ラズベリーケトンのダイエットは効果あり? なし?

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「セレブ御用達サプリ」の謳い文句

前回は、グレープフルーツやキンモクセイ
の香りがダイエットに効果があるのか否か
というお話でしたが、今日はラズベリー
ケトンの効果についてのお話です。

 

ラズベリーケトンという言葉に、あまり
馴染みのない方もいらっしゃるかもしれ
ませんが、ダイエットを目指している
人たちの中では注目されているよう。

 

アメリカでは「奇跡のダイエットサプリ」と
してラズベリーケトン配合のサプリメントが
紹介されるなど、ちょっとしたブームとか。

 

となれば当然、日本でも注目されない
はずはなく、さまざまな美容情報雑誌
などで紹介されているようです。

 

 

ラズベリー味の「キットカット」

 

 

 

カプサイシンの3倍以上の効果がある?

「ラズベリーケトン」とはラズベリーの
甘酸っぱい香りを構成している香気成分
のことで、脂肪分解や燃焼促進作用は
カプサイシンの3倍以上といわれるもの。

 

カプサイシンといえば唐辛子ですが
唐辛子も一時期、ダイエットに使われ
何のお料理にも山のようにかける人
もいたほどです。

 

そんなに大量に食べることができると
いうのも驚きでしたが、本来のお料理の
味が消えてしまうのではないか、という
大きなお世話の心配もしたものでしたが。

 

ラズベリーケトンには、そのカプサイ
シンの脂肪分解や燃焼促進作用の3倍
以上の効果があるというのです。

 

 

 

 

 

キイチゴに含まれる「ラズベリーケトン」

カプサイシンと類似の構造をもつ
ラズベリーケトン(RK)は、キイチゴ、
キウイーフルーツやモモ、リンゴ、カエデ、
マツなどの樹皮などにも含まれています。

 

ラズベリーケトンを経口摂取すると
脂肪細胞に蓄積されている「脂肪」と
脂肪分解酵素である「ホルモン感受性
リパーゼ」とが結合する作用が高まり、

 

脂肪を、脂肪酸とグリセロールに分解
させることにより、エネルギーとして
使われやすい状態になります。

 

 

 

 

 

実験では有意差が

株式会社ユニッシュでは、名古屋経済
大学大学院の鈴木公教授と共同で実験
を行い、効果を実証したということです。

 

実験は28人の若い女性を対象にし、1日
200mgのラズベリーケトンをとったグルー
プととらないグループの比較をしました。

 

4週間摂取後、2週間休んだ後、今度は
ラズベリーケトンをとるグループととら
ないグループを入れ替えて、4週間摂取。

 

結果、ウエスト、皮下脂肪面積、体脂肪率、
体脂肪量共に、とったグループが優位に
減少し、また安静時の代謝量は上昇した
ことがわかったのです。

 

 

 

 

 

化粧品・サプリメントの発売

このような抗肥満効果を期待して
ラズベリーケトンを使用した化粧品
やサプリメントが販売されました。

 

2002年3月に、旧カネボウ研究所の
研究員が日本薬学会で試験結果を発表
した後、ラズベリーケトンを原料と
したダイエット用サプリメントを発売。

 

同社の臨床試験によると、1週間で
効果が見られたということでしたが
詳しい情報は明かされていません。

 

 

 

 

 

当時は緩かった日本の規制

効果の表示について、当時の規制は
緩かったようで、「日本で販売される
サプリメントには誇大宣言が多い」と
欧州大衆薬協会は指摘しています。

 

ラズベリーケトンを香料として研究して
きた、ラトガーズ大学のヘンリック・
ペダーセン教授は疑問を呈しています。

 

また、アメリカのテレビ番組で紹介され
たラズベリーケトンとカフェインを併用
すると、脂肪を燃焼させるというものも
ラズベリーケトン単体では信頼できる
科学的証拠がないということが判明。

 

それどころか、ラズベリーケトン単独で
飲んだ場合は、興奮作用のあるシネフ
リンに化学構造が似ているための血圧
上昇の可能性も指摘されています。

 

 

 

 

 

記憶に新しい化粧品の白斑被害

このようにラズベリーケトンの安全性
については、まだ十分研究されていない
というのが実際のところだそうです。

 

ラズベリーケトンを還元することにより
製造されるロドデノール( 4-HPB)を
カネボウ化粧品が美白成分として申請し、

 

化粧品に配合して販売された後、白斑の
被害を起こして2013年に回収されたこと
は覚えていらっしゃる方も多いでしょう。

 

 

 

 

その約20年前の1992年に、ラズベリー
ケトンを扱う労働者に白斑症状が見られ
3人中2人が完治していないことが
論文で報告されています。

 

女性は、ダイエットに効くという言葉
を見るとすぐに飛びついてしまう傾向
がありますが、注意が必要なようです。

 

 

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「グレープフルーツ」と「キンモクセイ」の香り ダイエットに効果がある? ない?

