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破片は1000分の1にも満たない小ささ
マイクロカプセルの直径は
数μm(マイクロメートル)〜数十μm、
膜の厚みは1μmに満たない小ささです。
環境中で破壊されたカプセル片は
1μmよりも小さなもの。
(1μm=1/1000mm)
花粉症を引き起こすといわれる花粉
の大きさは約30μmで、10分の1ほど。
花粉症対策のマスクも通過できます。
大気中に漂う危険物
柔軟剤のキャップ一杯に入って
いるマイクロカプセルは1億個。
その香りが12日間も続くと宣伝して
いる商品もあるということです。
大気中に漂う量はいかばかりでしょう。
破壊されたマイクロカプセルの香料は
アレルギーや喘息を発症、悪化させる
物質や、発がん性物質、環境ホルモン
が含まれています。
人間には、吸い込んだものを排出する
力はありますが、サイズが小さいほど
体の奥に入りやすくなってしまいます。
ナノレベル(1nm=1/1000μm)
では、脳血管関門や胎盤をも
通り抜けることができるとか。
「イソシアネート(isocyanate)」
そんな小さなマイクロカプセルから
強い毒性のある「イソシアネート」
が出ることが問題になっています。
イソシアネート(TDI、別名: 2,4-トルエン
ジイソシアネート)は、皮膚、粘膜を損傷し
神経系を刺激し、発がん性もある物質です。
「シックハウス症候群の原因物質の一つ
*として室内環境基準が設けられている
*トルエンが50ppmなのに対して、
*トリレンジイソシアネートはわずか
*0.005ppm。
*トルエンより1万倍も毒性が強いわけ
*です」(岡田幹治『香害・そのニオイ
* から身を守るには』)
トルエンの1万倍も毒性が強いイソシアネ
ートが、私たちの日常生活に欠かせない
洗濯時に付着しているって、知っていました?
アレルギーは毒物を検出して避けるための免疫
生物は、地球上に誕生した瞬間
から、環境中の毒物に対策を施し
現在まで生き延びてきました。
哺乳類しかもたず、進化した免疫で
ある IgE(免疫グロブリンの一種)が
毒素を体内に入れないようにする
防御反応、それがアレルギー反応です。
人間が作り出した、人間を傷つける
化学物質(毒)が残留するものに対し
IgEは高くなり、アレルギーを起こして
体内への侵入を阻止します。
アレルギーの原因物質・アレルゲンに
働きかけて防御反応を起こし、体内に
入れないよう警告してくれているのです。
しかし、防御反応としてのアレルギー
が暴走を始めると、危険なアナフィ
ラキシーが、全身に起こります。
それだけではなく、気管支喘息、
アトピー性皮膚炎などを発症し、それが
高じて免疫力がさらに低下すると、神経
・内分泌異常の引き金ともなるのです。
「かくたこども&アレルギークリニック」
* 角田和彦院長
「食べ物から体内に侵入した脂溶性の
*残留化学物質(ダイオキシンやPCB、
*有機塩素系殺虫剤、トランス脂肪酸等)
*は、体内に蓄積され、皮膚の皮脂腺
*から皮膚に排泄されます。
*それらの化学物質の影響で皮膚のバリア
*機能が壊され、そこに強い合成洗剤や
*イソシアネートなどの化学物質の影響、
*必須脂肪酸の欠如などによって、環境中
*のダニやカビ、花粉、食物、イソシア
*ネートなどが体内に侵入してアレルギー
*を起こすようになります。
*ウレタン樹脂を吸う仕事をしている
*労働者以外で、一般の多くの人で
*IgEが陽性になったという報告は、
*いまだ世界中でありません。
*イソシアネート対策が遅れている
*日本だけの状況かもしれません。
*『『柔軟剤』や『無香料の防臭スプレー』
*のマイクロカプセルの壁材としてだけ
*ではなく、伸びる衣類「ポリウレタン」
*など多くの身の周りのものに使われて
*います。
*厳格な対策が必要です」