動物のいないペットショップ

「あぷりのお茶会」へようこそ!

 
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東京ミッドタウンのそば、六本木の大通りに面した場所に
ペットショップがあります。

 

私にとっては何故こんなところに?、と思うような場所なのですが
もしかしたらこのような場所だからこその利点もあるのかもしれません。

 

大通りに面した部分は、よくあるガラスの
小さな箱状になっていて、その中に動物たちが入っています。
たいていは小さい子たちです。

 

道行く人はそこを歩くだけで、その赤ちゃん犬や猫たちの
姿の可愛さに心を奪われます。

 

遊ぶ姿も寝ている姿も、
もうどんなことをしていたって可愛いのです。

 

そこに少し前はうさぎの子もいましたが、今はいないようです。
多分きょうだいと思われる2匹の子で、
「ネザーランドドワーフ」と種類が書いてありました。

 

しかし、どこをどう見てもネザーランドドワーフとは思えません。
両親のどちらかがネザーランドドワーフでさえないでしょう。

 

あえていうならば、祖父母の誰かがネザーランドドワーフ
かもしれない、という程度のうさぎさんでした。

 

このお店に限らず「なんちゃってネザー」は
結構いろいろなショップにいる、と「うさ友さん」から
聞いたことがあります。

 

このような光景を見る度に思うのは 、ドイツのことです。

 

ドイツにはペットショップには、生体そのものを
「飾るというか見せる」ことはなく
犬と暮らしたい人は、お店を通してブリーダーから
紹介してもらうそうです。

 

また法律も整備されていて、犬を飼うにも飼育環境等のきまりがあり
違反すると(300万円とか350万円だったか忘れましたが)高額の罰金
が科せられます。

 

しかも犬と暮らすには税金がかかりますから、
よく考えたうえで、それでも犬と一緒に暮らしたいと思う人だけが、
ペットショップを訪れるのですね。

 

そこには、幼いオモチャのような可愛さを振りまいている
子犬がいないことは、前述した通りです。

 

ドイツだけではなく他の国も、それなりのきまりが
あったように記憶しています。

 

ペットショップは、命を預かっているのですから
ぬいぐるみを売買するような感覚は、日本でも
もう改める時期が来ているのような気がします。

 

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