生薬を使ったエキス作り(BG使用)

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生薬を使った化粧水

生薬を使った化粧水作りの御紹介です。
生薬とは、自然界に存在する動植物、
またはその一部を用いたもので
天然由来の医薬品の総称です。

 

甘草(カンゾウ)、柴胡(サイコ)、杏仁
(キョウニン・アンニン)紅花(ベニバナ)、
紫根(シコン)等々、沢山のものがあります。

 

漢方薬として有名なものですが、これを
BG等に入れて成分を抽出させたものを
精製水に入れて化粧品として使用します。

 

 

ショウガも種類によっては生薬として使います

 

 

 

今回は「BG」を使用

「BG(1,3-ブチレングリコール)」は
化粧品の成分として記されているのを
目にしたことがある方も多いと思います。

 

水の分子を引き寄せる性質があるので
うるおいを保つためと、防腐効果を高める
働きもあることから防腐剤が少なくてすむ
という理由で化粧品に使われます。

 

BGにはそれ以外にも、植物からエキス成分
を取り出す時の抽出溶媒としても使われ、
今回はこちらの目的で使用します。

 

植物からエキスを抽出するには、BG以外に
お酒のウオッカも使用できるということ
ですが、私は試したことがありません。

 

 

 

 

 

生薬を使ったエキス作り

材料

生薬     10g

B G    40g (50g)

水       60g (50g)

 

 

作り方

1 材料全てを、ビンなどにいれて
 2週間置いておきます。
 1日1回ビンを振りましょう。

 

(BGと水の量は、40gと60gとしま
したが同量、50gずつでもOKです)

 

2 2週間たったら、漉して遮光ビン
 に入れて冷暗所で保存します。
 私は漉す時にバイ菌が入りそうな
 気がするので、ビンを静かに傾けて
 保存のビンに移しています。

 

3 このようにすると最後の一滴まで
 移すことはできませんが、そこに
 精製水を入れて化粧水として最初に
 そちらを使えば、無駄になりません。

 

 

 

 

 

濃度は高くしない

出来たエキスに精製水を加えて化粧水に
しますが、濃度は5%以下がよいようです。
特に敏感肌の場合は、成分が入りやすい
そうですので2%以下が望ましいとのこと。

 

なんとなく、濃度が高い方が効果がある
と思いがちですが、むしろ刺激になって
しまいますので、充分気をおつけに
なってくださいね。

 

防腐剤を使わない場合の保存は、冷蔵庫
でも4日ほどですので、少しずつ作るの
方がいいかもしれません。

 

化粧品を手作りしている方は、防腐剤と
いうとグレープフルーツシードエクスト
ラクト(GSE)が思い浮かぶかもしれま
せんが、生薬化粧水には不向きなようです。

 

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