万引き家族の通報を受けた米警官、代わりに商品券をプレゼント

BBD NEWS JAPAN 2021年1月4日

米マサチューセッツ州のサマセット警察によると
マット・リマ巡査は先月20日、通報を受けて食品
店に向かいました。
店内には女性2人が、レジを通さずに商品を持ち
帰ろうとしたとして留め置かれていました。

 

事情を聞くと、この家族は経済的に困窮しており
食品を買うお金を持っていなかったが、幼い子ども
2人にクリスマスディアーを食べさせたくて犯行
に及んだとのこと。

 

リマ巡査は、2人にこの店への「立ち入り禁止」
を言い渡したが、万引きしようとしていたのが
全て食品だったため、訴追はしませんでした。

 

そして女性たちと子ども2人が別の店舗で
クリスマスディナーの食事を買えるように
250ドル(約2万6000円)相当のギフトカード
を自腹で買って与えました。

 

「女性たちといた2人の子どもが、自分の子ども
を思い起こさせたので、助けるしかなかった」と
リマ巡査。

 

地元のテレビ取材では、
「この家族は明らかに助けを必要としていた。
店に行って買えるものだけ買うか、子どもたち
のクリスマスディナーのために万引きをするか、
そんな決断を迫られるなんて想像を絶する状況
だ」と話しました。

 

「私は、万引き学に相当するだけのギフトカード
を買った。
正しいと覆ったことをしただけ。
大事なのは自分ではなく、あの家族の気持ちに
なって、少しだけ共感を形にしただけです」

 

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