臭素酸カリウム使用の食パン「ヤマザキパン」

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

130210minisando

 

 

懐かしさで調べていたら……

昨日は「ヤマザキパン」の発祥の地(?)
ともいうべき場所と店舗が、私の高校時代
の生活圏の中にあり、「ヤマザキ」レスト
ランによく行っていたこと。

 

そんなことに驚きを覚えながらも
当時を懐かしく思い出していました。

 

私の一番のお気に入りメニューであった
「チビッコギャング」は今でもあるのだろうか?
とググっていたときのこと。
驚くべき事実を見つけてしまいました。

 

 

「サクリスタン」ヤマザキ

 

 

 

大手製パン業者の使用は「ヤマザキ」だけ

先日、「神戸屋が、発ガン性物質の臭素酸カリウム
の使用をやめた
とブログに書きましたが
その臭素酸カリウムについてです。

 

ヨーロッパでも使用禁止となっている臭素酸
カリウムですから、「神戸屋」ほど早い取り組み
ではなかったにしろ、現在では日本でも使用されて
いないのだろうと私は勝手に思い込んでいました。

 

ところが、違いました。
「ヤマザキ」が使用しているようです。

 

日本で大手といわれる製パン業者で
臭素酸カリウムをしているのは「ヤマザキ」
だけだといいます。
(「My News Japan」より)

 

 

「北海道チーズ蒸しケーキ」ヤマザキ

 

 

 

日本でも食パン以外の食物は全面使用禁止

臭素酸カリウムの発がん性については
国際機関ではもとより、日本政府も認定済で
食パン以外の食物への使用は全面禁止です。

 

「ヤマザキ」では、人気商品である「超芳醇」
をはじめ多くの角型の食パンにおいて
臭素酸カリウムを使用しているそうです。

 

 

「きんつば」ヤマザキ

 

 

 

他の使用は禁止なのに、なぜ食パンはいいの?

食パン以外の食物への使用は全面禁止をされて
いる臭素酸カリウムがなぜ、食パンにだけは
使用してもいいのかといいますと……、

 

臭素酸カリウムは、熱で分解される性質が
あるからだそうです。

 

ふたをして焼く角形の食パンの場合は、
「焼く過程において臭素酸カリウムが
分解されて残りにくいから」
というのが使用を許される理由だとか。

 

 

「もち食感デニッシュ」ヤマザキ

 

 

 

「毒性・添加物合同部会」での発言

2001年9月に厚生労働省の尾嵜食品保険部長
が「毒性・添加物合同部会」で次のような
発言をしています。

 

「これ(臭素酸カリウム)につきましては、
発がん性があるということについては、
国際的にもまた我が国も同様の認識をいたし
ておるわけでございまして、そこのところは
異なった整理がされているわけではございま
せんが、現在、我が国ではパンにのみこの
使用を認めておるところでございます。
また、最終製品にはこういったものは残留
しないということがあわせて要件となって
おりまして、そういう要件のもとに認めて
おるわけでございます。」

      「薬事・食品衛生審議会議事録」

 

 

 「ミニランチサンド」ヤマザキ

 

 

 

私も好きだった「ふんわり食パン」

「ヤマザキ」の食パンの「ほわほわ」
「ふかふか」は、臭素酸カリウムの
力によって作られていたのですね。

 

私は「ヤマザキ」の菓子パンはそうでも
ないのですが「ふんわり食パン」だけは
お気に入りでした。

 

時々、買ったことがありましたし
これからも買うつもりでした。

 

 

「ふんわり食パン」ヤマザキ

 

 

 

「ふんわり食パン」

その「ふんわり食パン」について
ネットでこんなことを書いている人がいます。

 

「革命に近い。
一袋158円くらいです。
食パンの耳って、どうもバサバサで嫌い
なんですが、これはみみまでふわふわ。

もっちり。どうやって作っているのだろう。
正直、近所で評判のパン屋の食パンより好き。」
          (「カラダカラ」)

 

また、本(「ヤマザキパンはなぜカビ
ないか」)から引用した記事を、ブログ
に載せている方もいました。

 

 

「ハロウィン」ヤマザキ

 

 

 

「臭素酸塩はパーマ液の2剤に使用される
物質で(略)、同じことをパンで行えば、
少量の小麦粉をふくらませてまるでパーマ
のように食パンの形を保つことができます。(略)

 

価格が高い『芳醇』『サンロイヤル』などに
臭素酸カリウムを使用して、安価な『モーニング
スター』に使用していないのは、『添加物は
品質を向上させるために使用するもの』という

ヤマザキの姿勢を感じます。

 

臭素酸カリウムは食パンを焼くときの加熱で
分解され、臭化カリウムになります。

この物質は、イヌへの抗てんかん薬として
使われています。

ただし、ネコには危険すぎて使えません。」
          (「今日の物語」)

 

 


「もち食感トワイン」ヤマザキ

 

 

 

臭素酸カリウム等を使う「ヤマザキ」の考え

「ヤマザキ」でこのような臭素酸カリウム
などの添加物を使用する根拠は、

 

「無添加でいいものを作れるはずがない」
という「ヤマザキ」の飯島延浩社長の
考えが大きいようです。

 

それを証明する如く、安価な「モーニング
スター」には臭素酸カリウムは使われずに、
「芳醇」「サンロイヤル」などの食パンに
使用しています。

 

高価格なものの方に、危険といわれる
臭素酸カリウムを使っているというわけなのです。

 

 


「ミニスナックゴールド」ヤマザキ

 

 

 

消費者はどのようなものを「良い製品」と考えるか?

「ふんわり食パン」のほわほわ感が絶品と思う
ならばそれが「好ましい製品」というわけですし、

 

何日も置いてもパサつかないパンが「良い品質」と
考えるのならば、確かにそうともいえますよね。

 

ですから、結局は消費者がどちらを選ぶのか、
どちらの方をより「良いもの」と考えるかという
私達自身の問題になってくるのでしょう。

 

あなたは、どちらを選びますか?

 

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