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ツタンカーメンのエンドウ
5月、6月とエンドウの芽が出て
花が咲きました、とお知らせしました。
私はこの「ツタンカーメンのエンドウ」
については全く知りませんでしたが
調べてみるとこんな話がネットに。
ツタンカーメンは紀元前14世紀,
エジプト第18王朝のファラオ。
即位は10〜11歳と考えられており
即位後9年で死亡。
お妃はアンケセンアメン。
1922年、イギリスのハワード・
カーターにより発見された。
「王家の谷」にある墓場で
「黄金のマスク」など豪華な副葬品と
ともに、このエンドウが発掘された。
ツタンカーメンのエンドウの話は作り話?
この「ツタンカーメンのエンドウ」の話は
学校やマスコミよって広まったそうです。
一時は、小学生の間で「ツタンカーメンの
エンドウ」を栽培するのが流行ったとも。
と、こんなにロマンに溢れるお話なのですが
これは「作り話」という方もいらっしゃいます。
吉村作治は「アメリカのおばちゃんの
冗談から……」と言っていらっしゃるようです。
う〜ん、どっちなんでしょうね。
ツタンカーメン
「エジプト考古最高評議会」は、
2010年2月17日、黄金のマスクで有名な
古代エジプトのツタンカーメンの死因や
血縁関係を、ミイラのDNA鑑定によって
解明したと発表したそうです。
19歳で亡くなったとされるツタンカーメン
のミイラから、マラリア原虫のDNAが見つ
かり、マラリアを主因とする合併症が死因
だった可能性が高いことがわかったそう。
ツタンカーメンの死因については
暗殺説や事故死説がありました。
今回の調査では、「歩く時に杖をつき、
多くの病気を抱える虚弱な王」(評議会の
ザヒ・ハワス事務局長)の姿が
浮き彫りになったといいます。
ツタンカーメンの父親は多神教から
一神教への宗教改革を断行した先王の
アクエンアテン(アメンホテブ)と認定。
母親は、アクエンアテン王の姉か
妹にあたるとみられているそうです。
つまり、ツタンカーメンの
父と母は実のきょうだいということ。
これは古代エジプト(だけではありませんが)
では珍しいことではなかったそうです。
ツタンカーメンの妃も、ツタンカーメンの
父の娘であり、ツタンカーメンからすると
異母きょうだいにあたります。
また、王の墓から見つかった死産した
胎児のミイラ2体が、ツタンカーメンの
実子だった可能性が高いということ。
これらのことから、ツタンカーメン自身が
生まれながらに病弱であったこと、
そして彼の実子も死産だったことは
近親婚による弊害ではないか、
とザヒ・ハウス事務局長は書いています。
小学生の時に読んだ、ツタンカーメン王のお話。
その時にナゾだったものが
最近になってかなり解明されました。
この「ツタンカーメンのエンドウ」の
ナゾもいつか解決するでしょうか。
(「asahi.com 2010年2月17日」より)