1月1日に死去された経済評論家・山崎元氏の食道癌・治療・再発・治療費・がん保険 医師「山崎さんの場合進行が早いので……」 コロナワクチン接種後ガン・再発・ターボ癌14

1月1日 午前5時26分
経済コラムニスト 大江秀樹氏死去(71)

 

 

 

1月1日 午前11時44分
経済評論家 山崎元氏死去(65)

「朝日新聞 2024年1月5日

経済評論家で、元楽天証券経済
研究所客員研究員の山崎元さん
が1日、食道がんで死去した」

     |

「韮バン 2024年1月9日

大江秀樹さん、山崎元さん、
急性白血病、食道がんかな。

そして、森永卓郎さんはすい臓
がん。

芸能界にくらべりゃ、はるかに
狭い金融の業界で、亡くなった
り病気が発覚したりというのは
果たして偶然だろうかね。

森永さんはトカイナカ推奨で
所沢で自家栽培自家消費」

 

 

 

山崎 元(やまざき はじめ)
経済評論家
1958年、北海道生まれ。
東京大学経済学部卒業。
三菱商事→野村投信→住友生命
→同信託→シュローダー投信
バーラ→メリルリンチ証券
パリバ証券→山一證券→
DKA→
明治生命→UFJ総研

と12回の転職を経て、2005年に
楽天証券経済研究所客員研究員、
2023年3月から現職。

 

 

 

病気の経過

_____________
2022年 4月
コロナワクチン3回目接種
_____________
2022年 8月24日
ステージⅢの食道がんと診断
_____________
9月上旬から2回入院
抗がん剤3剤(5FU、シスプラ
チン、ドセタキセル)を
2クール投与
_____________
2022年 10月29日(※)
手術
13日後、退院
_____________

※  手術日は「note」では29日、
「トウシル」では27日。
両方とも筆者は山崎氏)

「トウシル」
(https://media.rakuten-sec.net/articles/-/40318?page=1)

 

 

 

診断されるまで

______________

2022年6月 不調

喉の少し奥と、耳の下のリンパ
腺が軽く腫れているように感じ
細菌感染を疑う。
______________

近所の内科医院受診

コロナのせいか医師は、一切
山崎さんにに触ろうとせず、お
そるおそるライトで喉を数秒照
らしただけで、

「抗炎症剤を出しておきますの
で様子を見てください」という
ことだったが10日ほど経っても
同じ状態。
______________

耳鼻科受診

内視鏡での画像を見せてもらっ
たが全く異常はなし。
「念の為、食道も見てもらった
方が」と近くの胃腸専門病院を
教えてくれる。
______________

2023年 8月
胃腸専門病院で内視鏡検査

食道に癌が疑われるものが見つ
かり大学病院に行くようにと。

山崎さんのオフィスに近い病院
を告げ紹介状を書いてもらう。
検査画像が焼き付けられた
CD-ROM入りの封書を渡される。
______________

同日午後 大学病院  受診

8月24日 
「食道癌ステージⅢ」診断

(病巣が臓器の筋肉層に収まっ
ていないが、遠隔転移はない)
______________

その日のうちに仕事仲間や家族
に報告し療養生活に

職業上、「サンクコスト」(既
に生じていて後から取り返しの
つかない損失)を無視して、今
後に変えられることに意識を集
中するような習慣付けがあった
ので、

「これから、どうするかに集中
するしかない」という気持ちに
なっていた。

告知されたその日のうちに、仕
事の仲間や家族に病状を報告し
て、療養生活が始まる。
______________

 

 

 

禁酒は苦にならなかったとか

 

 

 

抗がん剤2クール投与後
「手術」or「放射線」

友人の医師2名に相談

その大学病院は食道癌治療に定
評があり、手術症例も多いので

「手術できる状態なら、手術が
一番完治の可能性が高い」

ということで、友人から知人を
介して手を回して貰い、食道・
胃外科の教授に主治医になって
もらう。

 

 

癌放射線治療専門の大学病理医師に相談

癌の放射線治療専門の大学病理
医師の知り合いに、CT画像等を
診てもらった意見は

「手術で取り切れるなら、手術
する方が根治の確率は大きいの
ではないか。
手術に賛成する」

とのことだった。
米国ではがん治療のセカンド・
オピニオンはまず放射線医師に
求めると聞いたことがあるが、
彼はがんの放射線治療を長くや
ってきた医師。

相談できる相手がいてラッキー
だったかもしれない。

 

 

「手術」を選択

仕事でも話すことが欠かせない
ため心配したが、

声帯を司る神経に触らず上手く
手術ができること、主治医も外
科医で手術を勧めたので「手術」
を選ぶ。

それを伝えると、頭の良い無駄
なことを言わない主治医が、嬉
しそうな顔をして
「頑張りましょう!」とこの人
らしくないことを言った。
外科医は手術が嬉しいものらしい。

