「ローゼンタール〈 魔笛 〉」初期の作品

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初期の〈魔笛〉は数種類

ローゼンタール〈魔笛〉の初期
には、現在の〈 ゴールド 〉と
〈ホワイト 〉以外に、何種類か
のものがありました。

 

モーツァルトのオペラ「魔笛」
の登場人物の主要な人、それぞ
れにあわせてビョルン・ビンブ
ラッドがデザインしたものと
思われます。

 

それはそれは、贅沢なものでした。

 

 

ゴールドとホワイト

そして現在のローゼンタール
〈 魔笛 〉はゴールドとホワイト
の2種類があります。

 

この2つは、やはり残るべくし
て残った「究極のシンプルな美」
という気がします。

 

 

 

私が初めて〈魔笛〉と出会った
1993年当時には、まだ「パパゲ
ーノ」がありました。

 

オペラ「魔笛」の登場人物の
名前である「パパゲーノ」は、
白のベースにゴールドの小さな
葉っぱのような連続模様を散ら
したとても愛らしいもの。

 

私は、ゴールドとホワイトの
カップを揃えた後に、いつかは
パパゲーノも加えようと思って
いたのですがその後、なくなっ
てしまって残念でした。

 

 

なくなってしまった理由……

ローゼンタール〈魔笛〉のゴー
ルドとホワイト以外のものがな
くなってしまった理由は、わか
りません。

 

ですが、登場人物ごとにデザイ
ンの違う食器を全て揃えられる
人、はそんなに多くはないと思
われます。

 

また、それ以上に作る側、ロー
ゼンタール社にとっても、この
価格でそこまで凝りに凝ったも
のを制作するのは大変なことで
しょう。

 

膨大なパターン一つを考えても、
何種類かの〈魔笛〉を製作し続
けることは、ローゼンタール社
にとって、とてつもなく大変な
ことに思われます。

 

 

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かくして、ローゼンタール
〈 魔笛 〉の神髄であり象徴とも
いえる〈 ゴールド 〉と〈 ホワイ
ト 〉が、現在も輝かしく生き続け
ることになりました。

 

今もこの素晴らしい食器を超えた
器を、骨董品としてでなく手にす
ることができるというのは、なん
と幸せなことでしょう!

 

 

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「ローゼンタール〈魔笛〉ゴールド」の本名は「ザラストロ」

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ショップはこちらです
ローゼンタール〈魔笛》専門店「アプリ」

 

 

「ザラストロ」はモーツァルトのオペラ「魔笛」の登場人物の名前

現在、ローゼンタールの「魔笛」
はゴールドとホワイトの2種類
がありますが、ゴールドの本当
の名前は「ザラストロ」です。

 

次の写真は、愛知県陶磁資料館の
展覧会でローゼンタール魔笛が紹
介された時のものですが、「ゴー
ルド」ではなく「ザラストロ」と
表記されていますね。

 

 

 愛知県陶磁資料館
『モダン・ヨーロッパの名作食器展」

前回紹介した(「愛知県陶磁資料館
で、現在『ローゼンタール〈魔笛〉)』
が紹介されています!」

 

愛知県陶磁資料館のサイトで
「モダン・ヨーロッパの名作食器展」

 

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ティーセット《ツァウバーフレーテ[ザラストロ]》
ビヨン・ウィンブラド/ローゼンタール ドイツ
愛知県陶磁資料館蔵

 

 

写真の下に3行で書かれている
ものが、愛知県陶磁資料館の
サイトに書かれていたものです。

 

2行目の、ビョルン・ビンブラ
ッドの名前の表記ですが、
「ビヨン・ウィンブラド」に
なってます。

 

外国の方の名前を、カタカナで
表記する時にはつきものの問題
ですね。

 

 

 

 

他にも「ビョルン・ビンブラッ
ド」との表記とか、いろいろな
ものを見たことがあります。

 

これは、どれが正しいというこ
とは難しいでしょう。

 

 

 

 

《ツァウバーフレーテ》は〈魔笛〉のドイツ語

見ていただきたいのは、一番上
の行です。
ティーセットの次に、《ツァウ
バーフレーテ》とありますね。

 

ヴォルフガング・アマデウス・
モーツァルトの作曲したオペラ
「魔笛」の「Die  Zauberflöte」
をカタカナで表記したものです。

 

