お肉嫌いの小学生だった私が編み出した華麗な(?)技

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

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お肉を食べられない小学生

昨日の豚肉バラ肉は小学生以来と
書きましたが、その最後に食べた時
のことを……。

 

私は小さい頃から、お肉の脂肪分、
白っぽい脂身が食べられませんでした。

 

揚げ物も、油分たっぷりのお菓子
も大好きで、オイル自体が嫌いな
わけではありませんが。

 

 

チキンベジサラダ「ディーン&デルーカ」
東京ミッドタウン

 

 

 

熟練の技

小学校の給食では、出されたものを残す
ことは許されていなかったので、苦肉の
策として私は技を編み出しました。

 

それは、食べることのできないお肉を
一度口の中に入れた後、何気なく口を
ティッシュで拭く振りをしながら
包んでしまう、というものです。

 

この技は、食べることのできないお肉が
給食で出るたびに繰り返されました。

 

給食を食べ始める時は、まずスプーンで
お肉の状態をチェックし怪しいもの(!)
がないことを確認してから口に運ぶのが常です。

 

 

チキンジェノベーゼ「ディーン&デルーカ」
東京ミッドタウン

 

 

 

弘法も筆の誤り(?)

ところがある時のことです。
カレーかシチュ―に入っていたそれに
気づかなかったことがあったのです。

 

口の中に既にそれが存在しいることに
気づいた私は、ちょっとしたパニック。

 

慌てて机の中に手を入れ、ノート
とおぼしき紙をビリッと破って
ティッシュ代わりにしたのです。

 

そうして一難が、去りました。

 

 

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サルが木から落ちた

しかし、もう一難が私を待っていたのです。

 

破いたのはノートではなく、国語
の教科書であり、しかも既に授業を
終えた部分ではなく、これから学ぶ
ところを破ってしまったのです。

 

忘れもしません。
そのページは、横笛を吹いている牛若丸
のような服装をした男の子と、その笛の
音につられてキノコたちが歩いていると
いう、それはそれは可愛い挿絵がついて
いるページでした。

 

 

豚バラピリ辛トマト煮込みセット
「浅野屋」東京ミッドタウン

 

 

 

牛若丸のような男の子についていくキノコ

そしてその事件のしばらく後に、当然
のことながら、その挿絵のついた部分
を授業でとりあげることになりました。

 

私はハラハラドキドキの連続でした。
先生に、読むように指名されないこと
をひたすら念じていたのです。

 

もし読むように指名されたとしたら
「ページがないので読むことができません」
と答えるしかありませんから。

 

 

「チェリーパイ」浅野屋
東京ミッドタウン

 

 

「なぜ、ページがないのか?」
を先生に問われたら……。

 

私は小学校の国語の教科書の挿絵で
覚えているのは、途中から教科書には
なくなってしまったこの挿絵だけです。

 

今は給食がなくて、嬉しいなぁ……。

 

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