「ノベンバーイレブンス」2020年5月で閉店

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

 

(写真/「November Eleventh 1111 part2」)

 

 

「ノベンバーイレブンス」閉店

昨日(2020年5月13日)、赤坂の一ツ木通り
にあるライブビストロ「ノベンバーイレブンス」
から閉店のお知らせが来てしましました。

 

 

「閉店のお知らせ」

1996年より営んで参りました当店ですが、
2020年5月末をもちまして 24年間の
歴史に幕を降ろすこととなりました。
今まで様々なジャンルのライブを行い、
大勢のお客様と出演者の方々に支えられて
参りました。
お店を愛してくださった全ての方々に
心より感謝を申し上げます。
長い間 本当にありがとうございました。

宇崎竜童 阿木燿子
松田光輝 土居 暁 関係者スタッフ一同

 

 

 

「November Eleventh 1111 part2」の店内

 

 

Live Bistro「November Eleventh 1111 part2」
のオーナーは、音楽家の宇崎竜童さんと、
作詞家の阿木耀子さん。

 

ライブを楽しみながら手作り料理やワインが
いただけるというライブビストロでした。

 

1996年に開業し、一度お休みがあったので
しょうか、2012年4月5日に Part2として
再びオープンしています。

 

全部で50席ほどの程よい広さの空間で
繰り広げられたのはジャズやフラメンコ、
津軽三味線等々、様々なジャンルの音楽。

 

 

 

 

「この場所だからできたLIVEが沢山あった
と思うので、閉店はとても寂しいです。
長い間お疲れ様でした。
素敵な思い出を、本当に有難うございました!」

 

5月13日のツイッターに、みゆきさんという方
がこのように書いていらっしゃいました。

 

「あの空間が大好きでした」
「入り口のドアからすてきで、細かいお花の
シャンデリアも大好きでした」という方も。

 

ノベンバーイレブンスのサイトには
今月のスケジュールは、全てコロナの
ために中止と記載されています。

 

閉店がコロナと関係があるのか否か
はわかりませんが、こんな時期です
ので残念さもひとしおですね。

 

 

ひどい写真でごめんなさい
美しさが全然、全然伝わらない

 

 

 

2012年4月10日 チャリティーコンサート

上は、社会福祉法人プロップ・ステーション
の理事長をなさっている「ナミねぇ」さんこと、
竹中ナミさんのコンサートに行った時の写真。

 

「チャレンジドや高齢者が、元気と誇り
を持って働ける国に」を掲げている
社会福祉法人プロップ・ステーション。

 

このチャリティーコンサートは、311の
震災復興のためのコンサート・東京版
で2012年4月10日に行われたものです。

 

 

左に見える赤坂プリンスホテル
もなくなってしまいました

 

 

ナミさんの歌唱力の素晴らしさは勿論
のこと、最後のオリジナルの「ありがとう」
という曲の歌詞がまた素敵でした。

 

「優しさも   裏切りも   私の宝物」……!

 

その上、贅沢なことにゲストも
いらしてゲストの桑野信義さんの
トランベットのカッコイイこと!

 

トランベット、歌、トークの三拍子
が、もう申し分ありません。

 

 

 

 

桑野信義さんが、祖父、父と三代に
わたってトランベッターだったという
ことはその時、初めて知りました。

 

私は特にトランペットが好きというわけでは
ないのですが、ストレートに突き抜ける
音の心地よさに、思わず言葉を失います。

 

もっと、もっとトランペットの音
を聞いていたかった春の夜でした。

 

 

 

「春の宵   桜が咲くと花ばかり   桜館」

これは、道路に面したお店の入り口の写真。

 

 

 

 

加藤周一作詞、中田喜直作曲の「桜横丁」
という歌曲があります。

 

その中に
「春の宵   桜が咲くと花ばかり   桜横丁」
という歌詞があるのですが、まさにそれ!

 

何種類もの桜の枝、というよりは幹と
表現した方が正確なほど、一本一本が
太く大きくて立派な桜。

 

 

 

 

それが1階の入り口から、階段の全ての
手すりのそばに、そして2階のお店の
入り口まで、ずっとずっと続いていて。

 

薄い桜色の花から、濃く鮮やかな紅に
近いものまで色とりどりの桜でした。

 

日比谷の帝国ホテルには、この季節に
なると玄関に、本物の桜の木がどど〜ん
という感じで鎮座ましまして、貫禄が
ありとっても豪華。

 

 

ありえない美しさでした……

 

 

でも、それに勝るとも劣らないノベンバー
イレブンスのこの桜尽くし、桜責め(!)
には、本当に感動したものでした。

 

