重度身体障害者の国会議員誕生
今回の参議院選挙で「れいわ 新選組」の特定枠で
当選した新人の筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の
舩後(ふなご)靖彦さんと、重度身体障害を抱える
木村英子さんが当選を果たしたことが話題になって
います。
国会での、ハードな面の合理的配慮ということで、
スロープの設置や本会議場の設置等の改善にとり
組んでいるようです。
障害者数
障害者は、身体障害、知的障害、精神障害の3つに
分けられますが、2018年の内閣府の「障害者の状況」
によりますと、その数は、
身体障害者(身体障害児を含む)が 436万人
知的障害者(知的障害児を含む)が 108万2000人
精神障害者 が 392万4000人
ということです。
年齢階層別障害者数の推移(精神障害者・外来)
2018年 内閣府
国民の7.4%が障害者
これを人口千人あたりの人数で見ますと、
身体障害者 34人
知的障害者 9人
精神障害者 31人
ということになるようです。
なかには複数の障害を併せ持っている人も
いるため、単純な合計にはならないようで
すが、国民のおよそ7,4パーセントが何らか
の障害を有しているということになります。
施設入所、入院の状況
身体障害者のうち施設に入所している人の割合 1.7%
知的障害者のうち施設に入所している人の割合 11.1%
精神障害者のうち入院している人の割合 8%
となっていて、特に知的障害者の施設入所割合が
高いことに気づきます。
年齢階層別障害者数の推移知的障害児・者(在宅)
2018年 内閣府
知的障害者の人数の推移
2011(平成23)年と比較しますと
約34万人ほど増加しています。
知的障害は、発達期にあらわれるものであり、
発達期以降に新たに知的障害が生じるものでは
ありませんから、身体障害のように人口高齢化
の影響を大きく受けるということはありません。
以前に比べて知的障害に対する認知度が高くな
った結果、療育て両取得者の増加が要因の一つ
と考えられています。
7.4%という数字
おおよその数ですが、国民の7.4%が障害者という
数字を、皆さんはどのようにご覧になりましたか?
そんなに少ない(あるいは多い)?、まあそんな
ものだろう等々あると思いますが、私自身は漠然と
ではありますが、思って割合より多く感じました。
なぜそう思ったかを考えてみますと、やはり障害を
持った人が施設や病院に入所していなかったとして
も、やはり自宅にこもりがちにならざるを得ないため
社会で出会うことが少ないからかもしれないかもと。
「障害者」ではなく「障碍者」
また、最後に立憲民主党所属の衆議院議員である
川内博史さんが、「障害者」という言葉の表記に
ついてツイッターでこのように書いていらっしゃい
ましたので、載せておきましょう。
「川内 博史 2019年7月27日
やまゆり園事件から3年。
あらためて追悼し障碍者差別の根絶を誓う。
その為には障『害』者という漢字も人々の
意識変革の為に大事。
漢字は表意文字。
『害』は優生思想の元での当時の政府による当て字。
本来は『碍』がバリアの意味。
政府は、かつて『害』を使わせる為に
『碍』を常用漢字表からも外した。
昨年、衆参の文部科学委員会でオリ・パラに
向けて『碍』を常用漢字表に再び採用すること
の検討を政府に求める決議が行われた。
現在、国語審議会やNHKの放送用語委員会で
検討されている。
漢字圏では障碍であり障『害』ではない。
『害』には悪い意味しかないからだ。
皆で政府の検討を注視してください。
ただし、現在でも法律の条文を引用するなど以外、
僕達が普段生活する中で使う漢字は自由。
だから、僕は『障碍』『障碍者』という漢字を
使っている。
皆さんも、そうして下さい。
因みに『碍』は『旅人の行く手を阻む道を塞ぐ石』
という意味で障碍者権利条約の障碍者の定義に
合致している」
ということです。
私は15年ほど前でしたでしょうか、何かの集会で
話す時に、「『障害者』ではなく『障がい者』ひ
らがかなの、と言いながら説明をした記憶があり
ますが、この漢字の「碍」はいいですね。
これからはこちらを使おうと思います。
「菅野完 2020年1月28日
いまの川内博史さんの質問いいですな。
障害は、害の字を害と使うのではなく、
正字どおり障碍と書くべきだ
という主張するために、
『漢字を使う国で、害の字を使ってるのは日本だけ』
『この原因は昭和31年の政府指針が原因』
ってのを国会で確定した。
これは大きな一歩です」