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グレープフルーツダイエット

グレープフルーツの香りがダイエット
によいという情報をよく目にします。

 

ダイエット効果があるという理由
はグレープフルーツの香りが、
     ↓
  交感神経を刺激
     ↓
  脂肪の燃焼を促し
     ↓
 エネルギー消費を促進
     ↓
  体温を上昇させる

 

からというものです。

 

 

 

 

ラットを使った実験では、グレープ
フルーツの香りを一時間かがせた後に
血中のグリセローツ濃度が2,5倍まで
上昇したという結果が出ています。

 

中性脂肪が分解されると、グリセロール
と脂肪酸に変わりますが、ただその効果
が香りによるものか、精油成分が肺を
通して血中に取り込まれたのかという
疑問は残ります。

 

しかしそれも、無臭症のラットを使った
実験でも同様の結果が得られたことから
臭覚刺激効果ということがわかりました。

 

 

 

 

 

コーヒーの香りと相乗効果も

ニオイ刺激が、自律神経活動をコント
ロールし脂肪分解を促進して結果的に
体重の減少につながるというのです。

 

この効果は、グレープフルーツにだけでは
なく、コーヒーの香りとの相乗効果により
脂肪分解を促進させるともいいます。

 

おやつにグレープフルーツとコーヒの
組み合わせは最強?、なのでしょうか。

 

 

 

 

 

香りだけではダイエットは無理

このグレープフルーツがダイエット
に良いという説に、真っ向から
反対する方もいらっしゃいます。

 

確かに、グレープフルーツの精油には
利尿作用があってむくみを解消する
ことは可能、

 

その上、皮付近に多く含まれるナリン
ギンという成分は食欲を抑え脂肪の
分解を促進する、

 

ということは事実ですが、香りを嗅ぐ
だけでの効果はないといいます。

 

「食べたり、精油をブレンドしてマッサ
ージをすることでそれなりの効果は得ら
れるものの、グレープフルーツの香りの
効果にはむしろ『食欲増進作用』がある
ほどです」(「Jun  Nakayama」)

 

 

「グレープフルーツ」の香りは
ダイエットに効果がある?

 

 

 

キンモクセイの香りのダイエット効果

グレープフルーツの香りに関しては
かなり前から聞いていますが、キンモク
セイの香りは今回、初めて知りました。

 

キンモクセイの香りがオーキシンという
ホルモン物質の分泌を促し、食欲を抑え
る効果があるとの報告がされました。

 

ラットを使ったテストでは
体重の増加量が90%に抑え
られたということです。

 

人間のテストでは、いわゆる
腹7分目程度の量しか摂らなくて
も満腹感が得られたとのこと。

 

香りの効果として、脳視床下部摂食中枢
の細胞が産生する「オレキシンの量を
低下させる」ということからダイエット
効果が期待できるというものです。

 

 

東京ミッドタウンの「キンモクセイ」

 

 

 

「オレキシン(orexin)」とは

1998年に発見された神経ペプチド
(神経が分泌するホルモンなどの総称)
です。

 

視床下部外側野に存在する神経細胞が
産生しているオレキシンは、食欲や
報酬系、睡眠・覚醒を制御します。

 

オレキシンを作る神経細胞が消滅する
と、ナルコレプシーという睡眠障害に
なることがわかっています。

 

 

 

 

オレキシンを脳室内投与した結果として
摂食量の亢進、交感神経系の興奮、
ドーパミンニューロンの興奮などは全て
覚醒に応じて引き起こされる現象、

 

あるいは、覚醒が引き起こされた
結果とも捉えられることから
オレキシンの中心的な役割は
覚醒の維持にあると考えられています。

 

 

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「原臭」は存在しない?

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五感から入る情報判断の割合

 視覚    87%
(光刺激)

 

 聴覚      7%
(音重鎮)

 

 触覚      3%
(機械的刺激、熱刺激)

 

 嗅覚      2%
(気化性の化学物質)

 

 味覚      1%
(可溶性の化学物質)

 

 

 

 

 

人間の情報の9割近くは視覚から

人間が五感を通して情報を得る際に
一番多くの情報を得ることができる
のは視覚です。

 

全ての情報の87%もの量を視覚
から得ているといわれています。

 

1802年に、トマス・ヤング(Thomas
Young,)により光の三原色が唱えられ
視覚の解明が始まりました。

 

 

 

 

光の三原色は
赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)です。

 

赤と緑を合わせると黄色になります。
赤(Red)+緑(Green)=黄( Yellow)

 

緑と青では、空色に。
緑(Green)+青(Blue)=空色(Cyan)

 

青と赤ですと、赤紫になります。
青(Blue)+赤(Red)=赤紫(Magenta)

 

赤+緑+青=白(White)になります。
光は、原色の色を混ぜるほど色が明るく
なり、三原色を加えると白くなります。

 

 

 

 

 

「原臭」はない?