あくまでもコンサートの舞台装置なのです
が、数え切れないほどの沢山の桜の花に
お客様を迎える最大限の心配りを感じます。

 

このような状態の場合、お花の最高の美しさ
が、どの位維持できるのかはわかりませんが
直前の飾り付けにさぞ心を砕かれたはず。

 

 

 

 

そんなことを全く気取らせず、惜しげ
も無く美しく咲き誇っている桜たち。

 

2度と訪れることはないであろう
贅沢な美しさの中での至高の時は
私の最高の思い出の一つです。

 

「春の宵   桜が咲くと花ばかり   桜横丁」
という先ほどの「桜横丁」の歌詞は
次のように続きます。

 

 

 

 

「思い出す恋の昨日
   君はもうここにいないと」

 

 

「November Eleventh 1111 part2」
 ありがとうございました!

 

 




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4 thoughts on “「ノベンバーイレブンス」2020年5月で閉店

  1. もうすぐ彼の誕生日なので、以前目にした宇崎竜童さんのお店でサプライズディナーをと思い、HPを見た所閉店との事、驚きました。とても残念です。
    写真や文章がとても素晴らしく、思わずコメントしました。
    本当に、愛されたお店だったと、もっと早く行けば良かったと、とても感慨深いです。

    • YUKARIさま

      コメントありがとうございます!
      ホント、そうなんです。
      いつもこのような時に思うことですが、
      もっと、いっぱい行けばよかったと……。
      お昼に、カレーパンランチという
      お手頃で楽しいイベントもあったとか。

      閉店のお知らせをいただく少し前のこと、
      料亭の記事にコメントをしてくださった方が
      家庭画報の記事を紹介してくれました。
      そこには、宇崎竜童・阿木燿子夫妻のお気に
      入りの赤坂のレストランが載っていたのです。
      って、他のレストランを紹介していたお二人
      のお店が閉店なんて、ととても悲しくて。

      いえ、でもでも悲しいことだけではないです。
      とっても素敵!!
      間近になった彼のお誕生日のサプライズ
      ディナーなんて、YUKARIさんのお優しさに
      びっくりです。
      残念ながらノベンバーイレブンスではなくても
      きっと素晴らしいディナーになることでしょう!
      お二人の素敵なお誕生日になりますように!

  2. 非常に残念です。
    先日の9/7(火)新橋のベッラ・マティ-ナのLIVEに行って来ました(音楽の世界は最高です)、歌い手さんは『あみさん・三原ミユキさん・橘妃呂子さん・花城優佳さん・P今野勝晴氏』でした。ミユキさんが『身も心も』と『十六夜小夜曲』を圧倒的な迫力ある歌唱力で聞きほれてしまいました!!。私は六本木の電気工事会社の現役70過ぎの高齢者です。足腰が丈夫で元気な内にやり残したことを一つでも多く色々な事にトライし想いで作りを実践して居ます。昨晩から本物の『宇崎竜童&阿木燿子さん』のノべンバ-イレブンスに行かなくては!!と思いまして今パソコンで住所を検索したところの状況結果【閉店】を知りました!!、残念で非常に寂しい思いです。

    • 辻  理さま

      コメントをありがとうございます!

      そうなんです、ノベンバーイレブンス が
      閉店してもう1年以上経ってしまいました。
      かえすがえすも残念でなりません。

      ベッラ・マッティーナというお店、私は行った
      ことがありませんというよりは、名前も知りま
      せんでした。
      実は私は、辻さまと正反対で小学生の頃から
      「若年寄り」のように家にへばりついていて
      外に出るのが苦手でして。
      本当にどこにも行ったことがないのです。

      2年ほど前に、ジャズピアニストの佐山雅弘さん
      が亡くなったというニュースを知って呆然とした
      ことがありました。
      大学の先輩でもあり、学年は違うものの高校生
      の時、大学受験前講習会で同じクラスになり、
      クリスマスパティーと称したイベントではプレゼ
      ント(100円のですが)交換の相手が、たまたま
      佐山さんというご縁もあったりして。
      彼は当時から、「天才」でした。

      それなのに、それなのに……、私は彼の
      ステージに一度たりとも足を運んだことが
      なかったのです。
      悔やんでも悔やみきれません。
      悲しい知らせの後は、何日も彼の音楽に浸る
      日々を過ごしました。
      アホです、私は。

      それに引きかえ、辻さまは、なんと素敵な!
      格好いいですね〜!
      「高齢者」、えっ?、「高経験者」でしょ?

      私も辻さまを見習って、やり残したことを
      (やり残したことだらけではありますが)
      少しでもトライしたいと思います!
      いえ、します。
      ブログをしていると、こんな素晴らしいことも
      あるのですね、感謝です。
      本当にありがとうございました!

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