麩まんじゅう 赤坂「青野」

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笹で包まれた赤坂「青野」の麩まんじゅう

 

赤坂「青野」の麩まんじゅう。
この季節になると特に美味しく感じますね。

 

この写真は笹の葉をひらいたものですが
お店では笹の葉に包まれて並んでいます。
こんなふうにね。

 

 

130617humanjuaonosasatutumi370麩まんじゅう 赤坂「青野」

 

 

麩まんじゅうは笹の葉と決まっているものと
思っていたのですが、そうでもないようですね。

 

これは愛知県の「大口屋」という
和菓子屋さんの麩まんじゅうです。
包んでいる葉っぱは「サルトリイバラ」
という葉だそうです。

 

私はこの植物の名前も、もちろん
葉っぱも初めて見ましたが、愛知県の
方には多い植物なのでしょうか。

 

 

sankira(写真/「大口屋」)

 

 

 

さまざまな「生麩」

「麩まんじゅう」の「麩」とは、鯉や金魚に
あげたりする「お麩」と同じものですよね。

 

「麩まんじゅう」や「生麩」と、あの乾燥して
いる「麩」とは全く別物のようにも感じますが。

 

と、ちょっと調べましたら、「角山本店
ウエブショップ」のこんな可愛いお麩が。

 

上は「春の細工麩」で、
次は「手まり麩」。

 

 

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こちらは「懐石麩」という名前ですが
懐石料理に使うということなのでしょうか?

 

 

f_023_all1-300x226(写真/「角山ウエブショップ」)

 

 

 

「生麩」の作り方

この「細工麩」のような美しいものは
別としても、生麩は家庭でも作ろうと
思えば作ることができるようです。
(もちろん、それに近い、
それ風なものという程度ですが)

 

東京ガスの「食の生活 110番」に出ていました。
出来上がりの量は、だいたい
生麩150グラムの目安です。

 

材料は

小麦粉(強力粉) カップ2
塩 ひとつまみ
水 カップ3/4

これだけです。

 

作り方は

1 小麦粉と塩をボールに入れて、
 水を少しずつ加えながらよくませます。

 

2 生地がまとまったところで台状
 のものにのせてよくこねます。
 こねていると生地がだんだんなめらかに
 なっって、台から離れやすくなります
 ので、これに濡れたフキンをかけて
 冷蔵庫の中で一時間寝かせます。

 

3 この生地をさらしのフキンで包んで
 水の中でもみ洗いをする要領で
 澱粉を洗い流します。

 

4 水をとりかえながら何度も洗い流して
 いるうちに、白濁した水が半透明の水
 に変わってきます(約30分)。
 フキンの中に残った生地が生麩です。
 また、流した澱粉を乾燥させたものが
 浮粉です。

 

5 お湯を沸かして、適当な大きさに
 丸めた生麩を弱火で茹でます。
 浮き上がってから2〜3分で引き揚げます。
 生麩は日持ちがしないので、保存は
 冷蔵庫で1日から2日です。
    (「東京ガス 食の生活110番」)

 

 

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材料も作り方も,一見シンプルですが……

材料はいたってシンプルですが
なかなか大変そうでもありますね。

 

黙々と澱粉を洗い流す作業は、それだけ
でもめげそうですが、冬は水が冷たくて
またそれはそれでね。

 

それに30分も淡々と続けるという作業も
さることながら、貧乏症の私としては
水がもったいないなぁなんて思ったり。

 

そうして出来上がったものが
冷蔵庫で保存出来るのが1日か2日。
いっぺんに大量に作って保存する
ことも出なさそうですし……。

 

とはいえ、一度は挑戦してみたい
生麩作りです。

 

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