコ

アンデス高地に自制していたこの
「チェリートマト」が、メキシコに運ばれて
食用として栽培されるようになりました。

 

メキシコに運ばれた、という方法も
はっきりとはわかっていないようです。

 

人間や、鳥や動物が食べた後、タネを排泄して、
そこから発芽……、ということを延々と繰り返して
アンデスからメキシコへ辿り着いたのです。

 

つまり原産地はアンデスで、栽培の発祥地
としてはメキシコということになります。

 

 

130715pikkorotomato

 

 

 

メキシコからヨーロッパへ

メキシコで栽培されるようになった「トマト」は
その後に、ヨーロッパに渡ることになります。

 

きっかけはコロンブスの新大陸発見です。
たくさんのスペイン人が新大陸にやってきて
ヨーロッパに持ち帰ったとされています。

 

「トマト」に出会った最初のヨーロッパ人としては
エルナン・コルテスという説が最も有力です。

 

 

 

 

エルナン・コルテスは1521年に
アステカ文明を征服しました。

 

うん?、これちょっと前に
このブログで出てきましたよね。

 

そうそう、「チョコレートのお話」のところでした。
カカオ豆もやはり、エルナン・コルテスが
スペインへ持ち帰ったのでしたね。

 

 

カカオ豆やトマトや、色々なものをいっぱい
スペインに持ち帰っちゃったコルテス

 

 

 

コルテスが持ち買った当初、トマトは観賞用

それではヨーロッパでは、エルナン・
コルテスが持ち帰った「トマト」を
すぐに栽培し始めたのかといえば、さにあらず。

 

最初は観賞用だったといいます。
その理由としては、強い匂いと、またあまり
に鮮やかな赤い色が災いしたようです。

 

その上、ナス科の植物には麻酔作用が幻覚作用が
あるものも多いため、「トマト」も最初はそ
のような有毒な植物の仲間と思われていたよう。

 

 

 

 

それでは、人々がいつ「トマト」を食べる
ようになったのかといえば、それは飢饉のため
食べるものがなくなり、仕方なく「トマト」を
食べたのではないかということです。

 

この説が本当かは、まだはっきりとわからない
そうですが、ヨーロッパで最初に「トマト」を
食用として栽培するようになったのは
イタリアだということは確かなようです。

 

 

130210minitomat

 

 

 

アメリカの市場に流通したのは19世紀半ば

さきほど「トマト」を初めて栽培したのは
メキシコと書きましたが、メキシコのお隣の
アメリカに「トマト」が渡ったのは、ヨーロッパ
に渡った時期より200年以上あとのことだそう。

 

アメリカの第三代大統領、トーマス・
ジェファーソンが1781年に自分の家の庭で
「トマト」栽培を始めたという記録も
残っているそうです。

 

トーマス・ジェファーソンが、大統領に
なる前のバージニア州知事の時ことです。

 

そして個人では栽培もされていたようですが
「トマト」がアメリカの市場で流通するように
なったのは19世紀も半ばになってからといいます。
「トマト」栽培は結構、歴史の短いものなのですね。

 

 

 

 

 

日本へは17世紀半ば,徳川家綱が将軍の時代

とざっと「トマト」が世界を巡って旅をした
お話でしたがそれではこの「トマト」日本に
やってきたのはいつかといいますと、

 

17世紀半ばのことだそうです。
江戸時代、徳川でいいますと4代将軍の時代。

 

徳川家綱の御用絵師である狩野探幽が
「唐なすび」と称して、1668年に
スケッチをしたものが残されています。

 

 

debut_pic01狩野探幽「唐なすび」

 

 

 

「唐なすび」「唐ガキ」と呼ばれる 

「トマト」の最初のスケッチは狩野探幽の
「唐なすび」で1668年の作でしたが、

 

文献上に現れるものとしては貝原益軒の
『大和本草』で、こちらは1709年のこと。

 

『大和本草』のなかでは
「トマト」は「唐ガキ」と呼ばれています。

 

「唐なすび」と「唐ガキ」、と表現されていますが
「なすび」と「かき」、どっちが似ているでしょう?
ということではなくて……。

 

 

 

 

 

狩野探幽の描いたのは「カボチャ形トマト」

しかしここだけの話、私は狩野探幽の
トマトはちょっとカボチャに見えて
しまいます(うそ、うそ!)。

 

今、念のために調べましたら、なんと狩野探幽
の描いた「トマト」は、観賞用「トマト」で
「カボチャ型トマト」というものでした。

 

 

catalog20_pic

カボチャ型トマト
(写真/「トマトのカタログ」)

 

 

私たちが普通イメージするような
「トマト」より平べったい形で
ヘタから下にかけてシワが多いです。

 

だから狩野探幽の「唐なすび」に描かれた
「トマト」がカボチャに似て見えたのですね。

 

なんだ、狩野探幽さん、上手だったんじゃない(←!)

 

 

 

 

 

生食用になったのは大正時代以降

と気を取り直しまして、観賞用だったトマトが
日本で生食用となったのは大正時代以降のこと。

 

カゴメの創業者である蟹江一太郎は、
1899年(明治32年)に、愛知県にあった
自宅の脇に「トマト」を始め、いろいろな
西洋野菜のタネを蒔いたそうです。

 

栽培した西洋野菜は、ホテルや
西洋料理店などに販売していましたが
「トマト」だけは全く売れません。

 

 

 

 

苦肉の策として、舶来のトマトソース
をお手本として、1903年(明治36年)
トマトピューレーを作ります。

 

1908年(明治41年)にはトマトケチャップと
ウスターソースの製造も開始したそうです。

 

そして一気に飛びまして、現在では日本人は
週に一度は加工品も含めた「トマト」を
食べるようになりました。

 

スポンサードリンク