「Appleサポート」を騙るニセメールコレクション 「本物」「ニセモノ」23

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

 

 

今年の1月に「Apple  サポート」からと名乗る
詐欺メールを御紹介しましたが、その後
新たな詐欺メールがくること、くること……。

 

そこで今回は、
「Apple  サポート」ニセメールコレクション
を御紹介しましょう。
でもその前に、簡単におさらい。

 

 

 

本物の「Appleサポート」からのメール

1 Apple ID  に関するメールのアドレスは、
 「appleid@id.apple.com」

 

2 Apple ID  に関するメールの本文が
 「お客様各位」や「親愛なる」で始まることは
 なく、Apple   ID  および「請求書住所」として
 登録している本名(フルネーム)が記載される

 

3 Apple ID  アカウントページのリンクに
 カーソルを重ねると、表示されるURLは、
 「https://appleid.apple.com/」になる

 

というような感じです。
では早速、ニセ詐欺メールを見てみましょう。

 

 

 

 

 

「Apple  サポート」からと名乗るニセメール

 

ニセメール その1

件名
______________________
【警報】 あなたのAppleIDはリセットされ、
一時的にロックされています。
______________________

送信元アドレス
______________________
「no-reply@accounts.google.com」
______________________

 

差し出しアドレスだけでも偽メール決定
ですが、登録している名前(フルネーム)
もなく、「ケースID」という、15,6桁もある
ID番号をそれっぽく記載しています。

 

またこちらは、アップル東京の住所
東京都港区六本木の住所も書いて
ありませんね。

 

 

 

 

 

ニセメール その2

件名
______________________
ご利用の Apple ID に新しい支払いを
設定いただきありがとうございます。
______________________

送信元アドレス
______________________
「no-reply@accounts.google.com」
______________________

 

差し出しアドレスは、その1と同じ
ですが、六本木の住所は記載してあります。
登録している名前(フルネーム)はなし。

 

それに何より私は「新しい支払いの設定」を
していませんし、というかだからこそ、そんな
設定はしていない、と急いでサイトを訪れて
くれるのを期待しているのでしょう。

 

 

 

 

 

ニセメール その3

件名
______________________
対処が必要です。
請求先のApple IDを確認する必要があります。
______________________

送信元アドレス
______________________
「postmaster@tempix-03.com」
______________________

 

こちらの送信元のメールアドレスは
すぐには見れないようになって
いましたが、無理やり見ました。

 

住所は、日本の六本木ではなく
アメリカ本社を記載しているようです。
「カリフォルニア州クパチーノ市
アップル・パーク・ウェイ1番地
(アップル・パーク)」

 

そして、「お客様各位」となっていて
登録している名前(フルネーム)もなし。
ロゴや写真がそれっぽく配置されて
いて、「対処が必要です」と半ば
脅しパターン。

 

 

 

 

 

ニセメール その4

件名
______________________
支払いの問題でApple IDがロックされました。【警告】
______________________

送信元アドレス
______________________
「no-reply@accounts.google.com」
______________________

 

登録している名前(フルネーム)が
なく、Appleの住所の記載もなし。

 

(追記:2019年8月9日 ピンク色の部分
今日、新たに来た詐欺メールは、ロゴ、変な
日本語も含め一字一句、全部同じ内容でしたが
Appleの六本木の住所が記載されていました。
ということは「改善?」しようとしている
わけですが、それならなぜ日本語を直さない
のでしょうね?)

 

ただ、冒頭の、
「このメールは信頼できる送信者
から送信されたものです。
このメールアドレスは、アップル
アカウントとして登録されています。」
というのがスゴイですね。

 

信頼できる送信者、って自分で言って
いるだけの自己申告なんですから。

 

 

 

 

 

ニセメール その5

件名
______________________
支払いの問題でApple IDがロックされました。【警告】
______________________

送信元アドレス
______________________
「digital-news@asahi.com」
______________________

 

登録している名前(フルネーム)の
記載がありません。

 

また住所は、日本でもアメリカ本社でも
なく、欧州本社、アイルランド南部の
コーク市郊外のものを記載しているよう。

 

そしてメールも「 Zendesk」という
サービスを使っているようです。
何しろ日本語がヘンです。

 

 

 

 

 

ニセメール その6

件名
______________________

【アカウントが必要です】 【ステートメントアラート】
あなたのAppleIDは、あなたのアカウントからの
異常な活動を検出したためロックされました。
【ケース-ID#BMB460】
______________________

送信元アドレス
______________________

「mag@zozo.jp」
______________________

 

本物らしさを醸し出そうと必死なのか
件名がやたら長いですね。

 

まず最初の宛名「親愛なる〇〇様」ですが、
そもそも「親愛なる」でくるメールは偽メール
決定なのですが、その上これは「親愛な」で
「る」が抜けているというお粗末さ。

 

文章に入って一行目の、

 

「セキュリティ上の理由でApple IDが
ロックされています。からのログインを検出
しました iPad  Pro あなたのアカウントから
の端末と異常な活動。」

 

と、もうもう文章がヨロヨロで、
気の毒になってしまうほどのひどさです。

 

 

 

 

 

ニセメール その7

件名
______________________
【警報】 あなたのAppleIDはリセットされ、
一時的にロックされています。
______________________

送信元アドレス
______________________

「no-reply@accounts.google.com」
______________________

 


 

こちらも日本語が悲惨です。

 

「このメッセージは、お使いのApple ID ことを
通知することです。」

「あなたの身元今日たり、アカウントが原因
アップルコミュニティのセキュリティと整合性
のために我々が持っている概念に無効化され
ます確認してください。」

「なぜあなたはこのメールを受け取りました。」

 

現時点では、日本語悲惨度No.1でしょうか?
って、そっちじゃない!!

 

でも、このくらい日本語がひどいと
明らかなニセメールとわかるため、
かえって親切かもしれませんね。

 

 

 

ニセメール その8

件名
______________________
【重要】ご利用の Apple IDがロックされています
______________________

送信元アドレス
______________________
「info@jp-support3.info」
______________________

 

  セキュリティ上の理由により、ご利用の
  Apple IDがロックされています。

  この度、お客様のAPPLE ID登録が第三者に
  よって不正にログインされたことがある為、
  セキュリティ保護の観点から緊急の措置として
  ご利用の AppleIDがロックされています。

  AppleIDのロック解除は下記ページにで
  ご利用下さい

  http://www.apple-detect.com/

  不明な点がある場合は、Apple サポート へ
  ご連絡ください。

  http://www.apple-detect.com/

  今后ともよろしくお愿いいたします。
  Apple サポート

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  六本木ヒルズ All Rights Reserved.

 

 

メールアドレスに、「Apple」が入って
いたりという紛らわしいものではなく、
スパッと偽メールと断定できる
「初級の上」位?、という詐欺メールでした。

 

見た感じも、上記の詐欺メールより作りが
イマイチでしたので、スクリーンショット
にもせず単に、コピペにしました。

 

また、ロック解除として記されているURLを
クリックせずに検索してみましたら
こんなものが出ました。

 

 

 

 

これは私が使っている Google Chrome に備わる
不正サイト検出する仕組みによるものです。

 

最後の方の「Appleサポート」の上の行の
文字が「今後とも」ではなく
「今后とも」になっていますし、

 

一番下の住所が、「東京都」
ではなく、「东京都」ですね。

 

 

 

 

 

 

今日はここまで……

まだあるのですが、一応今回はこのくらいで
やめておきましょう。
もっと、来るかなぁ……

 

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