視覚の次に情報量が多いのが聴覚の7%です。

 

音は、ある波長をもった空気振動が鼓膜
を揺らして聴覚が刺激されて起こる現象で
そのエネルギーは数値化できます。

 

触覚には、痛いという「痛覚」、
暖かい冷たいという「温度覚」、
固い、柔らかいなどの刺激が脳に
伝わり、測定することが可能です。

 

また味覚には、五原味といわれる
「甘味」「苦味」「酸味」
「塩味」「旨味」があります。

 

このように視覚・聴覚・触覚、味覚
がその基準となるものがあることに対し
嗅覚は、色の三原則や味覚の五原味に
相当するような「原臭」というものは
ありません。

 

原臭を提唱する学者もいましたが
原臭の概念は絶対的なものではなく
人によって見解が異なっています。

 

 

 

 

 

ジョン・アムーアの7原臭

「嗅盲(きゅうもう)」を発見
したアムーアが、616種のニオイ
の中から7種のニオイが原臭で
ある可能性を見出しました。

 

1 樟脳(しょうのう)臭

2 ミント臭(ハッカ)

3 花香臭

4 ムスク臭

5 エーテル臭、

6 刺激臭

7 腐敗臭

 

 

 

 

その後、アムーアは、

イソ吉草酸(腋窩臭)

l-ピロリン(精液臭)

イソブチルアルデヒド(麦芽臭)

トリメチルアミン(魚臭)

5α-アンドロスト-16-エン-3-オン(尿臭)

ω-ペンタデカラクトン(麝香臭)

l-カルボン(ハッカ臭)

1、8-シネオール(樟脳臭)

 

の8つを、原臭の候補としています。

 

アムーアは、7原臭を組み合わせると
すべてのニオイが合成できるという
考え方をもっていました。

 

しかし実際は、これらの原臭を組み
合わせても全ての香りができるという
ことはなく、科学的根拠がないため
今はあまり支持されていません。

 

アムーアは、最終的には原臭の数は
20〜30位にまで増えることを予想
していたようですが、現在ではこの
研究は中断されています。

 

 

 

 

 

ハンス・ヘニングの6原臭

ドイツの心理学者であるヘニング
(H. Henning)が提唱した
原臭の分類も有名です。

 

1 花香臭
ジャスミン、ヘリオトロープ、ゼラニウム等

2 果実臭
オレンジ、ベルガモット、シトラール等

3 薬味臭
クローバー、ウイキョウ、アニス、ハッカ等

4 樹脂臭
ユーカリ油、テレピン油等

5 焦臭
タール、テリジン等

6 腐敗臭
硫化水素、メルカプタン、二酸化水素等

 

の6種。

 

 

 

 

ヘニングは、この6臭を基本臭と仮定し
それぞれをプリズムの各頂点に置くと
あらゆるニオイはその表面上の1点で
表すことができるとする、

 

「匂いのプリズム」
という考え方を提唱しました。

 

日本の科学者の加福均三(かふく
きんぞう)は、ヘニングの6原臭に、

腥臭(生臭いニオイ)と
酢臭(酸っぱいニオイ)

 

の2臭を加えて8臭とし
日本人の生活環境にあるニオイ
を全て合成できると述べました。

 

しかし、いずれも全てのニオイを
表現することはできませんでした。

 

 

 

 

 

日本でのニオイ基準

1978(昭和53)年、日本耳鼻咽喉
化学会の嗅覚研究グループは、嗅覚
検査用に花香など10臭を定めています。

 

また、日本の悪臭防止法による嗅覚
測定法のパネル選定用基準臭として
は、以下の5種類ニオイが定義され
ています。

 

1 花の匂い

2 甘い焦げ臭

3 汗臭い臭い(あせくさいにおい)、

4 熟した果実集

5 糞臭

 

 

 

 

このように日本耳鼻咽喉化学会の嗅覚
検査用や、あるいは嗅覚測定法の基準
としてのニオイは定められています。

 

しかし、色や音のような世界基準
は存在しないようです。

 

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