「シガール」ヨックモック

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

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「ネコの舌」→「葉巻」へ 

ちょうど去年の今頃、六本木に六本木クローバー
のお店がなくなってしまい、ヨックモックに
統合されたことを書きました。
「六本木クローバー閉店と六本木ヒルズの雲」

 

私は六本木クローバーも好きですが
ヨックモックも大好きです。

 

ということで今日は、ヨックモックの
「シガール」の登場です。

 

 

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葉巻という意味を持つ「シガール」ですが
お菓子の種類としては、ラング・ド・シャですね。

 

ラング・ド・シャとは「ネコの舌」を
意味すると以前、お料理の本で読んだ気がします。

 

ちなみにラング・ド・ブーフというものもあって
こちらは「ウシの舌」という意味だそう。

 

 

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当然のことながらネコの舌のラング・ド・シャの方
が、薄くて繊細な焼き菓子ということになります。

 

 

 

1986年、パリで見たお菓子

この薄いラング・ド・シャを葉巻
のように巻いた「シガール」。

 

ヨックモックがこのお菓子を
いつ作り始めたのかといいますと
今を去ること29年前、1986年のことでした。

 

 

 

 

チョコレート菓子を作っていたヨックモック
の創業者、藤縄則一さんが、競合する会社の
発展を目にしつつ何とかしなくては、という
思いでヨーロッパの視察旅行に行きました。

 

そこで藤縄則一がパリで出会ったのが
ラング・ド・シャ。

 

帰国後、さっそく試してみましたが、薄い
ラング・ド・シャは何度作っても割れてしまいます。

 

 

 

 

そんな時、「巻いてみてはどうだろうか?」と
いう職人の一言が、この葉巻(シガー)の
ように美しく、かつ強度なお菓子を
つくり出すことになったのです。

 

現在は「シガール」は機械で巻いて
いますが、当時は全て手作業。

 

これはかなり高度な技術を必要と
するものだそうで、どの分野でも、昔の
職人さんの技は卓越していたようです。

 

 

 

 

 

「ヨックモック」の社名はスウェーデンの都市から

パリのラング・ド・シャからヒントを得て生まれた
「シガール」ですが、実は社名のヨックモックも
ヨーロッパと関係がある名前だとか。

 

スウェーデンにある森と湖に囲まれた小さな町
「JOKKMOKK」が、お菓子のヨックモックの
「社名のふるさと」なのだそうです。

 

この地図のスウェーデン北部の「 ● 」の
あたりがヨックモックのある場所です。

 

 

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町の名前のスペルは「YOKU  MOKU」ではなくて
スウェーデン語で「JOKK  MOKK」と書くそう。

 

そうそう、そういえばスウェーデンのIKEAにも
「ヨックモック」という名前のダイニングセット
があります。

 

 

ikeajokkmokkダイニングセット「ヨックモック」
(写真/「IKEA」)

 

 

テーブルと椅子が4脚のセットで
なんとお値段は税込みで12,990円。

 

と思わずテレビショッピング風になって
しまうほどのリーズナブルさ。
デザイナーは、Carina Bengs。

 

 

 

明日はこちらのお店

日本のヨックモックのお菓子「シガール」は
パリのお菓子からヒントを得たもので、社名の
ヨックモックはスウェーデンの都市の名前でした。

 

 

150412yokumoku(写真はお友達のS子ちゃん
が撮ってくれたもの)

 

 

明日は、全く別の国のヨックモックのお店を
御紹介したいと思っているのですがど
この国だかおわかりでしょうか?

 

文字でわかっちゃいますね。

 

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