国際ガールズデー 10月11日 

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10月11日は「国際ガールズデー」

今年はもう過ぎてしまいましたが、
10月11日は、世界の女の子について考える日
「国際ガールズデー( International Day
of the Girl Child)」なのだそうです。

 

「女の子の権利」や「女の子のエンパワー
メント」の促進を、国際社会に広く呼びかけ
る日で、プラン・インターナショナルの働き
かけを受けて国連が定めたもの。

 

開発途上国では女の子の多くが経済的、文化的
な理由により学校に通えず、10代前半での結婚
を余儀なくされ貧困の中で暮らしています。

 

 

 

 

 

「まだ恋は知らない……」

数年前の地下鉄の中で見たポスターには、
「(インドの少女の写真とともに)
14歳で結婚 15歳で出産 でもまた恋は知らない」

 

うろ覚えなので、この年齢は間違っている
かもしれませんが、こんな感じの文章が
書かれていました。

 

多分、ブラン、インターナショナル
のものだったのでしょう。

 

最後の「でもまだ恋は知らない」という
ところで、この結婚が彼女自身が選んだ
のではないことがわかります。

 

 

 

 

 

1年に1億2000万人が性暴力に

結婚もし、子どもまでいるのに彼女はまだ
「恋は知らない」。
ふさわしい表現かはわかりませんが
残酷さが胸をつきました。

 

日本も昔はそうだったと聞いたこともあります
し(健婚式の日に、初めて夫になる人に会った
なんて話も)、その時代の人はそんなものだ
と諦めていたのかもしれません。

 

3人に1人の女の子が、18歳未満で結婚させられ
(2013年)、1億2000万人の女の子が性暴力
にあって(2014年)いる、この世界。

 

もっとも性暴力は女の子だけではなく男の子も
で、つまり弱者が被害者となるということです。

 

 

 

 

 

福島みずほさんのツイート

もちろん、先進国であっても様々な
社会的制約が女の子を縛っています。

 

11月10日に参議院議員の福島みずほさん
がこんなツイートをしていました。

 

「#女の子だから おとなしくしていなさい、
女の子だから可愛くしていなさい、
女の子だからそんなこと言ってはいけません、
女の子だから勉強しても仕方がない、
女の子だからという制約は全て取っ払って
いきましょう!」

 

 

 

 

 

「男女平等」という活字を見て涙が……

そういえば福島みずほさんが、初めて
国会議員になった時に事務局のお手伝い
をしたことがありました。

 

その時、ボランティアできてくれた女性が、
福島さんの本の中に『男女平等』という言葉が
出てきた時に涙が出て、今日ここに来ました、
と言ったことが忘れられません。

 

まあ、ちょっとこれだけでは言葉が足りない
なのですが、男女平等という言葉を見た時に
彼女の中で湧き上がった様々な体験や思いは
想像に難くありません。

 

 

 

 

 

「buu」さんのツイート

国会ウォッチャーとして有名な「buu」さんの
7月のツイートを御紹介したいと思います。

 

「母の、私と兄弟の扱いには明らかに違いが
あった。
でもそれは、『息子が恋人』という母親なる
ものの習性とうか、溺愛ゆえのことと、自分
では消化していた。
けれど、女性差別も、やっぱりあったんじゃ、
と初めて気づいた。

 

父からも、今でもしょっちゅう言われる。
『男だったらなぁと何度も思った』と。

 

 

 

 

ま、ツイッターでは、性別が明らかになる
ツイートをするたび、『男だと思ってた』
リプが沢山くるんだけど。

 

小学校に上がったばかりの頃、私はまだ、
自分用の傘を持ってなくて。
思えば、この梅雨の時期だったのかなぁ、
雨が降ると、母の、縮緬模様のような
えんじ色の傘か、弟の、茶色い怪獣が沢山
ついた青い傘を持たされた。
友達の、ピンクや赤の、花やリボンの
ついた可愛い傘がうらやましかった。

 

 

 

 

当時、母はとても厳しくて、私が弟の傘を
嫌そうにすると、『恥ずかしくないっ』と
一喝された。
後年、母と私の力関係が少し変わってから、
『とても嫌だった』と話してみたことがある。
『自分の子供時代、兄のおさがりを使うのが
当たり前だったから、全く貴女の気持ちに
気づかなかった』と驚かれた。

 

(いや、だって、上の子の ‘おさがり’
なら、それは分かるよ、おかあちゃん)

 

あれも、男子優先、が、母の中では
当たり前だったんだろうなぁ。

 

 

 

 

いや、本質は、『息子溺愛』だったんだと
思うけれど、世間の『男尊女卑』の風潮が、
それを正当化してくれた、ってところだろう。

 

さらに後年、弟優先が嫌だった、と母に
ぶちまけたことがある。
『貴女なんて、性が違うからまだマシで
しょう。
私なんか、母親に、妹と差をつけられて
どんなに辛かったか。
私の着物を作ってくれると言っていた赤い
反物が、出来上がってみたら妹用だったこと
に、どれだけ傷ついたか』と逆切れされた。

 

 

 

 

