一家を火事から救い、自らは犠牲になったネコ

家族を救い自らは命を落とした
猫の「セージ」とキャシディちゃん

 

 

2021年1月20日の午前6時頃、アメリカ、ノースダコタ州
クリスタルに住むキャシディ・ギャラウィちゃん
(Kassidee Gallaway)は、飼い猫の「セージ:に顔を
引っかかれて目を覚ました。

目覚めた彼女は、家の中の異変に気付く。
「焦げたピザの匂いがしたの。
部屋がものすごく暑くて、息をするのも苦しかった
から部屋から出てみたら、家が燃えていたの。
それで慌てて両親と弟を起こしに行ったわ」

キャシディちゃんの義父、コーディ・セガーさん
(Cody Saiger)は、キャシディちゃんは家族3人を
起こした後、一番先に玄関まで走って全員が揃う
のを待ったといい、キャシディちゃんがドアを開け
た瞬間、すべての窓が吹き飛び、家の中は一気に
炎に包まれたと言います。

「キャシディは、ドアを開けたら炎が燃え広がると
いうことをきちんと覚えていて、私たちのことを
待っていてくれました。
逃げるのがもう少し遅かったら、きっと手遅れに
なっていたでしょうね。
ただ、火事を知らせてくれたセージは、キャシディ
から離れて犠牲になってしまったのです」

キャシディちゃん自身は、「正直、もう逃げきれな
いのではないかと考えていたの」と言うが、母の
シャーロット・レイリーさん(Charlotte Reilly)は
「あの子は落ち着いていたわ。
私なんかよりもずっとね……」
とパニックの中でもキャシディちゃんが冷静に対処
していたことを明かしている。

シャーロットさんは、亡くなったセージについて
「1か月前に我が家にやってきたばかりのメス猫で
週末に埋葬されました。
こんな結果になってしまいましたが、今は『セージ
とたった1か月だけでも一緒に過ごせて良かった』
と思うようにしています。
セージは、これからは私たちの   “ヒーロー”  として
ずっと心の中に生き続けるでしょう」と語った。

今回、消火にあたったふーブル消防署(Hoople Fire
Department)は、火事から数日後、キャシディちゃん
の落ち着いた行動や勇敢さを称えるとともに、セージ
の名前入りの消防隊のヘルメットを寄贈し、次のよう
なメッセージ付きのカードを送った。

「セージは私たち消防隊の一員です。
家族を救った友人であり、ヒーローである
セージを、決して忘れないでください」

過去には、2016年にアメリカペンシルベニア州で、
火事を知らせ家主の女性に覆いかぶさって命を
救った犬が、メリーランド州でも同年、生後8か月
の赤ちゃんを炎から守った犬がヒーローとして称え
られた。

 

 

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