イギリス、ヴァージン・アトランティック 客室乗務員にメイクの義務をなくす

先月、2月19日に職場でのヒール、パンプスの強制を
なくしたいというChange.orgのキャンペーンを御紹介
しましたが、今日は職場でのお化粧についてです。

 

(ちなみにChange.orgの「職場でパンプス、ヒールを
強制される」
の支持がすごい数になっているよう)

 

「BBC News JAPAN」の3月5日の報道によりますと、
3月4日、イギリスのヴァージン・アトランティック
航空は女性客室乗務員に勤務中の化粧を義務付ける
規則を廃止すると発表しました。

 

また、これまでは申し出がなければズボンの制服が
支給されなかったが、今後は児童的にスカートとズボン
が支給されるとのことで、ヴァージン・アトランティック
航空は「大きな変化」だとしています。

 

イージージェットやライアンエアーといった、新しい航空
会社では、比較的制服の規定が緩やかだそうですが
長い歴史を持つ航空会社の多くは、女性の客室乗務員
にお化粧を義務づけているのだそう。

 

ヴァージン・アトランティック航空の制服といえば、1984年
の営業開始時からの、アラベラ・ボーレン氏のデザイン
の制服「ヴァージン・レッド」で有名。

 

この制服は2014年には、ヴィヴィアン・ウエストウッド氏
によって再デザインされています。

 

今後、客室乗務員は、お化粧をしなくても働くことが
できるようになりましたが、ヴァージン・アトランティック
航空としては、「ガイドラインにある、口紅とファンデー
ションのパレットの使用を歓迎する」ということです。

 

同社の広報担当、マーク・アンダーソン氏によりますと
「新しいガイドラインでは、従業員が前よりも快適に勤務
できるようにするだけでなく、勤務中にどのように自分を
表現するのか、その選択肢を増やした」と説明します。

 

航空業界は、従業員の外見については最も保守的な
業界の一つと言われていますが、それでも近年は少し
ずつ変化しているようです。

 

一方、イギリス大手のブリティッシュ・エアウィズ(BA)
では、2016年に女性従業員のズボン禁止を廃止し
ていますが、お化粧は現在も義務づけられています。

 

実は私は、職場でパンプス、ヒールが強制されるという
ことも知らなかったのですが、今回のお化粧の義務も
知りませんでした(我ながら、疎すぎですね)。

 

もう20年ほど前になると思いますが、ドイツの飛行機
会社(ルフトハンザ航空だったでしょうか?、ちょっと
記憶に自信がありませんが)の女性乗務員が、スボン
姿でテキパキを仕事をこなしているのを見て、なんと
も清々しく感じたものでした。

 

私自身は経験したことがないのですが、日本の航空
会社では、女性乗務員が着物を着てサービスをする
とも聞いたことがありましたので、それに比べてとても
いいなぁ、と思ったのです。

 

思わず一緒に行った人に、「こういう方がいいよね」と
言いますと、彼女も同じことを思っていたそう。
「別に飛行機の中で、わざわざ客室乗務員が着物に
着替えて食事をサービスする必要はないものね」と。

 

その時の客室乗務員がお化粧をしていたか否かは
記憶に残っていませんが(なんとなくしていなかった
ような気も……)、全体の印象からは、仕事を
するのに最もふさわしい身なり、ということが感じら
れたのは覚えています。

 

飛行機ですから、揺れることもあるでしょうし、また
お客さんが倒れそうになった時など、機敏な動きが
要求されることもあるように思えますので。

 

またこちらも、同じ位前のことですが、知り合いの
女の子が中学に入学した時に、本来はスカート
だった制服を、彼女だけはズボンを希望して認め
られたと聞いたことがありました。

 

知り合いは、「言ってみれば変わるのよ!」と。
私はちょっと意地悪に「それは、あなたも夫も
(有名な)弁護士だからよ」と言っちゃったのですが。

 

その女の子も、現在はめでたく弁護士さんに
なって活躍しています。

 

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