もう茫然として、言葉を失うと言うか、
笑うしかないと言うか、1ミリも理解
できなかったけど。
いや、そりゃ悔しい気持ちは分かりました
けど、お母さん。
それと私と、何の関係が?と思ったものだけど。

 

『男女で扱いに差があるのは、そういう
社会なんだから仕方ないだろう』
と言ってたんだな、あれ。

 

 

 

 

『一生懸命子育てしたのに、なぜ今ごろそんな
事を言われなければ』というのが、老いてから
の母の気持ちだった、『一生懸命やったのよ』
が口癖で。

 

(そゆの、『一生懸命ロンダリング』
って言うんだぜ)

 

結局、ドラマのように、後年『話し合って
心から分かりあい許しあえ』優しい主題歌が
流れる中、手を取り合う、というようには
いかなかったけれど。

 

 

 

 

まぁ私が求めすぎたのであって、母は母なり
に、自分の常識と能力の範囲内で精一杯育てて
くれたんだろうな、というところに、自分の
気持ちは落ち着いてる」

 

 

 

やっぱり男女差別だったんだよね

buuさんのお気持ちが、本当に素直に
綴られている美しい言葉の数々。
感銘を受けました。

 

お父様からは、「男だったらなぁと何度も
思った」と今でもしょっちゅう言われると
いうことには、驚きというよりは愕然と
しましたが。

 

 

 

 

女親の男の子に対する溺愛、ではありながら
も、やはりそこには男尊女卑が見え隠れする。

 

年月が経たのちに、自分の悲しかった思いを
甘えと非難半分ずつ、といった感じで母親に
吐露するも、方向違いの母親の過去の悲しみ
が怒りとなって飛んでくるという……。

 

結局、話してはみたものの聞きたい
言葉はかえってこなかった。

 

 

 

 

親子や血が繋がりが、岩のような頑強な
絆であったとしても、個々の思いはそれほど
理解しあえるわけではないのも常のこと。

 

心のすれ違いに一抹の寂しさを感じながら
も、一歩引いた大きな視点で母を見ること
で自らの心を落ち着けるという「buu」さん。

 

あたかも優れた短編小説のような
ちょっと悲しくもやさしいツイートでした。

 

 

 

 

 

3日前にはこんなツイートも

「きのこ 2019年10月27日

産後の退院直後から義母がスマホが
壊れただの家具を組み立てろだの
何かにつけて夫を義実家に呼びつけ
ようとして、その度に
『子育てがあるから行けない』
って夫は断ってたら
『なんでアンタが
そんなことしなくちゃいけないのよ!』
ってキレた義母に、夫が
『父親だからだよ!』
ってすかさず返したの有能すぎる」

 

こんな素敵な夫さんばかりだといいですね。
夫の母親も彼を育てたはずですが、子育て
は夫の手助けなしで私一人でやってきた、
なんて思っているかもしれませんが。

 

 

 

 

 

「質問の意味が……」

「男女平等 世界一への道
アイスランド女性権利協会事務局長へ
のインタビュー」が朝日新聞DIGITALに
載っていました。

 

アイスランドは、世界経済フォーラムの
男女格差ランキングで10年連続1位を誇る
「世界で最も男女平等な国」と言われて
いる国です。

 

方や、日本は10年間順位を下げ、去年は
149カ国中110位という体たらく。

 

 

 

 

記事の中で、
「日本では『政治は男性がするもの』
という
イメージが依然あるのですが
アイスランドではどうですか?」
との記者の問いに、

アイスランド女性権利協会事
務局長はこう答えました。
「ごめんなさい、質問の意味が
理解できませんでした」と。

 

……、ふっ〜、おもわず笑っちゃいましたが
すぐあとで、ちょっと泣きたくなりました。

 

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「1位」と「101位」 「生活費の高い都市ランキング」東京が1位

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

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今日は1位、でも「生活費の高い都市ランキング」

先日は、2012年の日本の男女格差は
世界で101位という、あまり喜ばしく
ない結果だということをお知らせしました。

 

今日は、「生活費の高い都市ランキング」を……。

 

2月4日のロンドン、ライターによりますと、
英経済紙エコノミストの調査部門エコノミスト・
インテリジェンス・ユニット(EIU)が
4日に発表しました。

 

EIUは、世界140都市について、
食料や衣料、家賃など160項目
以上の価格を調べたそうです。

 

注目のその結果ですが
なんと東京が1位に返り咲き
大阪が2位。(!)

 

 

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「東京」は、1位の常連 (!)

1992年以来、東京が1位以外だった
のは6回のみで、昨年1位だった
チューリヒは7位に後退しました。

 

私としてはチューリヒ、ジュネーブ
というスイス勢が高いようにも思うの
ですが、それらを抜いて東京なのですね。

 

そんなもん、返り咲かんでもいいよ、
という感じですが……。

 

 

 

 

ということはですよ、前回の世界の
男女格差は日本は101位ですので
東京に住んでいる女性って、

 

男女格差はバリバリあって、
生活費はめちゃくちゃ高い……!!

 

( ↑  心の中で「!」を
お好きなだけプラスしてね)

 

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