パンプス、ヒールを強制される職場

今日はChange.orgで、2019年2月19日に発信された
キャンペーンの御紹介なのですが、実はこの内容
私は知りませんでしたのでちょっと驚きました。
「職場でのヒール・パンプスの強制をなくしたい!」
という内容で、「厚生労働省」宛のもので発言者は
石川優実さんという女性です。

 

彼女は現在、葬儀の案内のアルバイトをしている
そうですが、就業ルールとして、ヒールのある
パンプスを履くように定められているというのです。

 

彼女は、男性社員の靴を見ると、
「私もこの靴だったらもっと仕事の負担が減る
のになぁ……」と思い、何気なくツイッターで呟くと
たくさんの「いいね」がついてリツイートされました。

 

「#KuToo」というハッシュタグも生まれました。
これは「靴」と「苦痛(くつう)」、「#MeToo」を
合わせたもの。

 

葬儀の仕事は立ち仕事で動き回りますが、パンプス
やヒールですと、動きづらく、走れない、
足が痛くなる、また葬儀の案内という仕事上、
足音が出ないように歩く配慮も必要だといいます。

 

仕事が終わると彼女を含め、みんなスニーカー
やペタンコの靴に履き替えます。

 

パンプスやヒールは、外反母趾になることもあり、
また足から血が出たり靴擦れ、腰に負担がくる等
の健康被害も招くことから、もっと歳をとった時
のことを考えて不安をだということです。
マナーだからということで、女性はパンプスや
ヒールを履くことを強いられているのです。

 

イギリスでは、ハイヒールを履かなかった女性が
その日に解雇され「時代遅れで性差別的」な
服装規定を違法とするよう、政府に訴えるための
署名を集めたところ、3日間で10万件の署名が
集まったという記事もありました。

 

世界的に見ても、イギリス、フィリピン、カナダ
の一部の州などで、職場におけるヒールの強制を
禁止している国や州もあるようです。

 

彼女は
「全ての人が今よりももっと働きやすく、
それによって職業選択の幅が狭まらず、無駄な負担
のないような労働環境を目指すためん厚生労働省
へ署名を提出し、会社へ性差によるハイヒールや
パンプスの強制を禁止するように通達をして
もらうことを目的としています」
と書いていました。

 

また、
「雇われる立場から上に要望を出すのは
とても難しいことです。
意見することによって、仕事での人間関係や
扱いが不利になる可能性があるからです。
なので会社に通達をしてもらい、会社側から
『今後は女性のみヒールやパンプスを強制
することをやめます』と言ってもらえるよう
な職場環境づくりを目指します」
とも付け加えています。

 

私が驚いたのは、ヒールのある靴を
履かなくてはいけないというところです。
葬儀の案内という仕事柄、砕け過ぎたもの
は当然ダメだとはわかりますが、ヒールが
なぜ必要なのかわかりません。

 
ヒールのないペタンコなものだと、仕事上
で失礼に当たるという意味が、皮肉でなく
本当に理解できないのです。
まあ、マナーだからという一言で済まさ
れてしまうのかもしれませんけど。

 

ちょっと不思議な決まりだなぁというのが
私の正直な感想ですが、これはそう遠くない
将来、変わるのではないでしょうか?
希望的観測も含めて、今日はこれで終わり。

 

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