「Die  Zauberflöte(ツァウバー
フレーテ)」、

英語では「magic flute(マジック
フルート)」。

 

 

 

 

 

 

[ゴールド]は[ザラストロ]

そして問題はその次の言葉の、
【ザラストロ】ですが、実はこ
れがローゼンタール〈魔笛〉
ゴールドの本名なのです。

 

ザラストロというのはモーツァ
ルトのオペラ「魔笛」の登場人
物の名前。

 

ローゼンタール〈魔笛〉が誕生
した直後は、現在の〈ゴールド〉
と〈ホワイト〉の他にも、幾つか
のものがありました。

 

 

 

 

オペラ「魔笛」の何人かの登場
人物をデザインや色で表現した、
超超凝ったものでした。

 

(デザインをしたビョルン・ビ
ンブラッド氏は、さぞ楽しかっ
たことでしょう!)

 

私がローゼンタール〈魔笛〉に
初めて出会った1993年時点でも、
現在は既になくなっている2種
類ほどのものがあったように記
憶しています。

 

 

こちらは「パパゲーノ(Papageno)」

 

 

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愛知県陶磁資料館で、現在「ローゼンタール〈魔笛〉」が紹介されています!

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「モダン・ヨーロッパの名作食器セット」展
           愛知県陶磁資料館

 

今日は「ローゼンタール〈魔笛〉」の展覧会のa
お知らせをいたしましょう。

 

現在、愛知県陶磁資料館(AICHI PREFECTURAL
CERAMICMUSEUM)では「モダン・ヨーロッパ
の名作食器セット」展が開かれています。

 

期日は2011年10月8日(土)~12月18日(日)まで。
本館一階、特別展示室で開催されています。

 

 

 

 

 

全体が三つに分かれています

 

第一章

 

「スタンダード・クラシックス Standard Classics」
マイセン「ブルーオニオン」シリーズ
ウェジウッド「ユーランダー」シリーズ
ロイヤルコペンハーゲン「フロラ・ダニカ」
「ブルー・フルーテッド」シリーズ

 

第二章

 

「北欧モダニティ Nordic Modernity」
スウェーデン、フィンランドのデザイン

 

第三章

 

「ローゼンタール社とデザイナーたち Rosenthal Prpducts and Designers」
ローゼンタール「魔笛」シリーズ

 

 

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もっともフォルムとファンクションに
高い美意識を持つローゼンタール社

愛知県陶磁資料館の公式サイトには、今回の展覧会の
みどころとしてはこんなふうに記されています。

 

「ローゼンタール社は陶器メーカーの中で
もっともフォルムとファンクションに高い美意識を持ち、

 

各国の著名デザイナーに制作を依頼しています。
それぞれに妥協なき、個性的な名作食器デザインです。」

 

 

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他の追随を許さない美 

う~ん、まさにおっしゃる通りですね。

 

当ショップ、ローゼンタール〈魔笛〉専門店、アプリの
商品説明に書いた「フォルムの美しさは
他の追随を許しません」と一緒!、で嬉しい限り。

 

「確かにシュガーポットは個性的な美しさですが、
コーヒーポットやティーポットには、ローゼンタール
〈魔笛〉に近いものもあるのでは?」

 

とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも、違うのです!

 

このフォルム、このライン、わずかな違いも
許さない、美を追求する厳しい目と感性が
つくりあげた逸品なのです。

 

 

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三章はローゼンタール社〈魔笛〉のみ

第一章と第二章は、それぞれ複数のブランドが紹介
されていますが、第三章はローゼンタール社のみ。

 

そして代表として登場するのが〈魔笛〉シリーズ。

 

それだけ、ローゼンタール〈魔笛〉がデザイン性
に優れた、美しいものだという証しですね。

 

(まるで自分の作品が褒められた如くの、舞い上がり方
をしていますが、どうかお許しくださいませ……
ちょっと恥ずかしくもありますが嬉しい限り)

 

その上、愛知県陶磁資料館は、今回の展覧会のみならず
愛知県陶磁資料館としてローゼンタール〈魔笛〉の
セットを所有していて展示しているということです。

 

素敵ですね、いつかは行ってみたいと思っています。

 

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