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ツイッターで知ったオークション詐欺騒動
少し前のことになりますが、ツイッターの
リツイートで知ったことがあります。
私が知ったのは、もう一騒動が
終わったあとのことでした。
ですから、そこにいくまでにどのような
ことがあったのか、詳しいことは
よくわからないのですが……。
明らかに奈良美智のニセモノ
ヤフーオークションに、奈良美智さんの
デッサンが出品されていたそうです。
それが明らかに偽物だったので
何人かの人がそこに、それがニセモノ
である旨の書き込みをしました。
しかし出品者は、
「何か変なことを言う人たちが
いるが、これは絶対に本物です」
と譲りませんでした。
作家本人からも
そこで、書き込みをした人たちが
奈良美智さんに報告をして、奈良さんからも
自分の作品ではないことを伝えたそうです。
すると出品者は、
「私のおじは◯◯県立美術館の館長だ」
と写真付きのリンクを貼ったり、
「私のおじいさんは◯◯(美術関係で有名)
の社長だ」などと言いだすしまつ。
奈良さんは続けます。
「そんなの関係ない、偽物は偽物だ」と。
「(ニセモノとは)気づかなかった……」
そこで出品者は初めて、
「気づかなかった……」
と、ニセモノである事を
認める発言をしました。
しかし、この言葉がその場限り
の言い逃れだったことは、その後
の彼の行動が表しています。
そうこうしているうちに
その絵は落札されました。
しかしそれは、いわば内輪
での落札(?)でした。
つまり誰かが落札したかに見せかけたのです。
そのデッサンは、現在はアメリカ向けの
オークションに出ているということでした。
(これは実際に、私も確かめました)
現在活躍されている作家の作品で
しかも御本人が違うというのに……
すっごいですね。
落札されたかに見せてその絵を処分して
しまうのではなく、今度は外国向けに出品!
描いたとされている本人が
「これは私が描いた絵ではない」
と言っているにもかかわらず……。
数百年単位も昔の作品というわけ
でもなく、現在も元気に活躍されて
いる方の作品でさえ、そのような
ことがあるとは本当に驚きました。