「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!
病気と認められるもの、認められないもの
このところ「あぷりのお茶会」では
「シックハウス症候群」「化学物質過敏症」
「電磁波過敏症」といった、なかなか病気と
認められなかった症状を取り上げてきました。
この中で、「シックハウス症候群」と
「化学物質過敏症」はすでに保険適応の
病気になりましたが「電磁波過敏症」は
未だ認められていません。
人数でいいますと「電磁波過敏症」
は650万人と推定されていますので
決して少ないとはいえませんが。
それに何より、2002年には当時のWHO
(世界保健機関)の事務局長であるグロ・
ハーレム・ブルントランさん(元ノルウェー
首相・小児科医)自らが電磁波過敏症だと
告白しているということですが、20年近く
たってもまだ認められていないのですね。
2002年当時、WHO(世界保健機関)の
事務局長で、電磁波過敏症だと告白した
グロ・ハーレム・ブルントランさん
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1 シックハウス症候群
(Sick House Syndrome)
患者数ー100万人
病気と認定
2002年に厚生労働省が、診療報酬明細書
(レセプト)等に記す病名として登録
とはいえシックハウス症候群のすべての
診療が、健康保険の対象になるわけでは
ないようで、必要性が高い診療が保険の
範囲内として認められるよう求めている
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2 化学物質過敏症
(Multiple chemical sensitivity)
患者数ー70万〜100万人
病気と認定
2009年10月1日から厚生労働省は、診療
報酬明細書(レセプト)に記載するため
の病名リストに登録
これまで全額自己負担であった化学物質
過敏症患者に保険が適用されることに
多くの医師は「化学物質過敏症」に
関心がないともいわれており、診療
できる医師は限られている
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3 電磁波過敏症
(Electrical Hypersensitivity)
1980年ごろから急増
患者数ー650万人
医学的には正式な病気と認定されていない
総務省・電磁界情報センターでは
「心療内科」の受診を勧めている
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総務省の見解
総務省の関東総合通信局のサイトの
「行政相談FAQ」に、「電波で人体を攻撃
できますか?」という質問がありました。
それに対して、
「日常生活空間で人体に影響を
与える電磁波はありません。
また、人体を攻撃する電波
(機械や装置)はありません(略)」
と明確に否定した回答が載せられています。
「日常生活空間で人体に影響を与える
電磁波はありません」の次に「人体を
攻撃する(電波や装置)はありません」
とも書いてあります。
電磁波攻撃被害?!
実はこれ「電磁波攻撃被害」のこと。
総務省の回答では、ないとのことです
が、このような事件もありました。
2018年10月8日の「The Asahi Shimbun
GLOBE+」には、キューバのハバナと
中国・広州にあるアメリカ総領事館で
米外交官らが聴覚障害などを訴えた事件
に関し「マイクロ波という見えない兵器」
と題する記事が掲載されたのです。
電磁波過敏症さえ認められていないのです
から、電磁波攻撃の被害などとても理解
されない話ですがそれを訴える人もいます。
私には本当のところはわかりませんが
それらの多くの人は「統合失調症」の
症状だと説明されているようです。
これについては、長くなってしまいます
ので、また改めて書いてみたいと思います。