過剰診断にご用心!
スイスは乳がん検診廃止勧告
「産経 2014年11月25日
名郷直樹
武蔵国分寺公園クリニック院長
アメリカ内科学会誌報告
乳癌検診で癌の疑いとされた人
のうち、癌でなかった偽陽性の
人は年齢が若いほど多い傾向。
『乳癌検診で診断された乳癌患
者の30%が、本来は治療不要な
もので、過剰診断』との論文も。
欧米マンモグラフィー乳癌検診
1980年代から普及し、
1990年代には60%の受診率に。
早期乳癌発見が、導入前の
2.5倍に増えたが、それにより
進行癌が減っていなかった。
過剰診断問題を重くみたスイス
医療委員会は2014年、対策型の
マンモグラフィー乳癌検診の廃
止勧告」
マンモグラフィーは有益でない?
「看護roo! 2015年7月30日
『ピンクリボン』=『乳がん検
診』が浸透し、マンモグラフィ
ーによる乳がん検診が推奨され
ている日本。
しかし、国際的にはマンモグラ
フィーによる乳がん健診の有益
性が疑問視されている流れも。
スイス医療委員会
(上記記載)
カナダの研究
『マンモグラフィーは乳がん死
亡率を下げる効果はなく、逆に
不要な手術・放射線療法・化学
療法などの過剰診断を招いてい
る』
米国医師会医学誌
『JAMA Internal Medicine
・乳がん検診が10%増加すれば
乳がん診断は16%増加する
・乳がん検診の増加は、進行乳
がんを減少させたり、死亡率を
下げる効果はない
・乳がん検診は、過剰診断を広
げている』
乳がん治療をする必要はおそら
くない女性に様々な確定診断、
さらに不必要な外科的手術や
抗がん剤治療を招いている」
検診の害は確実だが、総死亡率は減らない
事実を率直に認める
「文春オンライン 2017年5月15日
鳥集徹
『英国医師会雑誌(BMJ)
(BMJ. 2016 Jan 6;352:h6080.)
私たちは医療従事者に、がん検
診には限界があること、すなわ
ち検診による害は確実だが、総
死亡率を減らす効果はないとい
う事実を率直に認めるよう奨励
したい。
がん検診を拒否することは、
多くの人にとって賢明で合理的
な選択であるかもしれない』
にもかかわらず日本では
『がんは早期発見・早期治療が
大切』
『そのためにも、がん検診を受
けることが肝心』
と思い込んでしまっています」
乳がん検診で乳がんができる
「ボーボボ 2024年3月29日
女性のマンモグラフィ
胸のレントゲンの被曝量の
1000倍。
そりゃ 年々は乳がん倍増する。
アメリカでは 39歳以下の女性に
マンモグラフィやった医師は
ブタ箱行き。
日本では クーポン券配ってまで
ピンクリボン運動やってまで
マンモグラフィ検査。
日本の医療には確実に殺意が」
* |
「Chika 2024年3月30日
検診でマンモ
→近所の医院でマンモ
→精査のため大きな病院でマンモ。
データを持っていかず、他院に
紹介されるたびに撮影しなきゃ
ならなくて、下手すりゃ1ヶ月
に3〜4回撮ることも。
被爆まみれ」
* |
「jinpeiishii 2024年3月30日
乳癌検診を受けると乳癌ができ
ます。
検診がない癌は増えない」
無医村に胃の専門医が来て無胃村に
「肛門科女医みのり先生 2024年4月1日
信じられないかもしれないけれ
ど、痔ではない正常な肛門を痔
だと診断して手術をしている医
師がいる。
肛門科に限った話ではない。
他の診療科でも似たようなこと
がある。
病人を作ってどうする?!」
* |
「jinpeiishii 2024年4月1日
乳癌ではないおっぱいも、子宮
頸癌ではない子宮も膵臓癌では
ない膵臓も手術されています。
『無医村は胃の専門医が来て
無胃村になった』
はあるあるです。
世代によって虫垂が切られる世
代、胃が切られる世代、乳房を
切られる世代などあります。
その疾患が本当に多かったわけ
ではなく、その時代に高い診療
報酬が付きドル箱となっただけ
です。
『しこり』は多くの人に普通に
あります。
それが癌で、さらに命を奪うほ
ど進行するのはごく僅かです。
そして手術を受けても死亡率は
変わりません。
『乳がんにかからない方法・治る方法』」
石井仁平医師
「乳がんにかからない方法・治る方法」から
(https://note.com/jinniishii/m/m93cb94464383)
検診が増えても乳がん死者数は減らない
間違い①
「乳がん検診を受ける人が
増えれば乳がん死は減る」
乳がん検診を受ける人がいくら
増えても、乳がんで亡くなる人
は減らないことはグラフを見れ
ば一目瞭然です。
(年齢調整死亡率とは10万人
あたり1年に何人亡くなるか
高齢化の影響が出ないように
計算した死亡率という意味)
乳がん検診の受診率は、40%を
超えて増加を続けています
(2016年44.9% 国民生活基礎調査)。
ところが乳がん死は減っていな
いどころか増えているのです。
これは年齢調整死亡率ですから
高齢化の影響ということはでき
ません。
1970年は史上初の10%増ですが
前年に乳がん集団検診が始まり
ました。
マンモグラフィーに関しても同
様の結果が出ていますが、おそ
らくマンモグラフィーもそのう
ち無効だと「医学的」に「認め
られる」でしょう。
これまでのペースなら何十年後?