 

 

山崎氏の考えた「持ち時間」

5年生存率が40〜50%。
ごくレアだが、手術の失敗に
よって短命になる事がある。

標準治療よりも良い治療方法が
ある可能性について、私は否定
しない(できない)。

だが、今回の自分のケースでは
自分の情報の理解力や判断のた
めの持ち時間などを考えた時に
「標準的な治療でベストだと思
えるものでいい」と割り切るこ
とにした。

「まあまあ上手く行くと、再発
を挟みながら5年程度は粘れる
のではないか」

 

 

 

 

 

 

手術後

通院は一月に一度で、再発防止
のための薬剤を点滴投与。
検査が3ヶ月に一度程度、数年
続く予定

 

 

2023年 2月
CT検査「何もなし、大丈夫」

 

 

2023年 3月末〜4月初旬
いきなり声が出なくなる。
体調変調、ガン再発。
進行は均質ではなく急に進む。

複数の転移、骨や胸膜、胸腔内
にありステージⅣ。

「これから活動できるのは、
せいぜい半年とか、一年とかで
しょうか?」

「いや。
山崎さんの場合進行が早いので
半年は保証できません」
主治医はやや興奮気味に答えた。

 

 

2023年 4月
抗がん剤を投与の入院、
放射線を部分的に当てて免疫を
強化治療。

目に見えて調子が悪くなり
途中で退院。

いくつかの連載は全てこなす。

 

 

コーヒーを禁止された方が辛かったと……

 

 

 

退院(2022年11月)するまでの治療費

医療費(タクシー代等は別)と
して払ったお金は約235万円。

ただし、この中には約160万円
の個室費用が入る(一日あたり
4万円のシャワー付き)。

個室費用を贅沢費と言うが、
そのおかげで連載を1本も欠か
さず続けることができたとも
付け加えている。
従って、これを除くと約75万円。

  235  −  160= 75万円

2022年時点で、東京証券業健康
保険組合に加入者だったので、
同組案が設定している医療費1回
の支払いが2万円を超えた部分を
補填、結局支払った医療費は
約 14万円だった。

75 − 61 = 14万円

 

 

 

がん保険は
「明らかに要らない保険」

保険加入時点では、がんに罹っ
てどのくらい出費が生じるかは
わからないが、

がん保険が平均的に診て加入者
によって損で、保険会社に得な
契約であることは、計算しなく
てもわかる。

つまり、がん保険に入らない方
が圧倒的に正しく

「がん保険という損な賭け」に
は参加しない方が得。

自動車事故や災害等の保険は別
だが、がん保険は明らかに要ら
ない保険。

(https://note.com/hajime_yamazaki/n/n9db07a0f3606)

これは病気になる前からの持論
だったようです。

同じ日に亡くなった大江氏も。

     |

「日経 2024年1月16日

大江さんも個室代以外の純然た
る治療費の負担は22万円だった
という。

民間の保険は42歳の時に全部解
約したというが、いざ病気にな
ってみても日本の公的医療保険
はしっかりしているので、民間
保険は最小限でいいという結論
に達したという」

 

 

 

 

 

 

個人的に興味深く感じられた部分

「自分のお金に興味が持てなか
ったし、利殖に熱心な同僚を尊
敬よりは軽蔑していたので、距
離を置いた」

 

「半ば意図的に、不動産と自動
車から『降り』て、賃貸生活。
自由に暮らせたつもりなので
あっていたと感じている」

 

 

病気になってから2度引っ越し

手術の少し前に病院近くの 1K
マンションに越し(ご子息は
大学近くで暮らし、お嬢さん
は高校のある沿線で奥様と同
居)、手術後に1日5食の食事
を自ら用意したそうです。

お料理のスキルはあるとのこ
とですが、そういう問題では
なく術後、様々な不安のなか
一人暮らしを選ばれた勁さに
感動しました。

2度目の引っ越しは、山崎さん
・副社長、2人の会社のオフィ
スを整理し、自宅兼オフィス
に引っ越し。
そこが終の住処に。

 

 

 

「最期の一日は自分のもの」

「2023年12月25日

11月から12月にかけて急速に体
調悪化、平均で2ヶ月、最悪で
1ヶ月と意識した。

1か月ともなると向こう側から
も、時間がこちらに迫ってく
る感じがする。

しかし、このような時こそ、
原理に立ち返るべきだ。

最期の日のぎりぎりまで幸福
は追求できる。

一方、他人はその人を過去の
業績その他で評価しようとす
るかも知れない。(略)

過去は『他人』のもの、最期
の一日は『本人』のものだ。

お互いに機嫌良く過ごす上で
邪魔になるものは何もない。
上機嫌なら全て良し、と思う
が如何だろうか」

 

 

魅力的な方だったのですね。
合掌……。

 

 

 

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