ドイツ、SNSのヘイトスピーチに約60億の罰金

ドイツのヘイトスピーチへの対応

ツイッターでこんなつぶやきを見ましたので
早速飛んで見ました。

 

「くろすけ 3月18日
日本では高須や百田が野放し。これが民度の差か」

 

すると、ドイツで「ヘイトスピーチを24時間以内に
削除しないSNSには、最大60億円の罰金」という
法案可決したとのニュースでしたが、2017年の
こどのよう。

 

2017年6月30日に、ソーシャルメディア(SNS)が
ヘイトスピーチの投稿を削除しない場合には、最大
5000ユーロ(約60億円)の罰金を科す法案が可決
されました。

 

ドイツでは、2015年あたりからシリア、アフガニスタン
からの難民が急増したとこに伴い、SNSへのヘイト
スピーチの投稿も増加。

 

メルケル首相も、uSNSに対してヘイトスピーチ、
人種差別をあおるような発言の投稿については
対応の強化を促していました。

 

 

 

SNS側、24時間以内に削除を合意

FacebookやTwitterなどのSNSは、ヘイト
スピーチの投稿があった場合は、24時間以内に
削除することに合意したのが、2015年の12月。

 

法務大臣のHeiko Maas氏が、2017年7月3日
法案を提出し、約3か月後に可決され、10月から
施行されることになりました。

 

2015年の10月には、人種差別や民族憎悪を
扇動したとして、ドイツのハンブルグの検察当局
が、Facebookを捜査したことがありました。

 

また2016年11月には、暴力的な表現、ヘイト
スピーチ、テロを支援する内容、ホロコーストを
否定するような投稿を削除しなかったという理由
で、ミュンヘンの検察当局はザッカーバーグCEO
をも含む経営陣、10人の捜査を実施。

 

 

 

高須克弥さんにアウシュビッツ記念館が反論

場所は変わって日本の2015年10月19日、高須
クリニック医院長の高須克弥さんが、こんな
ツイートをしていました。

 

 

上が2015年10月19日の「高須克弥」さんの
ツイートです。
2019年3月19日に、それに反論リプライをつけた
のが、下の、ポーランドの「アウシュビッツ記念館
の公式アカウント」。
これが一部のマスコミによって報じられました。

 

 

 

ドイツ、高須克弥さんのツイート削除

ドイツに住む「毛ば部とる子」さんは、2015年の
時点から高須克弥さんの発言は知っていたものの
アウシュビッツ記念館の公式アカウントがリプライ
をつけたのを見て、
「ああ、とうとうこんなところまで話が伝わっ
ちゃったんだな」と思っていたのだとか。

 

ところがまもなく、高須克弥さんの例のツイートは
表示されなくなってしまったといいます。
問題のツイートがあるべき場所には、

 

《@katsuyatakasuさんのこのツイートは、現地の
法律に基づき、ドイツで表示が制限されています》
と表示されていたということです。

 

国内のドイツ語発信ならいざ知らず、海外の多言語
ツイートまでTwitter Germany GmbH が検索
しているとは思えないので、これは、ドイツ国内で
個別に申告・報告があったのではないかと思う、と
「毛ば部とる子」さんは、こんなツイートをしています。

 

「毛ば部とる子 3月19日
ドイツでツイッターを始めて0年になるけど、
こんな表示初めて見たよ」

 

「『アウシュビッツは捏造だと思う』などというヘンな
ことを言う人は、いつの世にもほんの少しはいる。
問題なのは、そういうヘンな人を、メディアなどが
起用することだ。
起用側はそういう発言を間接的に後押ししている
という自覚を持つべき。
番組中に同様の発言がなければいいという問題
ではない」と。

 

 

 

 

高須克弥さんに自衛隊から特製記念品授与

誠におっしゃる通りではありますが、そのツイートの
2日後、マスメディアどころか日本の自衛隊最高位
河野幕僚長から、高須克弥さんに特製記念品の
授与とのツイートがあり、暗澹たる思いです。

 

「pinball 3月20日

アウシュビッツを否定するネオナチに制服姿での
ツーショットで記念品を贈る自衛隊最高位。
大丈夫かよこの国。
我が国の自衛隊最高位統合幕僚長からネオナチ
への贈答品。
費用はどこから出てるんでしょうね」

 

「高須克弥 3月20日

河野統合幕僚長からかっちゃん特製の記念品を
いただいた。
家宝にします。なう」

 

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