という感じですが。
一度出来上がったシステムは、
間違いだとわかっても変えられ
るまでに時間がかかるのです。
また、同僚ナースに聞いてみる
と、乳がん患者を看護した人ほ
ど乳がん検診を受ける人は少な
いです。
現実がわかっているからです。
ちなみに医者でバリウムを飲む
人もまずいません。
バリウムで腸破裂などをきたし
て緊急手術になる人は毎年診ま
す。
この秋すでに2人…。
検診が無効な理由は
現在、日本で標準的に行われて
いる治療の中に、乳がんを根治
させる、つまり再発の恐れなく
「治す」治療法が無いことです。
乳がんになる女性の割合
50年前 50人に1人
現在 14人に1人
( http://nyubo-saiken.com/cancer/ )
乳がんになる原因
NHK『ためしてガッテン』では
「少子化により女性の妊娠や授
乳期間が減り、月経回数が増え
女性ホルモンの分泌期間が長い
こと」と説明。
出産や授乳機会が少ないのは発
症リスクが高いのは確かですが
だからといって全ての人が持つ
女性ホルモンが乳がんの原因だ
とは言えません。
亡くなった女優の樹木希林さん
はホルモン療法を受け
「これは飲んではいけないもの」
とすぐ中止したそうです。
乳がん 第一の原因
乳腺細胞のビタミンD不足
______________
女性ホルモン
(エストラジオール)
乳腺細胞に「増えろ増えろ、と
にかく分裂しろ」というメッセ
ージを与える
______________
ビタミン D
「ストップ!増えなくていい」
「道を外れてるぞ!戻ろう」
などと、乳腺細胞が分裂するの
を抑え、癌細胞化しようとする
細胞を修正するよう促す
______________
ビタミンDは、日光を浴びること
で皮膚で作れる。
美白ブームが乳がんを増やした。
皮膚がんを恐れて日光を避ける
のは間違い。
(ガラス越しや衣服越しでなく
日焼け止めを塗らず、日の高い
季節と時間に)
乳腺細胞にビタミンDを届ける
ことができれば、癌化を防ぎ、
癌化した細胞(乳がん細胞)を
正常に戻したり、自分から消滅
する(アポトーシス)ことを促
したりできる。
美白ブームの火付け役となった
料理研究家が、乳がん同様にビ
タミンD不足と関連が強い大腸
がんで亡くなったのは象徴的。
紫外線が皮膚がんの原因は間違い
最も怖い皮膚がんはメラノーマ
通称ほくろがんです。
ほくろがんのできる場所は足の
裏など日光を浴びない所に多く
そもそも、日本人は世界でも最
も皮膚がんのリスクは少ない。
皮膚癌で亡くなる人はとても少
なく、ほぼ高齢者に限られる。
皮膚がんを恐れて紫外線を避け
ることは本末転倒。
ビタミンDを皮膚でつくる原料
はコレステロール
コレステロール(特にLDL)
が低い人はがん死が増え、
高い人の方が健康で長生き。
コレステロールを下げる薬・
食品やサプリメント(ビタミ
ンDを除く)、過剰なダイエッ
トや脂質制限食をやめる。
ビタミンDを腸から吸収するた
めには腸内細菌(乳酸菌)が
必要。
乳酸菌のエサは食物繊維。
抗生物質は腸内細菌を殺し、
使用が多いほど、乳がんにか
かる・死亡リスクも上がる。